Philippe Melka(フィリップ・メルカ)はボルドーに生まれ、育ち、ボルドー大学で醸造を学んだというカリフォルニアでは異色のワインメーカーです。1989年に学位を得、1991年に修士を取得した後、Chateau Haut Brionなどで働きました。働いたワイナリの中にはDominusやRidgeもあり、Ridgeで妻のCherie(チェリー)と出会いました。その後もフランスをベースに様々な国で働いていましたが、フランスの一流ワイナリでは、ワインメーカーになるまで何十年もかかってしまうことから、カリフォルニアを選び、ナパに落ち着くことになりました。

1995年、最初に採用したのはLail Vineyards。Inglenookの元オーナーの娘であるRobin Lailのワイナリです。1996年には自身のMelka Winesを立ち上げます。

1990年代末には多くのワイナリのコンサルタントを始めます。中でもVineyard 29ではハイジ・バレットの後継という重責を担いました。

メルカを決定的に有名にしたのは2002年、ヘレン・ターリーの後を受けてBryant Familyのワインメーカーになったことでした。1990年代末からの「カルト・ワイン」フィーバーの一角をなしたワイナリであること。オーナーとヘレン・ターリーとの不仲がニュースに取り上げられ、去就が注目されていたこと。自然に新任者にも注目が集まりました。

2007年までのBryantでは、成果もはかばかしくなく、最後は喧嘩別れに近い終わり方になってしまいましたが、Hundred AcreやDanaではWine Advocate誌で100点の評価を得ており、メルカの評判はますます上がっています。2008年9月のFood&Wine誌では、ロバート・パーカーが「世界で最も影響力があるワインコンサルタント」9人の1人として、ヘレン・ターリーやマーク・オーベールらとともにメルカを選んでいます。

Lail 1995-現在
Melka 1996-現在
Caldwell 1998-2005
Marston 1998-2010
Hundred Acre 1998?-現在
Vineyard 29 1999-現在
Constant ? -2002
Seavey ?-現在
Quintessa  ??-2007?
Bryant Family 2002-2007
Dana 2005-現在
Gemstone 2005-現在
Cliff Lede 2010-現在