世界で最も影響力があるワインの小売業者は何でしょう? 答えはコストコ(Costco=コスコ)。ワインだけで年間10億ドルを売りさばいており、高級ワインをどこよりも安く売ることで、米国のコンシューマーの高級ワインへの道標になっているともいいます。そこのバイヤーを率いるアネット・アルバレス・ピータースがCNBCのインタビューに答えた動画が公開されています(Costco's Wine Buyer Doesn't Think Wine Is Different Than Toilet Paper)。

アネット女史、以前は自動車のパーツの部門でバイヤーだったということで、ワインのバックグラウンドはほとんどなく、知識もバイヤーになってからのものだけのようです。

インタビューのやり取りでは、アネット女史が、ワインはテレビや服飾と比べて何も違わない、といい、インタビュワーが「でもトイレット・ペーパーやアルミ箔とは違うんじゃない?」と聞くと「なぜ?」と返します。「パーソナルなものだから」と答えると「人はそんなふうに見たがるわ。でも最終的にはただの飲み物にすぎないのよ」と、ワインラバーが目を剥くような内容になっています。

その割り切りがコストコらしいところではありますが、なかなか面白いインタビューなので、元記事から動画を見ることを薦めます。