ジェファーソン・ボトルの裁判、提訴は遅すぎた?
「ジェファーソン・ボトル」というのは米国第3代大統領でワイン好きとしても知られたトーマス・ジェファーソンが持っていたとされるワインのこと。これがオークション市場で高額で落札されたものの、真贋に疑義が出されるようになったのでした。
このあたりの話は『世界一高いワイン「ジェファーソン・ボトル」の酔えない事情―真贋をめぐる大騒動』という本に詳しく記されているので、興味がある方はそちらを読むことをお薦めします(この本の紹介記事)。
この問題については、“だまされた”側である大金持ちKochが、ボトルを売ったコレクターのローデンストックや、オークションハウスのクリスティーズを提訴したり、さらにはローデンストックがこの本の出版元であるランダムハウスを提訴したり、と実に醜いことになっています。これら裁判のうち、クリスティーズを対象にしたものが控訴裁で却下されたようです(Lawsuit over Thomas Jefferson's wine too late, court finds)。
Kochがボトルを買ったのは1987年と1988年。一方で疑義が呈されるようになったのは2000年ころからだったのですが、Kochが動き始めたのは2005年になってから。裁判所は“時効”と判断したとのことです。
なお、ローデンストックとの裁判では判事がローデンストック側に60万ドルの罰金を課すことを5月に勧告しています。
このあたりの話は『世界一高いワイン「ジェファーソン・ボトル」の酔えない事情―真贋をめぐる大騒動』という本に詳しく記されているので、興味がある方はそちらを読むことをお薦めします(この本の紹介記事)。
この問題については、“だまされた”側である大金持ちKochが、ボトルを売ったコレクターのローデンストックや、オークションハウスのクリスティーズを提訴したり、さらにはローデンストックがこの本の出版元であるランダムハウスを提訴したり、と実に醜いことになっています。これら裁判のうち、クリスティーズを対象にしたものが控訴裁で却下されたようです(Lawsuit over Thomas Jefferson's wine too late, court finds)。
Kochがボトルを買ったのは1987年と1988年。一方で疑義が呈されるようになったのは2000年ころからだったのですが、Kochが動き始めたのは2005年になってから。裁判所は“時効”と判断したとのことです。
なお、ローデンストックとの裁判では判事がローデンストック側に60万ドルの罰金を課すことを5月に勧告しています。