みなさんのナパのイメージって何でしょう? Opus One? Robert Mondavi? Harlan Estate?

ナパはカベルネ・ソヴィニョンを中心にすばらしいワインをたくさん生み出していますが、一方で、カリフォルニアのワイン地域の中では際立ってスノッブなイメージがあります。一時期の収穫を極端に遅くするブームなど、流行に流される面があったり、濃すぎたり樽が強すぎたりといった、カリフォルニアワインのネガティブな印象に一番近いのもナパかもしれません。

そういった印象を打ち破るような新世代が芽生え始めているという記事がありました(A New Wave in Napa Valley | Outside the Bottle with Talia Baiocchi | Blogs | Wine Spectator)。

ここに出てくる若者たちは、それぞれがそれぞれの夢を持ち、流行に流されることなく自分のワインを作ろうとしています。

例えばKetan Modyは31歳。ダイアモンド・マウンテンの頂上にワンルームのキャビンを建てて住んでいます。樹齢50年の株仕立てのカベルネ・ソヴィニョンの畑からワインを作ろうとしています。

「農業のマンハッタン」と自嘲するほど土地が高いのが難点ではありますが、新世代がナパをどう変えていくのか面白いですね。