ニールセンが米国のソーシャルメディアで語られるワインの種類について、約2年間調査を行いWine Market Councilで発表したそうです(Chardonnay, Moscato Get Social Media Buzzing)。

それによると、米国で一番ポピュラーな品種はシャルドネ。これはそりゃそうだろうというところですが、次がモスカートというのはちょっとびっくりです。モスカート・ダスティに代表される微発泡の甘口ワインで、ソーシャルメディアをよく使う若い女性に人気なのが、その理由ではないかと分析しています。

ただし、ソーシャルメディアの言及がセールスに結びついているとは限りません。ShirazとMalbecを比べると、ソーシャルメディア上ではShirazが2倍以上人気ですが、実際には過去1年でMalbecの売上は伸びていますが、Shirazは17.9%も落ちています。同様に、よく売れているPinot Grigioよりも落ち目のRieslingの方がソーシャルメディア上では多く言及されています。

これらについては、すべての言及がポジティブなものではないことが理由ではないかと考えているようです。

このあたりの分析から次に人気が上がるのが何か分かったりすると面白いとおもいますが、まだまだそこまでは行っていないようです。