ワイナリにとって大きな課題であり希望でもある消費者への直接出荷が増えているそうです(Direct sales of wine rose 10 percent last year | PressDemocrat.com)。2012年のカリフォルニアのワイナリによる直接出荷は総額14億6000万ドル。2011年より10%増加しました。

消費者への直接出荷は、小売やディストリビューターを使うよりも利益率が高く、中小のワイナリにとっては死活を左右するものとなっています。しかし米国では禁酒法以来のしがらみで、直接出荷を許していない州が残っています。ただ、それも時代に移り変わりで次第に減りつつあるようです。1997年には直接出荷を許しているのは17州に過ぎなかったのですが、2012年には39州にまで増えました。

スマートフォンに代表される技術の進歩も消費者との直接のコミュニケーションを後押ししています。例えばメールに動画を埋め込んでサイトへのアクセスを誘うなどで、メールが大きな勧誘手段となっているそうです。