LAタイムズの記事によると、マーカッサンが2008年のピノ・ノワールのボトル詰めをあきらめたそうです(LA Times - Marcassin will not release 2008 Pinot Noirs; winery blames wildfires)。

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2008年の夏にはワイナリから35マイル北に離れたAnderson Valleyで129件もの山火事があり、そこからの煙が約2ヶ月も北カリフォルニアに広がったという記録があります。

マーカッサンのピノ・ノワールは、分析結果こそ煙の影響は見られなかったものの、香りにはごまかしようがなく煙の影響があり、ボトル詰めをあきらめたとのこと。「『痛い』というしかない」とジョン・ウェットローファー(ワイナリオーナーの一人であり、ヘレン・ターリーの夫)は述べています。

なお、発酵時にブドウの皮を使わない白ワインでは煙の影響は少なかったようです。

ところで、より煙の元に近かったAnderson Valleyはどうなっているかというと、精製やフィルターを使うことで、なんとか影響を減らしたりしたようですが、バルクワインとして売ってしまったワイナリもかなりあったようです。

カリフォルニアは山火事多いので、こういう影響も出るのですね。