15ドル未満で売られるピノ・ノワールの市場が伸びているそうです(The revolution in cheap pinot noir - The Wine Curmudgeon)。売り上げベースで見るとすでにピノ・ノワールの4分の3は15ドル未満が占めています。

詳しく見ると、15ドル未満の市場にも2つのカテゴリーがあるようです。1つは10ドル未満の市場で、消費者はブランドで選ぶことが中心です。例えばBarefootのカベルネやメルローを飲んだ後、何か別なものをということでBarefootのピノ・ノワールを飲む、といった消費行動が推測されます。もう1つは10ドル以上の市場で、消費者はブドウの種類で選びます。例えばMark Westのピノ・ノワールなどが支持されています。

女性や若い世代が15ドル未満のワイン市場に貢献していると見られます。

ここで登場したMark Westは10ドルのピノ・ノワールを作るワイナリとして始まり、2012年に大手のConstellation Brandsに買収されました。今年は売上倍増を睨んでいるとのことです。