ナパのプレミアム・ワインの1つ、Scarecrow(スケアクロウ)の正規輸入品がカリフォルニアワインあとりえに出ています。6万9800円というのは、もちろん安い値段ではありませんが、Scarecrowの国内価格としては安いほうでしょう。インポーターはプレミアム・ワインで定評がある中川ワインですから、状態には問題無いと思います。

Scarecrowはナパのプレミアム・ワインの中でもひと味違った存在。ワイナリ自体は2003年設立と新しいですが、畑は1945年に植えたもの。ナパのプレミアムなワイナリの先駆者であるInglenookの畑の1つとして使われていました。1960年代のフィロキセラの害も逃れ、樹齢60年を超えた畑。ジンファンデルでは100年を超える畑もいくつかありますが、ナパのカベルネでは極めて貴重な存在です。ぜひその価値を感じながら飲んでほしいワインです。

なお「オズの魔法使い」のプロデューサーだったJ.J. Cohnが畑を作ったことから、オズの登場人物である「かかし」をワイナリ名に採用しています。