ロバート・パーカー率いるWine Advocate誌においてカリフォルニアのシャルドネで100点を取ったのは今のところMarcassinだけ。99点以上ではAubert、Brewer-Clifton、Kongsgaard、Morlet Familyの4ワイナリが加わります。

98点以上ではPeter Michael、Kistler、Neely、そして12月に発表されたばかりの210号でDuMolが加わりました。ここまでの8ワイナリがカリフォルニアのシャルドネのトップ中のトップ生産者といってもいいでしょう(このほかSine Qua Nonのデザートワインがありますがそれはまた別ということで)。

一時はカリフォルニアのシャルドネの代名詞的存在であったKistlerでさえ、1回(2003年のCuvee Cathleen)しか達成していない狭き門なのです。

さて、DuMolですが、これまでも95、96点といった高得点は当たり前のように連発していました。ロバート・パーカーも「好きなシャルドネでトップ6に入る」と公言しているほどです。それが今回、さらに突き抜けたのは初のエステート(自社畑)ワインでした。

Brewer-Cliftonが自社畑主義に転じるなど、このところシャルドネやピノ・ノワールのプロデューサーでは自社畑重視の動きが広がっていますが、自社畑の初ヴィンテージにして98点というのは、快挙としかいいようがありません。

で、まさにこのワインが柳屋に入っています。価格は税抜き9980円と、これだけ前置きした割には安い(笑)。98点シャルドネが6000円台で買えたNeely以来のお買い得でしょう。

470ケースと生産量は多くないし、元々日本への輸入割り当ては少しですから、早い者勝ちになりそうです。