ソノマ市の中心であるPlazaでテイスティング・ルームが増えすぎたとして、規制をしようという動きが生じています(Sonoma identity crisis: too many tasting rooms? | The Press Democrat)。

Preserving Sonomaというこの活動では、Plaza周辺がテイスティング・ルームやワインバーばかりになってしまったことを嘆き、今後テイスティング・ルームには許可を必要とするよう求めています。

ちなみに、現在Plaza周辺には24のテイスティング施設があるとのこと。

2011年にはソノマ郡の北方、Russian River ValleyやDry Creek Valley、Alexander Valleyの交わるあたりにあるHealdsburgで似たような議論があり、そのときは新たな規制を作らないことで決着しています。


著名ブログのFermentationを書いているTom Wark氏はこの動きに対して、「ばっかじゃない」と切り捨てています。ソノマ郡におけるワイン業界の経済効果は130億ドル以上。はっきり言ってワインと観光で成り立っている町であり、テイスティング・ルームに何の問題があるのだとしています。

私の意見としては、もちろん後者に賛成。ソノマはナパに対して観光では不利ですが、Plaza周辺だけで観光が成り立つようであれば、公共交通機関でサンフランシスコからここまで来れるようにすることで、かなりの集客が見込めるのではないかと思います。Plaza周辺にはカリフォルニア最古のワイナリであるBuena Vistaなど、見どころも多いので、いいと思いますよ。