サンタ・バーバラでのピノ・ノワールの開拓者として知られるAu Bon Climat(オー・ボン・クリマ)。1990年代には日本での「カリ・ピノ」の人気をカレラと2分していました。

そのAu Bon Climat(略してABC)のトップキュヴェがイザベルというピノ・ノワール。一番いい樽のものを選んでブレンドすることによって作られています。イザベルというのがオーナーであるジム・クレンデネン氏の娘さんの名前で、さらに長男の名前を付けたノックスというピノ・ノワールがあることも多くの人がご存知でしょう。

実は、イザベル・クレンデネン嬢、しばらく日本にいました。オー・ボン・クリマの輸入元である中川ワインでインターンとして働いていたのです。まだ19歳なのでワインは飲めないのですけど…

そのイザベル嬢にイザベル注いでいただきました。

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ボトルは彼女のサイン入りです。

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19歳といってもさすがに堂々としたもの。マンガが大好きだという彼女、明るくていい子でした。

久しぶりに飲んだイザベルは、以前の印象よりももっとエレガントになっていました。前は濃厚タイプの印象だったノックスも大分エレガント寄り、かつては新樽を効かせていたニュイ・ブランシュも穏やかな樽の使い方になっていました。エレガント・ワイン派にはABCとてもいいと思います。

さらに、このほど輸入元定価を値下げとのこと(対象はブルーラベルが付いたイザベル、ノックス、ニュイ・ブランシュ、ヒルデガード)。イザベルは7000円から5800円、ノックスは6600円から5500円、ニュイ・ブランシュとヒルデガードは5000円から4500円へと値下げです。

円安時代にこれは嬉しいですね。