5月2日、サンタ・ローザのVintners Innで「ソノマ郡バレル・オークション」が開催されました。売り上げは46万1700ドルでした(Sonoma Countys Inaugural Trade Barrel Auction Raises Over $460,000)。業界向けのオークションで、ナパで言えば春に開催されるプレミア・ナパ・ヴァレーに相当します。

参加したワイナリーは76(71ロット)。ワインは590ケースでしたから、ケース当たりの平均落札額は782ドル、1本65ドルと割と落ち着いた線だったようです。

ちなみに、ナパの「プレミア・ナパ・ヴァレー」の今年の落札額は600万ドル。1本あたり286ドルです。元々高額のカベルネが中心のナパと比較的安価なピノ・ノワールやジンファンデルが多いソノマとの違いもあるでしょうが、盛り上がりという面ではまだナパが大分上回っている印象があります。

なお、落札額が一番高かったのはジョセフ・スワンとコスタ・ブラウン、ウイリアムズ・セリエムのコラボレーションによるワイン、およびウイリアムズ・セリエムの10の畑の7つのクローンのブレンド「Reverence」。ともに2万4000ドルでした。ただ、これはどちらも20ケースのロットでしたから、1本当たりに換算すれば100ドルとなっています。

ソノマでは、初開催の今回のオークションのほか、一般向けのソノマ・ハーベスト・ワイン・オークションを9月に開催しています。

ナパと比べれば、普通の人でも参加しやすそうな雰囲気があります。