先日発表されたWine Advocate誌221号で、ナパ・ソノマでは22本もの満点ワインが出ました。良ヴィンテージと言われた2012年よりも、さらに明らかに品質が上だという2013年のワインがレビューされたことがこの量産の理由であることは明らかですが、一方でロバート・パーカーはナパのワイン価格について警鐘を鳴らしています。

Robert Parker, the Deity of the Wine World

ナパのワインがボルドーのトップ・ワインのトップ・ヴィンテージに負けない世界で最良の品質を達していること、またそのために栽培から収穫、醸造まで果てしない手間をかけ、施設にも投資をしていることを認めた上で、パーカーの知り合いの多くのワイン愛好者が、価格の上昇にナパ離れを始めたことを指摘。「ナパ・ヴァレーのプロデューサーは、価格の問題を真剣にとらえるべきである」と締めています。