UC Davisのルーシー・ジョセフ研究者らがカリフォルニアの野生酵母を採集して回っています(Hunting Heritage Wine Yeasts - Wines & Vines - Wine Industry News Headlines)。

Pinot Noir fermentation in open vat

ただ、野生酵母を見つけるというだけであれば簡単なことですが、ここではカリフォルニア原産の酵母を探しています。そのために、ワイナリーから最低でも5km離れたところにある畑を回っているそうです。

集めた酵母は、実際にUC Davisの学生が醸造の実験に使っています。2015年は5種類の野生酵母を使い、うち1種類だけが発酵を完了したとのこと。ほかのものはアルコール度数11%~12%のところで発酵が止まってしまいました。

ただ、学生たちによると、市販の酵母を使ったものよりも、できたワインの香りはよかったとのこと。

これらの成果は2016年1月13日にセミナーで発表されます。今後も野生酵母の採集を続けて、将来はそれらをワインメーカーが醸造に使えるようにする計画のようです。