先日、セミナーの記事を公開したチャド・メルヴィルが、奥さんと作ったワイナリーがサムサラ(Samsara)です。2代目ワインメーカーとなったメルヴィルとの最大の違いは、ホール・クラスター(除梗なし)にこだわっていること。
サムサラ

カリフォルニアでもピノ・ノワールでホール・クラスターを一部使うワイナリーはよくありますが、100%ホール・クラスターで作っているワイナリーとなると、ほかにはブリュワー・クリフトンくらいしか思いつきません。ほとんど自然に任せた醸造過程も含めて、ブリュワー・クリフトンとサムサラは似ているような気がします。

今は100%自社畑に移行したブリュワー・クリフトンですが、かつてはすべて購入したブドウで作っていました。そんなところもサムサラに重なります。チャド・メルヴィルはメルヴィルでグレッグ・ブリュワーのワイン作りをずっと補佐してきたので、もちろん共鳴する部分があったのだろうと思います。

エステート移行前のブリュワー・クリフトンを代表するワインの1つがカーガサキ(Cargasacchi、カルガサッキ)のピノ・ノワール。2007年のブリュワー・クリフトン、カーガサキはWine Advocate誌で97点。ブリュワー・クリフトンのピノ・ノワールとしては最高の評価を得ています。

Wine Advocate誌におけるサムサラのピノ・ノワールでは2012年のMelvilleが95点と一番高い評価ですが、2011年と2012年のカーガサキも94点と非常に高い評価を得ています。先日試飲した、未リリースの2013年と2014年も非常にポテンシャルの高いワインでした。

日本では今のところ2011年のカーガサキおよび、2011年のケースラー・ハーク(WAで92点)が入っています。ブリュワー・クリフトンが好きな人なら、きっとサムサラにもはまるだろうと思います。