ダリオッシュのこだわりと心意気に感銘を受ける(ナパ3日め、その1)
食べ過ぎ、飲み過ぎの翌日、プログラム上は10時まで空きの予定だったのですが、急遽ダリオッシュ(Darioush)に見学に行くことになりました。
ダリオッシュといえば、日本版にリメイクされた「サイドウェイズ」でロケ地の一つとして使われたワイナリー。オーナーの出身地である古代ペルシャの宮殿を模したワイナリーは、豪華さで人目を惹きます。
1997年に設立された(上記の建物は2004年)比較的新しいワイナリーであり、正直に書いておくと、個人的には、お金持ちの道楽的なワイナリーなのかと、やや軽く見ていた面がありました。
今回は、オーナーではなく社長のダンさんが案内をしてくださいました。イケメンでサービス精神旺盛。かっこいいです。
最初はヴィオニエを試飲。テイスティング用のグラスはリーデルのVinum Extremeでしょうか。Darioushの刻印がされていて、ここからも豪華さが漂っています。
このヴィオニエ、美味しいです。ヴィオニエは白い花の香りが高く、白桃のような、ちょっととろっとした甘い味わいを感じることが多いですが、第一印象が蠱惑的なのに対して、飲んでいるとちょっと退屈してしまうことも珍しくありません。このヴィオニエはカリフォルニアのヴィオニエとしては酸が高く、柑橘系の印象が強く出ています。そこに軽く桃の味わい。かなり魅力的です。
ダン社長によると、重くなりがちなヴィオニエの味わいを、クローンを選ぶことで、重くならないようにしたとのこと。また、90%は古い樽で、10%ステンレスタンクで醸造しているとのことでした。
このヴィオニエだけでも、ダリオッシュが実力のあるワイナリーであることが分かります。
地下のセラーに降りて行きます。
さらに奥に行くと、オーナーのプライベート・コレクションのセラーがあります。
カリフォルニアワイン好きだったら舌なめずりするようなワインが山ほどあります。
こちらでは今度は2013年のメルローの試飲です。ダリオッシュではメルローは高貴な品種として力を入れて作っているとのこと。ブドウの半分はマウント・ヴィーダ―の自社畑、半分はワイナリーの周りの自社畑で作っているとのこと。
これもとてもレベルの高いメルロー。メルローも凡庸な味になりがちな品種ですが、これはとてもしっかりとしていて、メルローらしさもあります。シャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨンといったメインの品種ではなく、ヴィオニエとメルローという難しいところからあえて試飲に出してきたところに、心意気を感じました。
ビジターセンターも、確かに豪華ではありますが、下品ではなく非常に心地よい空間。ダリオッシュ、来てよかったです。シラバラード・トレイルをナパから上がっていくと、右側に現れるワイナリーとしては多分最初ではないかと思います。
ちなみに、ワイナリーが位置するのはスタッグス・リープ・ディストリクトより南。オークノールよりは北という、サブAVAの割り当てられていないところ。自社畑はワイナリーの周りのほか、オークノールとマウント・ヴィーダ―にあります。ワイナリーのサイトによると、あえてナパの中でも気温が低い南の方に注力することを選んだのだそう。そこにもこだわりと心意気を感じます。
今回は試飲できなかったのですが、オーナーがさらにこだわりを持っているのがシラーだそうです。イランにゆかりの品種だということです。
ダリオッシュといえば、日本版にリメイクされた「サイドウェイズ」でロケ地の一つとして使われたワイナリー。オーナーの出身地である古代ペルシャの宮殿を模したワイナリーは、豪華さで人目を惹きます。
1997年に設立された(上記の建物は2004年)比較的新しいワイナリーであり、正直に書いておくと、個人的には、お金持ちの道楽的なワイナリーなのかと、やや軽く見ていた面がありました。
今回は、オーナーではなく社長のダンさんが案内をしてくださいました。イケメンでサービス精神旺盛。かっこいいです。
最初はヴィオニエを試飲。テイスティング用のグラスはリーデルのVinum Extremeでしょうか。Darioushの刻印がされていて、ここからも豪華さが漂っています。
このヴィオニエ、美味しいです。ヴィオニエは白い花の香りが高く、白桃のような、ちょっととろっとした甘い味わいを感じることが多いですが、第一印象が蠱惑的なのに対して、飲んでいるとちょっと退屈してしまうことも珍しくありません。このヴィオニエはカリフォルニアのヴィオニエとしては酸が高く、柑橘系の印象が強く出ています。そこに軽く桃の味わい。かなり魅力的です。
ダン社長によると、重くなりがちなヴィオニエの味わいを、クローンを選ぶことで、重くならないようにしたとのこと。また、90%は古い樽で、10%ステンレスタンクで醸造しているとのことでした。
このヴィオニエだけでも、ダリオッシュが実力のあるワイナリーであることが分かります。
地下のセラーに降りて行きます。
さらに奥に行くと、オーナーのプライベート・コレクションのセラーがあります。
カリフォルニアワイン好きだったら舌なめずりするようなワインが山ほどあります。
こちらでは今度は2013年のメルローの試飲です。ダリオッシュではメルローは高貴な品種として力を入れて作っているとのこと。ブドウの半分はマウント・ヴィーダ―の自社畑、半分はワイナリーの周りの自社畑で作っているとのこと。
これもとてもレベルの高いメルロー。メルローも凡庸な味になりがちな品種ですが、これはとてもしっかりとしていて、メルローらしさもあります。シャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨンといったメインの品種ではなく、ヴィオニエとメルローという難しいところからあえて試飲に出してきたところに、心意気を感じました。
ビジターセンターも、確かに豪華ではありますが、下品ではなく非常に心地よい空間。ダリオッシュ、来てよかったです。シラバラード・トレイルをナパから上がっていくと、右側に現れるワイナリーとしては多分最初ではないかと思います。
ちなみに、ワイナリーが位置するのはスタッグス・リープ・ディストリクトより南。オークノールよりは北という、サブAVAの割り当てられていないところ。自社畑はワイナリーの周りのほか、オークノールとマウント・ヴィーダ―にあります。ワイナリーのサイトによると、あえてナパの中でも気温が低い南の方に注力することを選んだのだそう。そこにもこだわりと心意気を感じます。
今回は試飲できなかったのですが、オーナーがさらにこだわりを持っているのがシラーだそうです。イランにゆかりの品種だということです。