ナパの人気ワイナリーであるダックホーン(Duckhorn)がTSG Consumer Partnersという投資ファンド(正確にはプライベート・エクイティ・ファンド)に売却されました(Duckhorn Sold to Private Equity Group | Wine News & Features)。価格は明らかになっていませんが、Wine-searcherによると、ベリンジャー(15億ドル)やロバート・モンダヴィ(14億ドル)に匹敵するレベルになったようです。なお、デコイ(Decoy)やマイグレーション(Migration)などダックホーンの兄弟ブランドも一緒に売却されています。

Duckhorn

これまでのダックホーンのオーナーもGI Partnersという投資ファンド。ですから売却益を得るのは当然のことであり、むしろよくここまで持っていたという見方もあるようです。2007年に創設者がGI Partnersに売却して以降、生産量は10万ケースから50万ケースに増えています。

売却後も従業員のレイオフなどはしないとのことで、ダックホーンにとってはいい買収になると思われます。

ただ、新しいオーナーも規模の拡大は望むでしょうから、そこをどう折り合っていくかは課題になりそうな気がします。