ルエヴェルロールのオーナーソムリエ千葉和外さんが、カリフォルニアで最高のカベルネ・ソーヴィニヨンと評するダイヤモンド・クリークに新ヴィンテージの2015年が登場しています。

ダイヤモンド・クリークは1970年代から単一畑のカベルネ・ソーヴィニヨンを作り続けている名門。ハイツのマーサズやリッジのモンテベッロなどと並んでカリフォルニアの単一畑カベルネのパイオニアです。若いときはとっつきにくいが熟成するとおいしくなり、いわゆる「山カベ」のパイオニアでもあります。

カリフォルニアのカベルネ系でパーカー評価が一番高いワインは?の記事でもダイヤモンド・クリークのヴォルカニック・ヒルを調べていますが、アラウホの次、コンティニュームやピーター・マイケル「レ・パヴォ」、ジョセフ・フェルプス「インシグニア」よりも上という高評価。特に熟成力に関してはかねてより高く評価されています。

ただ、販売価格を見ると新しいヴィンテージの方が高く、古いヴィンテージの方が安くなっています。保存状態に問題がなければ、このワイナリーの場合は古いものの方がより触手を伸ばしたくなるような気はします。


パーカー99点で3万円台前半というのは、実はかなり格安です。


90年代だと2万円台で手に入るのです。