ナパのワイナリー「ラッド」(Rudd)のオーナーであり、ワイナリー・グループ「ヴィンテージ・ワイン・エステート(VWE)」の創設者、ナパのレストラン「PRESS」のオーナー、オークヴィル・グロサリーのオーナー、ディーン&デルーカの元オーナーなど、さまざまな経歴を持つ起業家のレスリー・ラッドがニューヨークで亡くなりました。76歳でした。

レスリー・ラッドはカンザス州の出身。ナパではジラードを購入してラッドに改名、ジラードのブランドをパット・ルーニーに売却して、そちらも人気ワイナリーになりました。パット・ルーニーとはその後VWEを設立し、その傘下にはジラードのほかBRコーン、キャメロン・ヒューズ、クロ・ペガス、コセンティーノ、スワンソンなど数多くのワイナリーがあります。それとは別に、ラッド、エッジ・ヒル・エステートのオーナーでもありました。

ディーン&デルーカは1990年台に購入してオーナーになりましたが2014年に売却。一方オークヴィル・グロサリーは2007年に購入し、その後オーナーとして続けていました。

2年前から食道がんで闘病していたそうです。ご冥福をお祈りします。