5月25日に開催されたソノマカウンティ・ヴィントナーズのグランドテイスティングから美味しかったワイン、印象に残ったワインを紹介します。

まず、いきなりですがコスパ大賞は「ブエナ・ビスタ」。シャルドネもピノ・ノワールもジンファンデルも2000円台としては十分すぎるクオリティ。
ブエナ・ビスタ シャルドネ ピノ・ノワール ジンファンデル
前日のランチョンでもいただいた「ザ・カウント」。レッド・ブレンドの中でも秀逸だと思いますし、それがこの価格はちょっとびっくり。創設者のアゴストン・ ハラツィーを全面的にあしらったラベルも重厚感があります。
ブエナ・ビスタ ザ・カウント


レイミー シャルドネ・ソノマコースト
レイミーのシャルドネはソノマ・コーストとロシアン・リバー・ヴァレーが出ていましたが、意外にもソノマ・コーストがリッチでトロピカルな風味。さすがに酸もきれいでレベルの高いシャルドネです。

デローチ エステート ピノ・ノワール
ボトルがユニークなデローチ(デローシュ)のエステート・ピノ・ノワール。うまみがあって美味しいピノ・ノワールです。

Alysian Pinot Noir 2012
アリシアンのロキオリ ピノ・ノワール 2012。ゲイリー・ファレル時代最後のピノ・ノワール。しかもロキオリ。美味しくないはずがありません。

スリー・スティックス ギャップス・クラウン ピノ・ノワール
スリー・スティックスのピノ・ノワールはバランスよく、うまみもあります。今後にさらに期待したいワイナリーです。
フリーマン ピノ・ノワール「グロリア」2015
フリーマンのピノ・ノワールは、日本未輸入の新しい自社畑もの「Yu-ki」を含む数種類が出ていましたが、個人的にはピュアな味わいの「グロリア」がベスト。「Yu-ki」はまだ樹が若いかなあという気がしました。

ドネラン トゥー・ブラザーズ ピノ・ノワール
前日にオブシディアンのシラーで圧倒されたドネランですが、この日はオブシディアンの出展はなし(日本未輸入)。しかし、このピノ・ノワールもおいしい。

セゲシオ コルティナ
ソノマの試飲会なのに、意外とジンファンデルが少なかったのはちょっと残念でした。秀逸なジンファンデルはたくさんあるのにね。セゲシオは5種類ほど出ていましたが、複雑さのあるこれが個人的にはベスト。

コービン・キャメロン ソーヴィニヨン・ブラン
コービン・キャメロン カベルネ・ソーヴィニヨン
コービン・キャメロンのソーヴィニヨン・ブランは前日のセミナーで試飲しましたが、カベルネ・ソーヴィニヨンもよかったです。日本の輸入元を探しているとのこと。

シュグ シャルドネシュグ ピノ・ノワール
シュグは前日のセミナーでカベルネ・ソーヴィニヨンを試飲しましたが、シャルドネやピノ・ノワールも秀逸です。

アナコタ
ケンダル・ジャクソン系のアナコタは長熟タイプのカベルネ・ソーヴィニヨン。2012年のナイツ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンはまだまだタニックですが、将来に期待が持てるカベルネ・ソーヴィニヨンです。
デュモル カベルネ・ソーヴィニヨン
デュモル RRV ピノ・ノワール
デュモルのピノ・ノワールは前日の単一畑ものではなくAVAもののロシアン・リバー・ヴァレーでしたが、これも美味しいです。カベルネ・ソーヴィニヨンもよかったです。