Taste Napa Valleyの試飲会で美味しかったワインを紹介します。

まずは前日のランチョンでソーヴィニヨン・ブランを試飲したラッド(Rudd)のワイン。

ソーヴィニヨン・ブランで80ドルというのはかなり高額ですが、梁世柱ソムリエによるとボルドーの白が高額になりすぎてしまったので、80ドルくらいのソーヴィニヨン・ブランでも市場性はあるそうです。マウント・ヴィーダ―のブドウを使用しており、味わいはトロピカルフルーツの風味に豊かな酸、引き締まったところが山のブドウを使っている雰囲気です。
あとの2本はカベルネ木系ですが、左のエステートと右のサマンサ。サマンサというのは昨年亡くなった創設者のレスリー・ラッドの娘。後を継いで現オーナーです。サマンサが非常にスムーズ。




高級なワインではヴィアデルも印象的でした。黒いラベルの方はシラーが入っており、濃厚かつスムーズ。白いラベルの方はさらにシルキーでエレガントさもありとてもよかったです。


シルバーオークは個人的にはナパよりも、親しみやすい味わいのアレキサンダー・ヴァレーが好きです。安心の味わい。昔より少しエレガントになった感じがします。


シレノスのワインはアカデミー・デュ・ヴァンが輸入していますが、残念なことにレストランなど業務用専門で小売には回っていないとのこと。メルローとカベルネ・フランが良かったです。特にフランはかなりいいです。


懐かしいサン・スペリーのソーヴィニヨン・ブラン。安心の味わいでいいですね。このほかコスパ系ではパイン・リッジのシュナン・ブランとヴィオニエのブレンドもいつもいいワインです。


トルシャード(Truchard)はすごくいいワイナリーだと思います。派手さはないですが、どのワインもきれいで美味しい。どれもカーネロスの自社畑であることにびっくりします。今回、特によかったのが写真のルーサンヌ。これは人気が出ると思います。


最後はトレフェッセン。ここもトルシャードに通じるところがあります。ナパの比較的冷涼な地域で自社畑のブドウを使ってコスト・パフォーマンスのいいワインを造っています。個人的には、一番左のマルベックを使ったドラゴンズ・トゥースが個性的な味わいですごく好きです。