キュペ(Qupe)の創設者でサンタ・バーバラにおけるローヌ系品種のパイオニアであるボブ・リンドキストがワイナリーを離れて新しいワイナリーを立ち上げることが判明しました(All change for Qupé and the Lindquists | Articles | JancisRobinson.com)。

ボブ・リンドキスト

ボブ・リンドキストはザカ・メサで働いた後、1982年にキュペを立ち上げ。ビエン・ナシード・ヴィンヤードの横に旧友のジム・クレンデネン(オー・ボン・クリマ)と共同でワイナリーを立ち上げました。

ボブ・リンドキストは2013年にスクリーミング・イーグルのオーナーだったチャールズ・バンクスのテロワール・ライフにワイナリーを売却、その後もワインメーカーとしてキュペに残りましたが、チャールズ・バンクスが詐欺で収監され、テロワール・ライフは機能不全状態に陥りました。その結果、キュペは2018年暮れにヴィンテージ・ワイン・エステートに売却され、同じくヴィンテージ・ワイン傘下に入ったレティシア(Laetitia)とともにサン・ルイ・オビスポに移転することになりました。

ボブ・リンドキストはワイナリーを離れ、2017年に始めたリンドキスト・ファミリー・ヴィンヤードに専念します。ローヌ品種の少量生産で、これまで通りビエン・ナシードの裏のワイナリーで作り続けるとのことです。