土曜日は、西馬込のイルドコリンヌでワイン会を開きました。場所は便利とは言えませんが、料理は美味しいし、お店のワイン代プラス持ち込み料でワインを開けられる貴重な店なので重宝します。今回もあらかじめお願いして取り置いてもらったワインと持ち込みワインでのワイン会でした。


泡で始めるのが普通だと思いますが、今回はロゼで始めてみました。ナパのワイナリーフープラ(Hoopla)のロゼ。カベルネ・ベースなので、色合い以上にしっかりした味があり、バランスもいいロゼです。

次はシダーヴィルのヴィオニエ2016。サクラアワードでダイヤモンドトロフィーを受賞したワイン。香りよく白桃のような味わい。女性陣に大人気でした。「買いたい」という希望も何人かからいただいたのですが、残念ながら、人気で売り切れ。次のヴィンテージの入荷待ちになっています。

次は、持ち込みのレイルのソーヴィニヨン・ブラン「ジョージア」。カリフォルニアのソーヴィニヨン・ブランの最高峰の一つです。クリスプですが蜜のような味わいもあってさすが。すばらしいワインです。

写真を撮るのを忘れましたが、白の最後はフリーマンの「涼風」シャルドネ。こちらもさすが、とても品のよいシャルドネ。きれいな酸と豊かな果実味のバランスが非常にいいです。こんな素晴らしいワインを日本人が作っているといのは誇りに思うべきでしょう。


赤の最初は桃井さんの「アーサーセラーズ」のピノ・ノワール。フリーマンのアキコさんと同様、エド・カーツマンの教え子です。エドのワインと共通するのはその親しみやすさ。するすると気持ちよくあっという間に飲んでしまいました。「日本で飲もう最高のワイン」品評会に於いて4年連続でプラチナ賞は伊達ではありません。

次はシダーヴィルのシラー。こちらはとてもスパイシーなシラー。カリフォルニアのシラーというととてもふくよかな味わいのものが多く、それはそれで美味しいですが、このように引き締まった味のシラーもいいですね。

次はベッドロックのジンファンデル「オールド・ヴァイン」。これは大好きなワインなので解説に熱弁をふるってしまいました。この価格でこのレベルの味わいは本当にすばらしい。ジンファンデルの本格派です。

最後はハーランのメイデン。これはさすがに濃厚でパワフル。2014年と若いのでタンニンもかなり強くあります。20年くらい熟成させたらまた別の味わいが出てくるでしょうが、若くてもおいしいワイン。メイデンはメルロー比率が高いので、もう少しやわらかいイメージがあったのですが、これはかなりストラクチャーもあってがっしりしたワインでした。

最後にもう1本。オレゴンのドメーヌ・セリーヌのピノ・ノワール。これは同じピノ・ノワールといっても桃井さんの親しみやすさとはだいぶ違うピノ・ノワール。果実味で押すタイプではありませんが複雑味があります。

今回も楽しく飲めていいワイン会でした。次はいつかな?