カーネロスでトップクラスのピノ・ノワールを作っているドナム(Donum)の創設者アン・モラー・ラッケがドナムを辞め、個人のプロジェクト「ブルー・ファーム」に専念することが明らかになりました(Anne Moller-Racke Shifts Her Focus To Blue Farm)。

アン・モラー・ラッケはドイツからの移民。1983年にブエナビスタのワインメーカーになり、ワイナリーの拡張に貢献しました。2001年にブエナビスタが売却された後、ブエナビスタのカーネロスの畑を手に入れて始めたのがドナムです。

以来、カーネロスでトップクラスのピノ・ノワールを作り続けています。またドナムは農場のここかしこに様々なアーティストの彫刻を置いていることでも知られています。2011年にワイナリーを売却した後もとどまっていましたが、このほど醸造設備の刷新などが完成したのを機に、辞めることになりました。
草間彌生の作品
ブルー・ファームは彼女の自宅であるソノマのビクトリア調の農家の裏にブドウの木を植えたのが始まり。2013年に1861ヴィンヤードという畑を持っている人がパートナーになってワイナリーを始めました。今ではエステートのピノ・ノワールのほか、契約畑の単一畑やAVAものなどを作っています。