コッパーズ・ホーク(Copper's Hawk)というワイナリーをご存知でしょうか。2018年のワイン生産量は75万ケース。全米で30位に入る規模のワイナリーです。クラブ・メンバーはなんと37万5000人。1000万ドル近くの利益を叩き出しています。このワイナリーがあるのはイリノイ州。カリフォルニアではありません。ではどうやってこのワイナリーはこれほど人気になったのでしょうか(This ‘Starbucks of wine’ chain is changing the way Americans experience Chardonnay)。
コッパーズ・ホーク
このワイナリーがやっているのは基本的にはスターバックスがグルメコーヒーでやってきたのと同じ。初心者へのしきいを下げ、高級品との間を取り持っている

より近いモデルでいうとブリューパブに似ています。日本でも最近、クラフトビールの醸造設備を備えたブリューパブが増えてきていますが、ここもレストランでワインを醸造し、食事をしながらワインを飲める「ワイナリーレストラン」を始めたのです。ブドウはカリフォルニアやワシントン、オレゴンといった西海岸から調達しています。

レストランはチェーンになっていて、クラブメンバーはワインをレストランでピックアップして抜栓料なしで飲むことができます。それが人気を呼んでいるとのこと。

日本でも応用できそうなビジネスモデルだと思います。