オー・ボン・クリマ(Au Bon Climat)のピノ・ノワールのフラッグシップといえばイザベル。とだれもが思っていますが、実は幻ともいえるようなもう一つのフラッグシップがあります。それがLarmes de Grappe(ラーム・ド・グラップ)。


何が幻かって、このワインこれまで2回(2001年と2005年)しか作られていません。梗が木質化(非常に固くなる特別な現象)した特異なヴィンテージにだけ全房発酵で造られるそうです。

今度は一体いつだろうと思っていたところ(実は水曜日にアカデミー・デュ・ヴァンでオー・ボン・クリマのセミナーでした)、ヴィナスのアントニオ・ガッローニのインスタグラムで見つけたのがこの写真。
Larmes de Grappe

これって、つまり2016年にLarmes de Grappeが造られているということ!? 畑はサンフォード&ベネディクトのようです。

とはいえ2005年のが市場に出てきたのが2013年ころのようなので、こちらもお目見えするまでまだ4、5年かかるのかも。でてきてもガチガチでしょうから飲み頃は一体いつか…  アントニオ・ガッローニのサンタ・バーバラの記事で言及されるのかどうか楽しみです。