先日、アカデミー・デュ・ヴァンの「カリフォルニアの名門ワイナリー」講座でキスラーを取り上げました。

今回は2シーズン目なので基本的には昨シーズンと同じ内容ですが、家にロシアン・リヴァー・ヴァレーの畑の地図があるのを見つけたので、それを使ってロシアン・リヴァー・ヴァレーの地形や霧の動きなどの話をしました。

ただこの地図、たぶん17、8年ほど前に買ったものなので、新しい畑がほとんど載っていません。例えば、スティーブ・キスラーが現在ピノ・ノワールを作っているオクシデンタルの畑などは一つもありません。それはそれで面白くて、まだソノマ・コーストが未開の地だった感じがわかるような気がしました。

ちなみに、地図に載っていた中で、一番冷涼と思われるところにあった畑はSummaとThieriot(この畑は並んでいます)のところ。今はリトライとかリヴァース・マリーとかがワインを作っている畑です。確かトーマス・リヴァース・ブラウンがSummaを買ったのが2004年くらいだったと思うので、それ以前のオーナーの時代だったのでしょうね。

ワインは古いものが2008年、新しいのが2013年や2014年のものを試飲。2008年のシャルドネやピノ・ノワールもかなりきれいに熟成しており、受講生の人気もかなり分かれました。どのワインも非常にレベルが高かったので受講生の満足度も高かったと思います。

個人的には、冷涼感が感じられるオクシデンタルのピノ・ノワールはやっぱりいいよなあという感じ。

ちなみに次期講座、まだ空きがあります。
よろしかったらぜひご受講ください。試飲ワインはかなりというかむちゃくちゃ豪勢です。
カリフォルニアの名門ワイナリー
続・カリフォルニアの名門ワイナリー
カリフォルニアの超一流ワイナリー