ワイン・アドヴォケイト誌はもともと隔月刊で偶数月の月末に発行されていましたが、紙の読者よりもオンラインが中心になった現在は、奇数月の月末や、月中などにも、少なめですが記事を公開するようになっています。9月末の公開では「USA, California, Napa Valley: More 2016s」と「USA, California, Napa Valley: Promontory」の2本を編集長のリサ・ペロッティ・ブラウンが書いています。

2016年のナパのカベルネ・ソーヴィニヨンは高品質だと当初から言われていましたが、前者の記事では145本中4本の100点、後者では4本中1本の100点が出ています。

プロモントリーについては「底知れぬポテンシャル、ハーラン第3のプロジェクト「プロモントリー」」という記事で詳しく書いていますが、ヴィナスでは既に100点が出ていて、今回ついに2016年でワイン・アドヴォケイトでも100点となりました。まさに来るべくして来た100点という感じです。

ハーラン・ファミリーではもう一方の記事でもハーラン・エステート2016に100点、ボンドのヴァシーナ(Vecina)2016に100点と3つのプロジェクトすべてで満点が出るというすさまじさです。

それ以外の100点はケークブレッド・セラーズのダンシング・ベア・ランチ2016、ダイヤモンド・クリークのグラヴェリー・メドー(Gravelly Meadow)2016にも100点が付いています。

ダイヤモンド・クリークは2013年のヴォルカニック・ヒル(Volcanic Hill)以来の満点。2016年はヴォルカニック・ヒルも99点、レッド・ロック・テラスが98+と3つのワインいずれもが高評価になりました。

満点のグラヴェリー・メドー2016はお取り寄せながら税込み3万1500円という安さ。また、ウメムラではマグナムボトルで3種が箱に入ったという貴重なセットを販売しています。さすがに高額ではありますが貴重なワインです。