米ブルームバーグでワインの記事を書いており、ロバート・パーカーの本を書いたことでも知られているジャーナリストのエリン・マッコイが今年飲んだワインのトップ10を書いています(The Top 10 Wines of 2019 Hail from France, Germany, Even Japan)。

あくまで今年飲んだワインなので、オークション価格で2万ドル以上する1959年のラフィットなんかも入っていますが、カリフォルニアから2本、そして何と日本からも1本選ばれています。

カリフォルニアはキスラーとスミス・マドローン。キスラーは未リリースの2017キスラー・ヴィンヤード シャルドネ。ソノマのムーン・マウンテンの自社畑のワインです。

2017年は大火事で知られていますが、それ以外にも9月に熱波があり、なかなか難しかった年。それでもこれだけ評価されるのはさすがです(収穫が熱波の前だったのか知りたいところ)。

スミス・マドローンは2ヴィンテージめとなる1979年のカベルネ・ソーヴィニヨン。もちろん市販品ではなくワイナリーに保管してあったものです。

そして日本ワインとしてはグレイスワイン(中央葡萄酒)のブラン・ド・ブラン エキストラ・ブリュット2014。焼き立てのブリオッシュに柑橘の風味、繊細なミネラル感で、素晴らしいグロワー・シャンパーニュのようだと評しています。7000円という価格は選ばれたワインの中で安い方から2番目。

日本ワインが選ばれたのは快挙といっていいでしょう。