ワインの試飲能力を高める方法がWinefollyに載っていました(DIY Palate Training Wine Tasting | Wine Folly)。

ワイングラス

私が今習っているWSETの試飲ではアルコール度数や酸、残糖(辛口かどうか)、タンニンの強さ(赤ワインの場合)を3段階あるいは5段階で評価する必要がありますが、その練習になると思って試してみました。

まず、試飲用のグラスを5脚用意します。グラスごとに3オンス(約85g)の赤ワインを入れます。最初のグラスをリファレンスとして、2番めのグラスには砂糖を、次はレモン汁を、その次はウォッカをそれぞれティースプーン1杯入れます。最後のグラスには紅茶のティーバッグを入れます。

これで試飲することによって糖分が高まったときの味わいの変化や酸、アルコール、タンニンによる変化が分かるようになるとのこと。

実際には、ちょっと条件変えています。

まずワインは50cc程度とし(3オンスは多いので)、入れるのはティースプーン半杯としました。またウォッカがなかったので泡盛で代用、ティーバッグは味が出てきている感じがなかったので、別のカップにティーバッグを入れてお湯を少量注ぎ、そこからスプーンでワイングラスに入れました。

試飲してみると、砂糖を入れたものはふくよかさがまします。やや不自然なバランスにはなりますが、甘さは旨さに通じると改めて思いました。レモン汁を入れたものは爽やか。WSETの先生からは酸の多寡は唾液で判断すると教わっていますが、なかなかそこは難しい。まだ練習が必要です。

強いアルコールを加えたものは、いわゆる「あつい」感じがします。泡盛の場合、穀物の香りもだいぶ加わってしまうので、ウォッカなどもっとシンプルにアルコールに近いものの方がより練習にはなるかと思います。

最後に紅茶を入れたものは収斂性を感じます。これも紅茶の香りですぐわかってしまうのでブラインドにはなりにくいですが。

だいぶわかりやすかったので、今度は加える量をもっと減らして試してみたいと思います。

なお、味わいはグラスによっても変わりますので、テイスティング用のグラスを用意しておきましょう。私は木村硝子店(の安いの)を買いました。

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