California Sustainable Winegrowing Alliance(CSWA)がカリフォルニアにおける2019年のサスティナブルなワイン造りの報告書を公開しています(CERTIFIED SUSTAINABLE Annual Report - 2019.pdf)。
CSWA

2019年末までにサスティナブルな認証を受けたブドウ畑は2097、ワイナリーは149となりました。畑の数は前年から50%増と急激に増えています。一方でワイナリーの数は4.2%増とやや停滞気味です。
nullnull
2017年から始まった「Certified Sustainable」のロゴを付けたワインも100万ケースに近づいているとのことですが、全体からするとまだまだ微々たるものです。

サスティナブルなブドウ作りはソノマやナパが主導して100%を目指したため、畑は随分進んだ感じがあります。「オーガニック」などと比べると規定も緩く、試みやすいところも受け入れられている理由の一つなのかと思います。一方でワイナリー側はまだ採用するモティベーションにあまりつながっていない感じもあり、マーケティング的に一層のテコ入れが必要な気もします。