新型コロナウイルス対策でソーシャル・ディスタンシングを徹底するため、米国のスーパーマーケットでは通路を一方通行にする試みが始まっています(Grocers implement one-way aisles | Grocery Dive)。

Fridge/freezer aisle
Photo by Northwest Retail、License CC BY-SA 2.0

一方通行にし、他の客とカート2つ分離れることを徹底させることで、距離を保とうというわけです。

米国中西部を中心とするハイヴィー(Hy-Vee)では既に始まっており、ウォルマートも追随しようとしています。サンフランシスコに本社のあるセーフウェイ(Safeway)も客に一方通行を呼びかけています。クローガー(Kroger)は1ストアでテスト中。

コネティカット州では、実行可能なストアでは一方通行を実践するよう、ルールを定めました。

米国のスーパーでは既に入場制限も行っており、ウォルマートの場合だと1000平方フィート(約93平米)で5人に制限しています。今回の措置はそれをさらに補強するものになります。

日本では、スーパーマーケットなど、いつも以上に人が群がっており、入場制限もなければレジの列に並ぶときもぎちぎちに詰めています。前の人と距離を開けたら割り込まれる始末。正直に言って恐怖を感じるレベルです。地元の店であれば安心といった意識があるのでしょうか。緊急事態宣言が出ても変わった様子はありません。

人との接触を8割減らすのが目標ということですが、これではとうていおぼつかないのではないかと不安です。日本でもソーシャル・ディスタンシングの徹底をしていってほしいと感じています。