カリフォルニアには、デスバレーで地球最高気温を記録するなど「70年に一度」の熱波が押し寄せています。先週末にはナパやソノマなどを含むサンフランシスコ近辺で大規模な雷雨も発生。雷によって山火事も起こっています。
雷
(写真はイメージです)

カリフォルニアでは8月中旬から記録的な熱波が起こっており、各地で連日華氏100度(摂氏約38度)を超える高温が続いています。雷雨で1回は気温が下がったものの、また熱波は押し寄せており、現在の予報では8月29日ころまで続く見通しとのこと。

これらによって電力不足も起こっており2001年以来と言われるエネルギー危機の状態でもあります。電力会社は「ローリング・ブラックアウト」と呼ぶ一部地域の計画停電を実施しており、熱波の中で熱中症など健康への影響も懸念されます。

ワインの面からみると、これだけの熱波が続くと、シャルドネやピノ・ノワールといった比較的収穫時期の早いブドウでは酸が早く落ちてしまうことが懸念されます。コロナウイルスで収穫も多難が予想される今年、悩みが尽きない年になりそうです。