ナパのヨントヴィルにあるミシュラン三つ星レストラン「フレンチ・ランドリー」。その創設者であるサリー・シュミットが3月5日にメンドシーノのファイロにある自宅でなくなっていたことが判明しました。90歳でした。

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By Peter Merholz - Flickr, CC BY-SA 2.0, Link

サリー・シュミットはサクラメント・ヴァレーで育ち、UCバークレーを卒業。結婚後、夫が「Vintage 1870」(現「The Shops at The Marketplace」)の開発プロジェクトに携わることになり、1967年にヨントヴィルに引っ越し。同ショッピングモールのハンバーガーとサンドイッチの店を皮切りにレストランビジネスに入っていきました。

その後、夫妻はかつてフランスのスチームランドリー(兼バーと寄宿舎)だった石造りの建物を購入。予約のみのレストラン「フレンチ・ランドリー」を1978年にオープンしました。

プリフィックス・メニューにローカルな食材を使ったメニューを提供していましたが1994年にトーマス・ケラーに売却。その後はナパで最も予約の取れないレストランとして人気を博し、2006年にミシュラン・レストラン・ガイドのサンフランシスコ版が出たときから三つ星を続けています。

シュミット夫妻はその後、ファイロでアップル・ファームを経営。サリーは料理教室なども手掛けていました。
ご冥福をお祈りします。