故ロバート・モンダヴィの次男ティム・モンダヴィが造るコンティニュアム(Continuum)。今やプリチャード・ヒルのみならず、ナパを代表するワインの一つと言ってもいいでしょう。プリチャード・ヒルに畑を買うときには、存命だったロバート・モンダヴィも畑を見に行ってOKを出した、モンダヴィ翁にとっても最後のプロジェクトとなるワイナリーです。カベルネ・フランが3割程度入ることで、濃厚でありながらも軽さやエレガンスを出している素晴らしいワインです。



先日のWINE TO STYLEの試飲会では最新ヴィンテージの2019を試飲しました。カベルネ・フランの比率は37%とこれまでで一番高くなっています。そのためか、これまで以上にエレガンスさが出てきているように感じました。ちなみに、2018年については「モンダヴィ系プレミアムカベルネの頂点 コンティニュアムが格安」の記事でコメントを書いていますが、カベルネ・フランが31%と上がって、よりエレガントになったと、同じようなことを言っていますね。

そういえば、ハーランも2020年以降、スタイルを少し変えてより軽い作りを目指しているということで、ナパのワインのエレガント志向がこれから強くなってくるのかもしれません。

というわけで2019年も非常に素晴らしかったのですが、残念ながら価格は大幅に上がります。希望小売価格4万5000円。今の為替と近年の高評価を考えたら仕方ないですが、きついですね。

2018年はまだ店頭にはいくらか残っており、3万円台で購入できます。はっきり言って、ナパのワインでこのクオリティで3万円前半はバーゲンといってもいいくらいです。円安が解消されない限りはもう難しいかもしれません。今が買い時なのは間違いありません。

ウメムラです。

ノムリエ・ザ・ネットです。

カリフォルニアワインあとりえです。

柳屋です。