ダックホーンの共同創設者、マーガレット・ダックホーンが逝去
ナパのダックホーン・ヴィンヤーズの共同創設者であるマーガレット・ダックホーンが11月28日、亡くなりました(Margaret L. Duckhorn, the cofounder of The Duckhorn Portfolio, Dies at 83)。83歳でした。
マーガレットは夫のダンと1976年にワイナリーを始め、78年からナパ・ヴァレーのメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンを作り始めました。メルローを単独でワインにするのが珍しい時代に、それを中核に据える決断をして、ニューワールドにおけるメルローブームの先駆けとなりました。
ダックホーンではパラダックスやマイグレーションといった派生ブランドの構築にも力を注ぎました。
ナパ・ヴァレーのワイン業界の中でも重鎮となり、ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズの社長やカリフォルニアワイン協会の会長といった要職を務めました。
2007年にダックホーンをGIパートナーズに売却した後もディレクターを続け、2016年にTSGコンシューマーパートナーズがオーナーになったときに引退しました。その後も現場からは離れたものの、ダックホーン・ポートフォリオの上場などを熱心に見守ってきました。
ご冥福をお祈りします。