新たな冷涼産地が誕生か? カーメル・コーストがAVA申請
モントレーで2022年10月、新たなAVAが申請されました。名前は「カーメル・コースト(Carmel Coast)」。申請したのはPaleo、Messier、Albatross Ridgeといったワイナリーの代表者。
図にあるように、現在はモントレーのサリナス・ヴァレーからサンタ・ルシア・ハイランズを挟んだ西側にカーメル・ヴァレーというAVAがあります。ここは非常に冷涼なモントレーとは異なり、冷たい風があまり入ってこないこのあたりでは例外的に温暖なところ。そのためカベルネ・ソーヴィニヨンなどのボルドー品種が中心に栽培されています。
今回申請されたカーメル・コーストのエリアは正確には不詳ですが、より太平洋に近く、遮るものなく冷気が来るエリアです。
トータルで4100エーカーということなので4km四方ほどのエリアだと思われます。ブドウ畑は現状ではわずか90エーカーしかありません。ほとんどがピノ・ノワールやシャルドネが植えられています。
今年はモントレーの南のサン・ルイス・オビスポ郡でSLOコーストAVAが認められ、ソノマではウエスト・ソノマ・コーストAVAがようやく認可されるなど、冷涼系AVAの認可が続いています。カーメル・コーストもこれらに続くことができるでしょうか。
図にあるように、現在はモントレーのサリナス・ヴァレーからサンタ・ルシア・ハイランズを挟んだ西側にカーメル・ヴァレーというAVAがあります。ここは非常に冷涼なモントレーとは異なり、冷たい風があまり入ってこないこのあたりでは例外的に温暖なところ。そのためカベルネ・ソーヴィニヨンなどのボルドー品種が中心に栽培されています。
今回申請されたカーメル・コーストのエリアは正確には不詳ですが、より太平洋に近く、遮るものなく冷気が来るエリアです。
トータルで4100エーカーということなので4km四方ほどのエリアだと思われます。ブドウ畑は現状ではわずか90エーカーしかありません。ほとんどがピノ・ノワールやシャルドネが植えられています。
今年はモントレーの南のサン・ルイス・オビスポ郡でSLOコーストAVAが認められ、ソノマではウエスト・ソノマ・コーストAVAがようやく認可されるなど、冷涼系AVAの認可が続いています。カーメル・コーストもこれらに続くことができるでしょうか。