Paul Dolan
メンドシーノのフェッツァー(Fetzer、現Bonterra)で有機栽培やバイオダイナミクスの栽培などを立ち上げたワインメーカーのポール・ドーラン(Paul Dolan)が亡くなりました。長年、ガンで闘病していたとのことです。

ポール・ドーランは母方の先祖に、ソノマで19世紀から20世紀にかけて大きなワイン会社だった「イタリアン・スイス・コロニー」の創設者ピエトロ・カルロ・ロッシがいるという家系。本人は1976年にフレスノ大学で醸造の修士号を得ています。

そして、まだできたばっかりだったメンドシーノのフェッツァーにワインメーカーとして就職。有機栽培の認証制度ができる前の1980年代に有機栽培を始めています。

1992年にフェッツァーがブラウン・フォーマンに売却された後も副社長として残り、2004年まで同社にいました。

2002年にはサスティナビリティの活動を始め、サスティナビリティの最初の書籍『True to Your Roots: Fermenting a Business Revolution』を執筆しています。また、バイオダイナミクスの認証団体デメターの米国代表も務めました。

その後はポール・ドーラン・ワインを立ち上げるも、喧嘩別れしてしまいました。ソノマで始めた Truett-Hurst は今も続いておりバイオダイナミクスの先駆者となっています。

2018年にデメターをやめた後は「Regenerative Organic Alliance」で、ワイン業界からの唯一のボードメンバーとして貢献するなど、一貫して有機栽培などの先駆者としての活動を続けたまさにパイオニアの人生でした。

ご冥福をお祈りします。