パリ16区でスポッツウッド,ジョーンズ・ファミリー,アワーグラス,コングスガード,フォクセン,ロバート・モンダヴィ,アルカディアン,ジェリコ・キャニオン,ダン・ヴィンヤーズ,バイロンの10ワイナリのセールをやっています。とりあえずお勧めは以下の五つ。


スポッツウッドのセカンドラベル,リンデンハーストです。ワイナリ価格が多分50ドルくらいなので5380円は実質同程度。MLで買っても送料やら税金やらで結局8000円程度にはなってしまうことを考えたらかなりお買い得。米国での小売価格は80ドルくらいするところもあります。WAで90点。スポッツウッドが満を持して作ったセカンドなので品質的にもお墨付き。


コングスガードのシャルドネ2005は,ショップのページにはWAで92-94+と書かれていますが,最新の評価では95点に上がっています。「the 2005 Chardonnay boasts copious notes of floral, honeysuckle, and orange oil offered in a full-bodied white. It possesses terrific acidity, a striking terroir-based minerality, and beautiful delineation as well as purity. This is a large-scaled yet remarkably fresh wine with the balance and grace of a world-class ballerina.」とのコメント。熟成も楽しめそうです。米国の小売価格は95~200ドルなので,1万2800円はかなり安い部類。


アルカディアンのピゾーニ2004はWAで90点。Parkerは酸を重視するArcadianのピノはスタイル的に好みではないと言っていますが,その中でこれだけは琴線に響いたようです。恐らくPisoniのよさとArcadianのよさが共に出ているのではないでしょうか。米国での小売価格は80ドル程度です。


飲み頃がなかなかこないことで知られるDunnのカベルネですが,WAでは2009-2024と比較的短めの評価。いつもの年よりもむしろ飲みやすいできになっているようです。過熟と高アルコールを批判するRandy Dunnの渾身の作品。米国での小売価格は80-120ドル程度。



バイロンのNielson Vineyard Pinot Noir 1999。WAでの評価は87とあまりよくなく,飲み頃も2002-2006となっていますが,ワイナリ価格が45ドルであり,3000円台はそれより安くなっています。