パリ16区で「希少オールド・ヴィンテージ特集」というのをやっていて,紹介するチャンスをうかがっていたのですが,今日そのなかでvon Strasserを発見。

von Strasserはあまり知っている人がいないと思いますが,ナパのスプリングマウンテンにあるワイナリです。Diamond Creekなんかのご近所さん。いわゆる「山カベ」(山地系の畑のブドウで作られたカベルネ)なので,若いときは固いですが,そろそろいい感じじゃないでしょうか。1998年のカベルネは実は僕も持っていますが,購入価格は50ドルくらいだったはず。10年経って6800円というのはお買い得でしょう。


ついでにもう一つ紹介するのは柳屋の「希少レアワイン特集」に出ていたQuilceda Creekのカベルネ2004。Quilceda Creekといえば,Wine Advocate誌において2002年から2006年の5ビンテージで3回100点を取った化物ワイン。2004年は2006年と並んでわずか99点しか取れなかった年です。なお,Quilceda Creekが位置するワシントン州のワインはロバート・パーカーではなく,現在はJay Miller(以前はPierre Rovani)がレイティングを付けています。日本にはわずかしか入荷されませんし,入荷されても一瞬でなくなるのが普通のワインです。今も残り1本ですが,記事書くときに残っていること自体が少ないので挙げておきます。