ブリュワー・クリフトン、ダイアトム、シャトー・イガイタカハの漢字シリーズなどのワインで知られるグレッグ・ブリュワーが、シラーを作り始めています。「Ex Post Facto(エクス ポスト ファクト)」というのは「After the fact」という意味で、ブリュワー・クリフトンの枠から外れたワインを作ってみたいという意味合いがあるそうです。とはいっても別のワイナリーを作ったわけではなく、あくまでブリュワー・クリフトンのワインの一つとして売られています。

2016年のヴィンテージから作られていますが、国内輸入は2018年のヴィンテージから。このヴィンテージはヴィナスで94点、ワイン・エンスージアストでも94点と高い評価を得ています。

非常に冷涼な産地ですが、45~60日のスキンコンタクトと全房発酵によって、濃厚で個性あふれる仕上がりになったようです。

メルヴィルのワインメーカーだったころは秀逸なシラーをかなり作っていましたが、自身のブランドとしては初めてのシラー、興味深いワインです。

なお、輸入量はごく少量のようですので、買うなら早めに動くのが吉です。