アイコニックワイン・ジャパンの試飲会で美味しかったワイン(21年秋)
アイコニックワイン・ジャパンの試飲会から美味しかったワインを紹介します。なお。新入荷のファブリストについては「注目の国内新入荷ワイナリー「ファブリスト」」で紹介したのでそちらをご覧ください。
まずは、ファブリストにも関係しているフィールド・レコーディングスから4つのワインです。
スキンズ2020(Skins)(2900円)は白ワインを果皮に漬けたまま発酵させるいわゆるオレンジワインの手法を使ったワイン。これも新入荷です。果皮に漬け込むことで旨味がかなり増しています。白ワインのクリスプさも失っていないいいワインです。
ペットナット(3500円)もちょっと変わったワイン。シャルドネをホップと一緒に発酵させています。フレッシュでドライな味わい。どちらかというと夏向きな感じではありますがおいしい。
カベルネ・フラン2018(3300円)はこの価格帯では珍しいカベルネ・フラン。ちょっとピーマン的な青さもあります。
ネヴァーランド カベルネ・ソーヴィニヨン2017(3300円)はカベルネ・ソーヴィニヨンとしては非常にエレガント。フランとはまた全然違う味わいでカベルネ・ソーヴィニヨンらしさもしっかりあります。
グラウンドワークからはムールヴェードル2016(3600円)を紹介します。これもかなりエレガントなのですが、この価格帯としては非常に複雑味もあって美味しいワイン。すごくいいです。
ディヴァムのピノ・ノワール2015(2300円)は、カレラの元ワインメーカーが造るワインとして話題になったものです。1年ぶりくらいに試飲しましたが、この価格帯のピノ・ノワールとしては最良の部類に入ると思います。
サンタ・バーバラの銘醸畑として知られるビエン・ナシード。オー・ボン・クリマのワインを支える畑でもあります。そのビエン・ナシードの自身のワイナリーによるワインですからおいしくないはずがありません。シャルドネもピノ・ノワールもいいですが、特にピノ・ノワール 2018(1万1000円)は格上の味わい。問答無用のおいしさです。
サンタ・バーバラのサンタ・リタ・ヒルズを代表するワイナリーの一つであるメルヴィル。エステート・ピノ・ノワール2018(6500円)は非常にバランス良く、サンタ・リタ・ヒルズらしいダークなフルーツの風味もあるお手本的なピノ・ノワール。シラー ドナズ・ブロック 2018(8500円)は冷涼感の感じられるシラー。ピノ・ノワールのイメージの強いワイナリーですが、実はグレッグ・ブリュワーがワインメーカーを努めていた時代からシラーでも高く評価されています。
「ウニ」のラベルが印象的なその名もストルプマンの「ウニ」2019(4400円)です。ウニに合うと称している通り、ミネラル感や濃厚な旨味のあるワイン。品種はルーサンヌが70%、シャルドネが30%となっています。
日本で大人気のカリフォルニアワイン「689セラーズ」。その新たなブランドがこのサブミッションです。シャルドネ2019、レッド2019、カベルネ・ソーヴィニヨン2018(価格はいずれも2300円)。シャルドネはは適度な樽感が心地よく美味しいワイン。カベルネ・ソーヴィニヨンはここの定番でさすがの完成度。レッドはより親しみやすい味わいですが、よくあるレッド・ブレンドのように甘めの作りではなく酸がしっかりしていてバランスもよいワインです。
全く違うラベルデザインですが、これもサブミッションのシリーズ。キラードロップ 2018(3800円)というレッド・ブレンド。グルナッシュ56%、シラー29%、プティ・シラー15%という構成です。サブミッションのレッドと比べて、スパイス感がしっかりあり硬質な味わい。これはかなり美味しいです。
ナパで良質のワインを、手に入りやすい価格で造るカモミ。シャルドネ(2800円)もピノ・ノワール(3480円)もバランス良く、さすがの味わい。
最後はオーストラリアからの新入荷ワイン「ヘッド」。アレックス・ヘッドという人が造る急成長中のワイナリーです。北ローヌのシラーに魅せられたという彼が造るシラーは従来のオーストラリア的なイメージとは一線を画しています。「レッド」シラーズ2018(3500円)はコスパの高さに驚いたワイン。なんとジェームズ・ハリデーが96点を付けています。一方「ザ・ブルネット2018」(7900円)はむちゃくちゃ美味しいシラー。ジェームズ・ハリデーの点は95点とレッドより低いのが不思議ですが、ジェームズ・サックリングは96点を付けています。個人的にはこの日のベストワイン(僅差の次点はビエン・ナシードのピノ・ノワールです)。
最後に、この記事ではあえて紹介しなかったのですが、アイコニックで今年一番のヒット商品といえば「スラムダンク」があります。これはやっぱり美味しいです。カリフォルニアワインファンでまだ飲んでなかったら、ぜひとも飲んでください。
まずは、ファブリストにも関係しているフィールド・レコーディングスから4つのワインです。
スキンズ2020(Skins)(2900円)は白ワインを果皮に漬けたまま発酵させるいわゆるオレンジワインの手法を使ったワイン。これも新入荷です。果皮に漬け込むことで旨味がかなり増しています。白ワインのクリスプさも失っていないいいワインです。
ペットナット(3500円)もちょっと変わったワイン。シャルドネをホップと一緒に発酵させています。フレッシュでドライな味わい。どちらかというと夏向きな感じではありますがおいしい。
カベルネ・フラン2018(3300円)はこの価格帯では珍しいカベルネ・フラン。ちょっとピーマン的な青さもあります。
ネヴァーランド カベルネ・ソーヴィニヨン2017(3300円)はカベルネ・ソーヴィニヨンとしては非常にエレガント。フランとはまた全然違う味わいでカベルネ・ソーヴィニヨンらしさもしっかりあります。
グラウンドワークからはムールヴェードル2016(3600円)を紹介します。これもかなりエレガントなのですが、この価格帯としては非常に複雑味もあって美味しいワイン。すごくいいです。
ディヴァムのピノ・ノワール2015(2300円)は、カレラの元ワインメーカーが造るワインとして話題になったものです。1年ぶりくらいに試飲しましたが、この価格帯のピノ・ノワールとしては最良の部類に入ると思います。
サンタ・バーバラの銘醸畑として知られるビエン・ナシード。オー・ボン・クリマのワインを支える畑でもあります。そのビエン・ナシードの自身のワイナリーによるワインですからおいしくないはずがありません。シャルドネもピノ・ノワールもいいですが、特にピノ・ノワール 2018(1万1000円)は格上の味わい。問答無用のおいしさです。
サンタ・バーバラのサンタ・リタ・ヒルズを代表するワイナリーの一つであるメルヴィル。エステート・ピノ・ノワール2018(6500円)は非常にバランス良く、サンタ・リタ・ヒルズらしいダークなフルーツの風味もあるお手本的なピノ・ノワール。シラー ドナズ・ブロック 2018(8500円)は冷涼感の感じられるシラー。ピノ・ノワールのイメージの強いワイナリーですが、実はグレッグ・ブリュワーがワインメーカーを努めていた時代からシラーでも高く評価されています。
「ウニ」のラベルが印象的なその名もストルプマンの「ウニ」2019(4400円)です。ウニに合うと称している通り、ミネラル感や濃厚な旨味のあるワイン。品種はルーサンヌが70%、シャルドネが30%となっています。
日本で大人気のカリフォルニアワイン「689セラーズ」。その新たなブランドがこのサブミッションです。シャルドネ2019、レッド2019、カベルネ・ソーヴィニヨン2018(価格はいずれも2300円)。シャルドネはは適度な樽感が心地よく美味しいワイン。カベルネ・ソーヴィニヨンはここの定番でさすがの完成度。レッドはより親しみやすい味わいですが、よくあるレッド・ブレンドのように甘めの作りではなく酸がしっかりしていてバランスもよいワインです。
全く違うラベルデザインですが、これもサブミッションのシリーズ。キラードロップ 2018(3800円)というレッド・ブレンド。グルナッシュ56%、シラー29%、プティ・シラー15%という構成です。サブミッションのレッドと比べて、スパイス感がしっかりあり硬質な味わい。これはかなり美味しいです。
ナパで良質のワインを、手に入りやすい価格で造るカモミ。シャルドネ(2800円)もピノ・ノワール(3480円)もバランス良く、さすがの味わい。
最後はオーストラリアからの新入荷ワイン「ヘッド」。アレックス・ヘッドという人が造る急成長中のワイナリーです。北ローヌのシラーに魅せられたという彼が造るシラーは従来のオーストラリア的なイメージとは一線を画しています。「レッド」シラーズ2018(3500円)はコスパの高さに驚いたワイン。なんとジェームズ・ハリデーが96点を付けています。一方「ザ・ブルネット2018」(7900円)はむちゃくちゃ美味しいシラー。ジェームズ・ハリデーの点は95点とレッドより低いのが不思議ですが、ジェームズ・サックリングは96点を付けています。個人的にはこの日のベストワイン(僅差の次点はビエン・ナシードのピノ・ノワールです)。
最後に、この記事ではあえて紹介しなかったのですが、アイコニックで今年一番のヒット商品といえば「スラムダンク」があります。これはやっぱり美味しいです。カリフォルニアワインファンでまだ飲んでなかったら、ぜひとも飲んでください。