ナパのワイナリ,Flora Springsが,創設者であるFlora Komesの生誕100歳を祝って,サイト上でイベントを始めています。
1911年11月7日にハワイで生まれたFloraは18歳のときに看護師の勉強のためにサンフランシスコに来ます。そこで後の夫であるJerryに出会います。二人はその後ナパのRutherfordにたどり着き,1978年にFlora Springs Wineryを始めました。
そういった歴史をビデオにして振り返るというのがこのイベント。全部で8本のビデオが作られるということで現在2番目までが公開されています。
1911年11月7日にハワイで生まれたFloraは18歳のときに看護師の勉強のためにサンフランシスコに来ます。そこで後の夫であるJerryに出会います。二人はその後ナパのRutherfordにたどり着き,1978年にFlora Springs Wineryを始めました。
そういった歴史をビデオにして振り返るというのがこのイベント。全部で8本のビデオが作られるということで現在2番目までが公開されています。
Judd's Hill WineryのJudd Finkelsteinが毎年6月に開催されるAuction Napa Valleyの紹介ビデオを公開しています。
ご覧になって分かるように,Auction Napa Valleyの豪華さとは一線も二線も画したビデオ。町の人々にAuction Napa Valleyのすばらしさを説いて回る奇妙な男(Judd Finkelstein自身)が映っているだけです。しかも最後には警察に連れていかれてしまう始末。
まあこの人,以前にJudd's Enormous Wine Showtoというビデオサイトで紹介しているように,こういう奇妙なビデオを作るのが趣味みたいなもの。今回のビデオがAuction Napa Valleyの宣伝にどれだけ役立つか分かりませんが,まあ見てやってください。
ご覧になって分かるように,Auction Napa Valleyの豪華さとは一線も二線も画したビデオ。町の人々にAuction Napa Valleyのすばらしさを説いて回る奇妙な男(Judd Finkelstein自身)が映っているだけです。しかも最後には警察に連れていかれてしまう始末。
まあこの人,以前にJudd's Enormous Wine Showtoというビデオサイトで紹介しているように,こういう奇妙なビデオを作るのが趣味みたいなもの。今回のビデオがAuction Napa Valleyの宣伝にどれだけ役立つか分かりませんが,まあ見てやってください。
カリフォルニアワインの巨人がまた一人亡くなりました。Jackson FamilyのJess Jacksonです。一般的にはKendall-Jacksonの創設者といった方が通じやすいでしょう(Kendall Jackson Wine Estate - Jess Jackson Obituary)。81歳でした。
Jess Jacksonがワインビジネスに足を踏み入れたのは意外と遅く1974年に梨と胡桃の畑を買って葡萄畑に変えたのが最初。Kendall-Jacksonのワインを最初に作ったのは1982年でした。この最初に作ったシャルドネが大ヒットして一躍有名ワイナリになりました。
近年はCambria,Stonestreet,Edmeades,La Crema,Cardinale,Lokoya,Hartford Family,Verite,Atalon,Carmel Road, Murphy-Goode,La Jota,Freemark Abbey,Byron,Arrowoodといった名だたるワイナリも傘下に収めましたが,どのワイナリもJackson Familyに入ってからの方がむしろいいワインを作るようになってきているのはよほど上手にコントロールしていたのでしょう。
ご冥福を祈ります。
Jess Jacksonがワインビジネスに足を踏み入れたのは意外と遅く1974年に梨と胡桃の畑を買って葡萄畑に変えたのが最初。Kendall-Jacksonのワインを最初に作ったのは1982年でした。この最初に作ったシャルドネが大ヒットして一躍有名ワイナリになりました。
近年はCambria,Stonestreet,Edmeades,La Crema,Cardinale,Lokoya,Hartford Family,Verite,Atalon,Carmel Road, Murphy-Goode,La Jota,Freemark Abbey,Byron,Arrowoodといった名だたるワイナリも傘下に収めましたが,どのワイナリもJackson Familyに入ってからの方がむしろいいワインを作るようになってきているのはよほど上手にコントロールしていたのでしょう。
ご冥福を祈ります。
世界最大のワイナリに返り咲いたGalloが宮城県の「Earthquake and Tsunami Relief Fund」に10万ドルを寄付したと発表しました(Gallo gives $100k to Japan relief - Local - Modbee.com)。
「Earthquake and Tsunami Relief Fund」で検索してもいろいろあって,どれが今回のものかよく分からないのですが,ともかくそういうことです。
元記事のコメントを見るとGalloだけに素直に受け止められない人も結構いるような感じではありますが,ありがたいことです。
「Earthquake and Tsunami Relief Fund」で検索してもいろいろあって,どれが今回のものかよく分からないのですが,ともかくそういうことです。
元記事のコメントを見るとGalloだけに素直に受け止められない人も結構いるような感じではありますが,ありがたいことです。
オーパスワンが東京と香港にオフィスを新設すると発表しました(オーパスワン、新設東京事務所に康子キャドビーさん : ワインニュース : ドリンク&ワイン : グルメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))。
東京事務所の代表は康子キャドビーさん。以前から通訳などでカリフォルニアワイン業界と日本との橋渡しをされていた方です。
香港と中国、シンガポール担当はYvonne Chiong Mouginさん。
以前「カリフォルニアワインでも始まった「ジャパン・パッシング」」という記事で紹介したように、中国と香港ではカリフォルニアワインの輸入が急増しています。おそらく、今回のメインはそれへの対応ということなのでしょう。日本は以前から大きな市場でしたが、急な動きがあるわけではないので、付けたり的な感じがします。
東京事務所の代表は康子キャドビーさん。以前から通訳などでカリフォルニアワイン業界と日本との橋渡しをされていた方です。
香港と中国、シンガポール担当はYvonne Chiong Mouginさん。
以前「カリフォルニアワインでも始まった「ジャパン・パッシング」」という記事で紹介したように、中国と香港ではカリフォルニアワインの輸入が急増しています。おそらく、今回のメインはそれへの対応ということなのでしょう。日本は以前から大きな市場でしたが、急な動きがあるわけではないので、付けたり的な感じがします。
葡萄畑の売却話二つです。
Santa BarbaraのパイオニアRichard Sanford(現在はAlma Rosaのオーナー)は,自社畑のLa Encantadaをワイン投資グループのHillside Road社に売却しました(元記事)。今後もAlma Rosaは同畑のブドウを使うようです。
La EncantadaはSanta Barbaraでは初めて有機栽培の認定を得た畑。今後はどうなっていくのでしょうか。
もう一つはナパのワイナリCliff LedeがAnderson ValleyのSavoy Vineyardを買ったという話(元記事)。
Cliff Ledeはこれより前にAnderson ValleyのBreggoを買収しており,BreggoはSavoyのブドウを使ったピノ・ノワールを作っています。SavoyはほかにLittorai,Radio-Coteau,Kutchが使っており,Anderson Valleyでも名の知れたワイナリ。今後もこれらのワイナリとの関係は続くそうですが,こちらもどうなっていくのか気になるところです。
Santa BarbaraのパイオニアRichard Sanford(現在はAlma Rosaのオーナー)は,自社畑のLa Encantadaをワイン投資グループのHillside Road社に売却しました(元記事)。今後もAlma Rosaは同畑のブドウを使うようです。
La EncantadaはSanta Barbaraでは初めて有機栽培の認定を得た畑。今後はどうなっていくのでしょうか。
もう一つはナパのワイナリCliff LedeがAnderson ValleyのSavoy Vineyardを買ったという話(元記事)。
Cliff Ledeはこれより前にAnderson ValleyのBreggoを買収しており,BreggoはSavoyのブドウを使ったピノ・ノワールを作っています。SavoyはほかにLittorai,Radio-Coteau,Kutchが使っており,Anderson Valleyでも名の知れたワイナリ。今後もこれらのワイナリとの関係は続くそうですが,こちらもどうなっていくのか気になるところです。
オリジナル・ワインを作れるサービスとして人気があるCrushPadが昨年移転したNapaから,今度はSonomaに移転することになりました(Wines & Vines - Wine Industry News Headlines - CrushPad Will Move to Sonoma)。
これは数々のワイナリを持っているWilliam Foley氏の出資に伴うもの。出資比率は明らかになっていませんが,「かなりの」出資ではあるものの「過半数」ではないとのことです。Bill Foleyが以前買収したSebastianiを間借りすることになります。Sebastianiはハイエンドへのシフトで生産量を減らしており,スペースが余っていたとのことであり,そこをCrushPadが使うことになります。
日本人に人気が高いピノの畑は多くがSonomaですから朗報かもしれません。
これは数々のワイナリを持っているWilliam Foley氏の出資に伴うもの。出資比率は明らかになっていませんが,「かなりの」出資ではあるものの「過半数」ではないとのことです。Bill Foleyが以前買収したSebastianiを間借りすることになります。Sebastianiはハイエンドへのシフトで生産量を減らしており,スペースが余っていたとのことであり,そこをCrushPadが使うことになります。
日本人に人気が高いピノの畑は多くがSonomaですから朗報かもしれません。
Inglenookという名前に特別な感慨を持つのはカリフォルニアワインファンの中でも超ベテランかかなりマニアックな人に限られるでしょう(僕は後者ですね^^;)。Gustav Niebaum(グスタフ・ニーバウム)が1879年に設立したワイナリで,1908年に彼が亡くなったあとしばらく閉じられていましたが,1933年に禁酒法が終わったあと,Gustavの甥のJohn Daniel Jr.が復活させました。
1940年代,1950年代はカリフォルニアでも最高のワイナリの一つと言われていましたが,1964年に突如ブランドや屋敷などをAllied Grape Growersに売却してしまったのでした。
その屋敷と1500エーカー近くの土地を1975年に購入したのが映画監督のFrancis Ford Coppolaでした。CoppolaはInglenookの再現を目指し,屋敷の再生や高級ワインRubiconの醸造などに力をふるいましたが,ブランド名だけは得られなかったため,創設者の名前を取ったNiebaum-Coppolaという名称にしたのでした。
オーナーが何回か変わるうちにInglenookの名称は安いバルクワインに使われるようになり,かつての名声はすっかり地に落ちてしまいましたが,Coppolaはやはりその名前に思い入れがあったようで現在のブランド・オーナーであるThe Wine Groupからブランド名を取得したと2011年4月11日に発表したのでした(元記事1,元記事2)。
加えて,昨年引退したワインメーカーScott McLeodに代わりシャトー・マルゴーのワインメーカーだったPhilippe Bascaulesを採用したとのことです。
昨年ワイナリ名をRubicon Estateに変えたときはもうInglenook復活はあきらめたのかと思ったのですが,そうではなかったのですね。個人的にはかなり喜ばしく思っています。
1940年代,1950年代はカリフォルニアでも最高のワイナリの一つと言われていましたが,1964年に突如ブランドや屋敷などをAllied Grape Growersに売却してしまったのでした。
その屋敷と1500エーカー近くの土地を1975年に購入したのが映画監督のFrancis Ford Coppolaでした。CoppolaはInglenookの再現を目指し,屋敷の再生や高級ワインRubiconの醸造などに力をふるいましたが,ブランド名だけは得られなかったため,創設者の名前を取ったNiebaum-Coppolaという名称にしたのでした。
オーナーが何回か変わるうちにInglenookの名称は安いバルクワインに使われるようになり,かつての名声はすっかり地に落ちてしまいましたが,Coppolaはやはりその名前に思い入れがあったようで現在のブランド・オーナーであるThe Wine Groupからブランド名を取得したと2011年4月11日に発表したのでした(元記事1,元記事2)。
加えて,昨年引退したワインメーカーScott McLeodに代わりシャトー・マルゴーのワインメーカーだったPhilippe Bascaulesを採用したとのことです。
昨年ワイナリ名をRubicon Estateに変えたときはもうInglenook復活はあきらめたのかと思ったのですが,そうではなかったのですね。個人的にはかなり喜ばしく思っています。
カレラの単一畑ピノ・ノワールの2008年版が早くも日本市場に入ってきています。2007年がWine Advocate誌で高い評価を得ましたが,2008年もこれまでと変わらない価格で入荷しているのはありがたいこと。ただし,米国内での需要が増えることからか入荷数は減っているようです。
ものによってはまだ2006年ヴィンテージが残っているものもあるので3ヴィンテージ並行販売というちょっと珍しいことになりそうです。
ものによってはまだ2006年ヴィンテージが残っているものもあるので3ヴィンテージ並行販売というちょっと珍しいことになりそうです。
クラッシュパッド・ジャパンがチャリティのワインを発売しました。1本につき1000円を日本赤十字社に寄付するとのことです。ワインはBrewer-Cliftonのスティーブ・クリフトンのワイナリPalmina製のもの。専用の「友」という字が書かれたラベルが付いています。
ワインは2種類あり,赤はバルベーラを主体とするもの。白はピノ・グリージョとトカイ・フリウラーノが半分ずつ。以前飲んだこのワインです。
ワインは2種類あり,赤はバルベーラを主体とするもの。白はピノ・グリージョとトカイ・フリウラーノが半分ずつ。以前飲んだこのワインです。
ワイングラスで有名なリーデル・ジャパンがオンラインショップと直営店での売上の10%を日本赤十字社に義援金として寄付すると発表しています。
さらにリーデル オリジナルのドロップストップを販売。その売上はすべて義援金に回すとのことです。ドロップ・ストップとは円形の金属の薄い板で,丸めてボトルの入り口にさしてそそぐと液ダレしないという便利なものです。このリーデル・オリジナルのものはデザインも秀逸。欲しくなります。
さらにリーデル オリジナルのドロップストップを販売。その売上はすべて義援金に回すとのことです。ドロップ・ストップとは円形の金属の薄い板で,丸めてボトルの入り口にさしてそそぐと液ダレしないという便利なものです。このリーデル・オリジナルのものはデザインも秀逸。欲しくなります。