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Date: 2013/1030 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Facebookをご覧の方は、ぜひFacebookページ「California Wines Japan」をご覧ください。

20131029-californiawinesjapan.png

このFacebookページ、Wine Institute of Californiaの日本語専門ページ。多分、Wine Institute日本代表の堀賢一さんが自身で投稿しているのだと思います。

というのは、様々なワイナリが投稿している写真などから、かなりテクニカルなものを選んで載せているからです。

例えば、10月27日はTruchardの写真で
Truchard Vineyardsの収穫の終わったブドウ畑では、農道に麦わらを敷き詰めています。これは、来るべき冬の雨季に備えて、表土が流出しないようにするためです。

といった説明があります。

10月15日の投稿では、赤く色づいたブドウの葉の写真を載せて、
葡萄畑のところどころで、赤く変色した葡萄の葉を見かける時期になりました。見た目には美しい色なのですが、葡萄樹は本来、紅葉する植物ではありません。こうした紅葉は多くの場合、リーフロール等の深刻なウイルスの存在を示しており、栽培担当者は、その葡萄樹の植え替えを検討しなければなりません。

以前、ダイアモンド・クリーク・ヴィンヤーズの故アル・ブロンシュタインさんに畑を案内していただいたときに、紅葉した葡萄樹を見掛けたので、「植え替えないのですか」と尋ねたところ、「葡萄樹も人間と同じで、40年も生きていれば、何らかの病気に罹るものだ。葡萄樹も我々もそうした持病と共存しながら、生を全うしていくのだよ」と諭されたことを思い出します。

とのこと。

というわけで、いろいろと面白い投稿がありますので、ぜひ「いいね!」をしてください。

そして、気が向いたら「カリフォルニアワイン」のFacebookにもいいね!してくださいね。
Date: 2013/1029 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパのワイナリConn Creekが光センサーを使ったソーティング・テーブルを導入しました(A high-tech harvest at Conn Creek Winery)。

ソーティング・テーブルとはブドウのみを枝から外すデステマーを通した後、品質の悪いブドウの実を取り除くためのもの。通常はベルトコンベアの上を通る実を人海戦術でチェックしますが、新しい機械では、1000万ピクセルのカメラが悪い実を分別して、風圧で跳ね飛ばすようになっています。これによって1時間に8トンものブドウを処理できるとのこと。

このほか、遠心分離器によってブドウの実を皮と分離させる機械も導入したとのこと。これを使って、ブドウの実を全部使うものとそうでないものの比率をコントロールするようです(ちゃんと理解していないので、分かる人おしえてください)。

これらによって、カベルネ・ソヴィニョンの品質を高めるのがConn Creekの目的。

「5年以内にWine Spectatorの年間トップ10に入るのがゴール」だと言います。今醸造したものが市場に出てくるのが2016年ころでしょうから、そのころのConn Creekに注目してみましょう(覚えているかどうかが難問ですが)。
Date: 2013/1025 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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著名ブログFermentationに、ナパを象徴する映像トップ10という記事が載っていました(Napa Valley’s Top 10 Iconic Images)。

10位から順に上げておきます。
10位:Inglenookのシャトー
9位:ウォータータワー
8位:Robert Mondavi
7位:Sterling Vineyards
6位:CIA Greystoneビルディング
5位:Robert Mondavi Winery
4位:Oakville Grocery
3位:Napa Valleyウェルカムサイン
2位:Grape Crusherの銅像
1位:ブドウ畑

2位の銅像はこれです。実はこれは知りませんでした。Highway29でナパの入り口付近に見えるそうです。1987年に設置されています。
Statue

9位のWater Towerとは、下のようなもの。写真はSilver Oakのものですが、記事ではFrog's Leapが挙げられています。個人的にはSilver Oakの方が有名だろうと思うのですが。
Meet me at the water tower

4位のOakville Groceryは建物としては地味で小さいですが、味わいはありますね。

このリストに挙げられたもの以外だと、Opus OneとかBeringerのライン・ハウスあたりは目立ちますね。Wine Trainあたりも絵になります。

あなたの印象に残っているナパの映像は何ですか?
Date: 2013/1024 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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イオンがワインのオンラインショップを開店しています。カリフォルニアワインの品揃えを見るとワイン・イン・スタイル(iwine)が輸入しているものが中心でしょうか。先日紹介したTwistedもあります。

AEON de WINE

興味深いのはオリジナルワイン「ハッピー・キャニオン・ヴィンヤード」としてサンタ・バーバラのハッピーキャニオンのソヴィニョン・ブランとカベルネ・メルローを売っていること。ハッピーキャニオンには優秀なカベルネ・ソヴィニョンを作るStarLaneがあります。Greg Brewer/シャトー・イガイ・タカハのソヴィニョン・ブランもここのブドウを使っています。サンタ・バーバラの中では温かい地域でボルドー系の品種に向いています。

2500円弱のこのワイン、実力を試してみたいところです。
Date: 2013/1021 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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先日、カリフォルニアワインのグランド・テイスティングで美味しかったワインとして紹介したリューリング(Reuling)のワイン、国内での販売が始まりました。

リューリングについて詳しくはこちらをご覧いただきたいのですが、以前はPeter Michael、Aubertという超一流ワイナリにブドウをおろしていたワイナリです。

ピノ・ノワールと、ピノ・ノワールのロゼがありますが、個人的には特にロゼをプッシュしています。カリフォルニアのロゼではPisoniのLucyに並んで、自分的にはトップ2です。





ロゼが入ったお得なセットもあります。

Date: 2013/1020 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワインのコルクを抜かないままワインをグラスに注げる画期的な新システムCoravin。これまで何回か紹介していますが、ついに米国以外への出荷が始まるそうです(Coravin Announces International Availability of Its Popular Wine Access System | Business Wire)。

対象国は
南北米州:アルゼンチン、ブラジル、カナダ、メキシコ、米国
欧州:オーストリア、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、英国
アジア・オセアニア:オーストラリア、香港、ニュージーランド、シンガポール、韓国、台湾

とのことで残念ながら日本は含まれていません。

2014年には本格的な世界展開を図るとのことなので、日本はそれからになりそうです。

過去記事:
一度開けたワインを何年間もフレッシュに保つ革命的な新製品「Coravin」が登場
グラスワインに革命を起こす「Coravin」、Vinographyにレビュー掲載
Date: 2013/1017 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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20131016-nyan.jpg
猫専用のワイン「ニャンニャンぬーぼー」が発売されたそうです(日本初!猫専用ワイン「ニャンニャンぬーぼー」10月15日に発売|プレスリリース配信サービス【@Press:アットプレス】)。

値段は180mlで390円と、まあまあですが、そもそも猫がワインを飲むのでしょうか。漱石の猫はビールを飲んで酔っ払って、水がめに落ちて死んでしまいますが、アルコール飲んで大丈夫なのでしょうか。

プレスリリースによると「原料に果糖ぶどう糖液糖、オリゴ糖、またたび、カベルネぶどう果汁、ビタミンC、カラメル色素を使用した赤ワインテイストの飲料で、アルコールは含んでいません」とのこと。赤ワイン風のぶどうジュースと思えばよさそうです。

ただ、さらに衝撃のコメントがあります。

「元々、猫は飲料を好んで飲まないと言われていますが、当商品もサンプリングの結果、9割の猫が飲まないというモニター結果が得られました」

…9割飲まないんですか…それでいいんでしょうか。

飼い主の意見では「『一緒に飲んでいる雰囲気だけで満足』、『誕生日やクリスマスなどお祝い事に使いたい』と高い満足度を示していました」とのこと。ふーむ。愛猫家の考えることはよくわかりません。
Date: 2013/1014 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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YOMIURI ONLINEの記事によると、政府・与党はTPPの関税交渉で輸入ワインの関税を撤廃する案を検討しているそうです(日本酒・ワインの相互無関税、TPPで提案へ : ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞))。

見返りとしては、日本から輸出する日本酒の関税をなしにすること。

海外における日本酒への注目は高まっていますから、実現する可能性は結構高そうです。

一方で、国内のワイン生産者にとっては、価格競争が厳しい状況になるので支援策を検討するとか。

なお、ワインの関税は価格の15%か1リットル当たり125円のいずれか低い方。ということは750mlのワインの場合、1000円未満の安いワインでなければ93円程度ということになります。もっと変わるのかと思ったら意外とそうでもないのですね。
Date: 2013/1012 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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カリフォルニア最古のワイナリとして知られるソノマのBuena Vistaが、設立当時に建てられた建物の保全でCalifornia Preservation Awardsの“Craftsmanship/Preservation Technology”という賞を受けました(Buena Vista Winery wins preservation award)。

この建物はChampagne Cellarsといい、1979年を最後に、ここではワインが作られていません。また1989年の地震以降は一般にも公開していませんでした。

今回、建物の上からドリルで穴を開け、鉄筋を入れて漆喰で固めることによって、外見を損なわずに建物の耐久性を大幅に上げました。このほかにも様々な修繕を行い、2012年8月31日に再オープンを果たしました。この日は創設者Agoston Haraszthyの生誕200年の日です。

こうして、再び一般に公開されるようになり、ワインの生産も始まりました。

これらは2011年にワイナリを買収したJean-Charles Boisset(ジャン-シャルル・ボワセ)によるもの。Boisset家はブルゴーニュ最大のプロデューサーであり、カリフォルニアでもBuena Vista以外にRaymond、DeLoach、自身のJCBといったワイナリを持っています。ジャン-シャルルはGalloのワインメーカーであるGina Galloのご主人でもあります。

只者ではないですね。
Date: 2013/1011 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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先週、サンフランシスコにおいて「カリフォルニアワイン・サミット」というイベントが開かれました(Wine Institute Showcases California Wines for Top Media/Trade from Canada, Europe and Asia - The Wine Institute)。

このイベントはWine Instituteが主催したもので、世界各国から21人のメディアやバイヤーを招いて、一週間にわたって計350種ものワインを試飲するというもの。参加国はカナダ、英国、ドイツ、スイス、スウェーデン、中国、そして日本の7カ国。この7カ国で米国のワイン輸出のおよそ8割を占めているそうです。

日本からは、以前YOMIURI ONLINEに記事を書いていた山本昭彦さんが出席されています。11本にわたる一連のブログ記事を公開されており、かなり読み応えあります。

サクサムは凄かった…カリフォルニア・ワインズ・サミット前夜
リトライが赤も白も人気…シャルドネの新潮流
ターリーのジンファンデル…バッセMWもお気に入り
クッチとロスト&ファウンド…注目の新世代ピノ
熟成セインツベリーとJ・シュラム
ファイラとスクリブ…カリフォルニアのピノで衝撃の発見
ヒロ・シェフのフュージョンde一息…TERRAにて
MSとMWの凄さ、秒速の判断…カベルネ漬けの一夜
カリフォルニアはヴァリュー・ワインの宝庫
ゴージャスなデュモルとスタイリッシュなタブラス・クリーク
まんま和食のミーナとジャン・シャルル・ボワセの勢い

僕もそのうち、招待されるようになりたいものです(笑)。
Date: 2013/1009 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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「カルト・ワイン」の1つとして有名なColgin(コルギン)のセミナーに参加しました。この夏、Colginの社長に、Harlan傘下Bondの支配人だったポール・ロバーツ氏が就任というちょっとびっくりなニュースがあり、そのポール・ロバーツ氏が来日して説明しました。また、ポール・ロバーツ氏の移籍と関係あるのかどうかは分かりませんが、日本のインポーターがHarlanと同じ中川ワインに変わっています。

ポール・ロバーツ

ColginのオーナーはAnn Colgin氏。米国からロンドンに留学して美術を勉強し、オークションハウスとして有名なクリスティーズに入社しました。美術部門の向かいがワイン部門で、マイケル・ブロードベントなどの有名人と知り合いになってワインにも興味を持つようになりました。

その後、有力なオークションハウスのサザビーズに招かれ、ロスアンゼルスでワインのオークショナーになりました。

ナパにもしばしば訪れるうちにワインを作りたいと思うようになり、ヒルサイドの畑を探すうちに、ナパの東側にあるプリチャード・ヒルに土地を見つけました。

最初のヴィンテージである1992年のワインが市場に出たころは、まさにカルト・ワインの繚乱期。ヘレン・ターリーが作ったワインはその1つとして注目されるようになりました。これまでColginのワインはWine Advocate誌で6回100点を取っており、Harlanなどと並んで、ナパの最高のワインを作っています。

なお、当時の夫であるフレッド・シュレーダー氏は現在はSchrader Cellarsのオーナー。こちらも近年100点ワインを連発して、カルト・ワインの仲間入りをしています。

さらに、現在の夫のジョー・ウェンダー氏はブルゴーニュのメゾン・カミーユ・ジローのオーナーと、ワイン業界の一番きらびやかなところにいると言っても過言ではないかもしれません。

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Date: 2013/1007 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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将来自分でワインを作ってみたいと考えている人は少なからずいると思います。今日はそんな方へのツアーの案内です。

とはいってもカリフォルニアではなく、もっと身近な山梨・勝沼。10月19日、新宿からの日帰りバスツアーです。

定年後にワイン作りを始めた東夢の高野社長、アルガブランカ・イセハラで有名な勝沼醸造の有賀社長の話が聞けるという充実した内容です。

山梨県の職員もアテンドするので、まじめにワイン作りに興味があるなら参加して損はないと思います。

詳しくはこちらから。
Date: 2013/1006 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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いわゆるカルト・ワインの中でもスクリーミング・イーグルと並んで一目置かれているのがハーラン・エステート。オーナーであるBill Harlanの息子、Willが新しいワイナリを始めました(A Napa-Valley Master Inspires a New Generation - WSJ.com)。

ワイナリ名はMascot。ワインはカベルネ・ソヴィニョン。2008ヴィンテージを75ドルで販売します。

実はこのワイン、HarlanやBondの畑の中で若すぎて使えないブドウを集めて作ったもの。さすが、Harlanでないとできないプロジェクトでした。今回の生産量は500ケースですが、将来は1000ケースまで増やす意向です。

Willは1987年生まれ。デューク大学を卒業後はコロラドでWebサイトの運営などをやっていたそうです。Harlanを200年続くワイナリにしたいと公言しているBill Harlanにとっては、引き継いでくれる人材が戻ってきたことは嬉しいのでしょう。
Date: 2013/1003 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ソノマに新しいAVAができました。名前はMoon Mountain Districtです(Feds approve Moon Mountain AVA in Sonoma Valley | The Press Democrat)。

場所はマヤカマス山脈の西側。ソノマ・ヴァレーの中にあるサブAVAという位置づけになります。有名なところではMonte Rossoの畑が、このAVAに含まれます。

ちなみに、Paso Roblesでは11のAVAが同時進行で申請中です。AVAを覚えるのも一筋縄では行きません。
Date: 2013/1001 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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渋谷にワイン好きのためのArchitecture&Plan - 建築と間取り | Wine Apartment ワインアパートメントが10月1日、誕生します。

一種のワンルームマンションですが、(1)各部屋に26本入りのワインセラーが付属、(2)地下に最大1万本収納できるワインカーヴがあって利用可能、(3)レンタルグラスを用意、(4)押上の人気ワインバー「遠藤利三郎商店」が1Fにあり、ケータリングでも利用可能)、(5)ソムリエが常駐し、イベントが開かれたり、100種類のグラスワインを用意したりする、といったワイン好きにとってはいたれりつくせりの仕様になっています。

気になる賃料は239,000円~258,000円。このほか2万円の管理費が必要。地下のカーヴは月額18,000円~(168本~)。

月30万円くらいかかることを考えると、相当お金が余っている人がセカンドハウスとして利用とか、ワイン関係の会社がパーティスペースとして利用、といったことぐらいしか思いつきません。

いったいどういう人が借りてどのように使うのか、気になりますね。優雅なワインライフが待ち受けているのでしょうか?