Wine Cellar KATSUDAが自社で直輸入を始めるとのことで、倉庫整理のために在庫一掃セールをしています。カリフォルニアワインでは特にピノ・ノワールで希少ものが安くなっています。また、シャトー・イガイ・タカハの漢字シリーズも激安といっていいほどの値段です。
ベッドロックのオールド・ヴァインが3000円台は激安です。
ポール・ラトーのピノ・ノワールは1万円超えるのが普通のところが税込み8618円という安さ。Wine Advocate誌では94点です。また、コブやジョージ、サークといった新進気鋭のワイナリーのピノ・ノワールもかなり安くなっています。
シャトー・イガイ・タカハではロゼや漢字シリーズなどを紹介します。漢字シリーズが4000円台から飲めるのは奇跡的。最高級の「園」でさえ6000円台です。
ベッドロックのオールド・ヴァインが3000円台は激安です。
ポール・ラトーのピノ・ノワールは1万円超えるのが普通のところが税込み8618円という安さ。Wine Advocate誌では94点です。また、コブやジョージ、サークといった新進気鋭のワイナリーのピノ・ノワールもかなり安くなっています。
シャトー・イガイ・タカハではロゼや漢字シリーズなどを紹介します。漢字シリーズが4000円台から飲めるのは奇跡的。最高級の「園」でさえ6000円台です。
ナパの中でもフレンチ・ランドリーなど高級料理店が立ち並ぶ一角がヨントヴィル。そこでVintage Inn、Villagio Inn、V Marketplaceを所有するVintage Estateコンプレックスが売りに出ています(The commercial heart of Yountville is for sale)。
1970年代からのオーナーであるイーガンとギロッティ家は、そろそろ後継者に引き継ぎたいということで売却を決めたとのこと。
立地の素晴らしさや広さなどから、売却額は2億ドルを超えるのではないかと予想されています。
近年売却されたナパのホテルでは1部屋あたり100万ドル前後で取引されており、Vintage InnとVillagioは合わせて192部屋あることから、これだけでも2億ドル近くになると考えられます。さらにV Marketplaceもあることから、それを上回ることは確実でしょう。
おそらくナパでは過去最高額の取引になると考えられています。
1970年代からのオーナーであるイーガンとギロッティ家は、そろそろ後継者に引き継ぎたいということで売却を決めたとのこと。
立地の素晴らしさや広さなどから、売却額は2億ドルを超えるのではないかと予想されています。
近年売却されたナパのホテルでは1部屋あたり100万ドル前後で取引されており、Vintage InnとVillagioは合わせて192部屋あることから、これだけでも2億ドル近くになると考えられます。さらにV Marketplaceもあることから、それを上回ることは確実でしょう。
おそらくナパでは過去最高額の取引になると考えられています。
ソノマのJを今年ガロに売却したジュディ・ジョーダンがオレゴンのチュヘイラム・マウンテンを買収しました(Judy Jordan, former owner of J Vineyards & Winery, purchases Oregon’s Chehalem Mountain Vineyard - Inside Scoop SF)。
Jはオペレーションが拡大しすぎてしまい、売却に至ったのですが、ワイン作りから離れたことが耐えられなかったようです。
チュヘイラム・マウンテンはウィラメット・ヴァレー内の同名のAVAにある老舗のワイナリー。日本にも入荷しているチュヘイラム・ヴィンヤーズとは別のワイナリーです。
近年、カリフォルニアのワイナリーがオレゴンのワイナリーを買収するケースは増えています。例えばケンダル・ジャクソンは2013年にウィラメット・ヴァレーの4つの地所を購入しており、仏資本も入っているイヴニング・ランド(最初はソノマ・コーストだった)はオレゴンのセブン・スプリングスのワインで大人気になっています。ウィリアム・フォーリーも2014年にフォー・グレイスイズというワイナリーを購入しています。
温暖化でピノ・ノワールの産地が涼しいところに向かっている流れの1つなのでしょうか。
Jはオペレーションが拡大しすぎてしまい、売却に至ったのですが、ワイン作りから離れたことが耐えられなかったようです。
チュヘイラム・マウンテンはウィラメット・ヴァレー内の同名のAVAにある老舗のワイナリー。日本にも入荷しているチュヘイラム・ヴィンヤーズとは別のワイナリーです。
近年、カリフォルニアのワイナリーがオレゴンのワイナリーを買収するケースは増えています。例えばケンダル・ジャクソンは2013年にウィラメット・ヴァレーの4つの地所を購入しており、仏資本も入っているイヴニング・ランド(最初はソノマ・コーストだった)はオレゴンのセブン・スプリングスのワインで大人気になっています。ウィリアム・フォーリーも2014年にフォー・グレイスイズというワイナリーを購入しています。
温暖化でピノ・ノワールの産地が涼しいところに向かっている流れの1つなのでしょうか。
ナパで毎年6月に開催されるオークション・ナパ・ヴァレー、その収益はすべて福祉に回されています。このほど、その成果が公表されています(Auction Napa Valley Funding Helps More than 100,000 Clients in 2014)。
2014年にはさまざまな非営利団体に合計で690万ドルを超える資金援助をしています。その中には学校教育への貢献や、低所得者への還付金といったものも含まれています。
ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズは2014年のナパの地震の後には1000万ドルの寄付をしています。より最近では、ナパにも影響があった山火事ヴァレー・ファイアーの被害者救済で25万ドルを提供しています。
派手なことが目に付くナパですが、こういった形で地元への還元ができているのはいいことですね。
2014年にはさまざまな非営利団体に合計で690万ドルを超える資金援助をしています。その中には学校教育への貢献や、低所得者への還付金といったものも含まれています。
ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズは2014年のナパの地震の後には1000万ドルの寄付をしています。より最近では、ナパにも影響があった山火事ヴァレー・ファイアーの被害者救済で25万ドルを提供しています。
派手なことが目に付くナパですが、こういった形で地元への還元ができているのはいいことですね。
現在、米国では4つの州とコロンビア特別区(ワシントン)で娯楽用のマリファナが合法化されています。また、医療用のマリファナについては、上記以外の19州で合法化されています。他にも多くの州が合法化の検討をしているとのこと。
娯楽用マリファナをいち早く解禁したコロラド州で、酒類の売上にどういう影響があったか、ワイン業界ファイナンシャル・シンポジウムで報告がありました(Weed's Effect on Wine Sales)。
それによると、マリファナの解禁によって、当初酒類の売上は落ち込んだとのこと。しかし、その後の旅行客の増加や若者の移住の増加によって、落ち込み以上のプラス効果があったとのこと。
25%の物品税が課せられているマリファナの税収は、既に酒類からの税収を超えているそうです。
また、酒類の流通業者がマリファナについても流通を担えるのではないかと、検討しているそうです(現在はマリファナは消費者へ直接販売されている)。
娯楽用マリファナをいち早く解禁したコロラド州で、酒類の売上にどういう影響があったか、ワイン業界ファイナンシャル・シンポジウムで報告がありました(Weed's Effect on Wine Sales)。
それによると、マリファナの解禁によって、当初酒類の売上は落ち込んだとのこと。しかし、その後の旅行客の増加や若者の移住の増加によって、落ち込み以上のプラス効果があったとのこと。
25%の物品税が課せられているマリファナの税収は、既に酒類からの税収を超えているそうです。
また、酒類の流通業者がマリファナについても流通を担えるのではないかと、検討しているそうです(現在はマリファナは消費者へ直接販売されている)。
Wine Spectator誌の2015年ビデオ・オブ・ザ・イヤーが発表されました("Legacy of Jackass Hill" Takes Top Prize in 2015 Wine Spectator Video Contest | News | News & Features | Wine Spectator)。今年の1位になったのは、マルティネリによるジャッカス・ヒルの映像。
最大斜度60度というとんでもない傾斜地に115年前に植えられたジンファンデルの畑です。トラクターで耕すのも、命がけです。キャタピラがついているトラクターでさえ、ズリ落ちていってしまうことが珍しくないのですから。
ビデオの中には、トラクターがずり落ちて貴重なジンファンデルの古木をなぎ倒してしまうという衝撃映像もあります。ぜひご覧になってみてください。
最大斜度60度というとんでもない傾斜地に115年前に植えられたジンファンデルの畑です。トラクターで耕すのも、命がけです。キャタピラがついているトラクターでさえ、ズリ落ちていってしまうことが珍しくないのですから。
ビデオの中には、トラクターがずり落ちて貴重なジンファンデルの古木をなぎ倒してしまうという衝撃映像もあります。ぜひご覧になってみてください。
タクシー配車サービスUber(ウーバー)がワイナリー観光に進出を始めています。今年4月にサンルイスオビスポで「UberWine」と呼ぶサービスを開始し、9月にはサンタ・バーバラでも同サービスを始めました(How Uber Is Changing the Way Drunk People Take Wine Tours | MUNCHIES
)。
Uberはスマホのアプリで簡単に車が呼べる上、運賃が従来のタクシーよりも3割程度安いことで急成長を遂げました。ワイナリー観光でも同様で、従来のリムジンのサービスが4人の客が乗れるセダンで1時間60ドル~くらいだったものが、1時間35ドル~(4人まで。6人までは45ドル~。また距離によって高くなる場合がある)と最大4割も安くなります。例えば1時間40ドルとして朝10時から夕方6時まで4人でツアーに行くとすると、合計320ドル。一人あたり80ドルと1万円程度で済むことになります。
ユーザーにとっては飲酒運転の危険がなく、慣れないところで道を調べる必要もないなど、メリットはいろいろあります。これまでの価格では二の足を踏んでいた人でも、これなら使って見ようかと思う場合もあるでしょう。
サンタ・バーバラがうまくいけば、次はナパやソノマかもしれませんね。
)。
Uberはスマホのアプリで簡単に車が呼べる上、運賃が従来のタクシーよりも3割程度安いことで急成長を遂げました。ワイナリー観光でも同様で、従来のリムジンのサービスが4人の客が乗れるセダンで1時間60ドル~くらいだったものが、1時間35ドル~(4人まで。6人までは45ドル~。また距離によって高くなる場合がある)と最大4割も安くなります。例えば1時間40ドルとして朝10時から夕方6時まで4人でツアーに行くとすると、合計320ドル。一人あたり80ドルと1万円程度で済むことになります。
ユーザーにとっては飲酒運転の危険がなく、慣れないところで道を調べる必要もないなど、メリットはいろいろあります。これまでの価格では二の足を踏んでいた人でも、これなら使って見ようかと思う場合もあるでしょう。
サンタ・バーバラがうまくいけば、次はナパやソノマかもしれませんね。
ロバート・モンダヴィが1966年の初収穫から、50回めの収穫祝いを迎えました(Robert Mondavi Winery celebrated its 50th blessing of the grapes ...)。
ナパが世界に名だたるワイン産地になったのには様々な理由がありますが、ロバート・モンダヴィが果たした役割は極めて大きいと思います。
今、ナパに多くの観光客が行くのも、ロバート・モンダヴィがワイナリーを観光地として様々な手を打ったからですね。
改めてその功績に感謝したいと思います。
ナパが世界に名だたるワイン産地になったのには様々な理由がありますが、ロバート・モンダヴィが果たした役割は極めて大きいと思います。
今、ナパに多くの観光客が行くのも、ロバート・モンダヴィがワイナリーを観光地として様々な手を打ったからですね。
改めてその功績に感謝したいと思います。
操業26年を間近に控えたナパのワイントレインが売却されました(Napa Valley Wine Train sold | The Press Democrat)。
新しいオーナーはワシントンにあるNoble House Hotels & Resortsなど。ナパの River Terrace Innなど18の施設を保有しているそうです。
ワイントレインの従業員などはこれまで通り勤務につきます。
ワイントレインといえば先日、黒人女性らのグループを、車内で騒いだとして、途中下車させ、大きな問題になったのが記憶にあたらしいところ。ただ、売却の話し合いはそれまでにも持たれていたとのことで、今回とは無関係だとしています。
なお、これまでのオーナーだったDeDomenico家は、元のギラルデリ・チョコレートのオーナー。
新しいオーナーはワシントンにあるNoble House Hotels & Resortsなど。ナパの River Terrace Innなど18の施設を保有しているそうです。
ワイントレインの従業員などはこれまで通り勤務につきます。
ワイントレインといえば先日、黒人女性らのグループを、車内で騒いだとして、途中下車させ、大きな問題になったのが記憶にあたらしいところ。ただ、売却の話し合いはそれまでにも持たれていたとのことで、今回とは無関係だとしています。
なお、これまでのオーナーだったDeDomenico家は、元のギラルデリ・チョコレートのオーナー。
レイクとナパで大きな被害を出し続けているヴァレーファイアーに加え、シエラ・フット・ヒルズでも、ビュート(Butte)ファイアーが、多くのワイナリーに被害を与えています(Sierra Foothills Wineries: Butte Fire- Wine Community News)。
シエラ・フット・ヒルズではMurphysという町に避難勧告が出ており、ワイナリーがクローズせざるを得なくなっています。Mountain Ranchというジンファンデルの畑は実際に火事の被害を受けてしまったそうです。
レイク・カウンティではShed Horn Cellarsで一部の建物が焼けたなどのワイナリーの被害がでています。
不幸中の幸いと言えるのが、今年の収穫の早さです。大部分の収穫を終えたワイナリーが多いことから、煙によるワインへの影響は、今のところ心配するほどではなさそうです。
ただ、ヴァレーファイアーにしても、まだ15%しか鎮火していないので、今後が気になる状況は続きそうです。
シエラ・フット・ヒルズではMurphysという町に避難勧告が出ており、ワイナリーがクローズせざるを得なくなっています。Mountain Ranchというジンファンデルの畑は実際に火事の被害を受けてしまったそうです。
レイク・カウンティではShed Horn Cellarsで一部の建物が焼けたなどのワイナリーの被害がでています。
不幸中の幸いと言えるのが、今年の収穫の早さです。大部分の収穫を終えたワイナリーが多いことから、煙によるワインへの影響は、今のところ心配するほどではなさそうです。
ただ、ヴァレーファイアーにしても、まだ15%しか鎮火していないので、今後が気になる状況は続きそうです。
9月12日(土曜日)にレイク・カウンティで発生した山火事ヴァレー・ファイアー(Valley Fire)がすさまじい勢いで拡大しています。死者も出ており、ナパへ通う人も多く住んでいるミドルタウンという町は、街全体が焼きつくされました。
カリストガには避難してきた人たちが溜まっており、Highway29もカリストガより北は通行止めになっています。
また、ナパでも北東部のポープ・ヴァレーやハウエル・マウンテン方面など一部で自主的に避難が行われています。
鎮火の見通しは立っていません。
動画は山火事の脇を車で脱出しながら取った動画。すごい迫力です。
カリストガには避難してきた人たちが溜まっており、Highway29もカリストガより北は通行止めになっています。
また、ナパでも北東部のポープ・ヴァレーやハウエル・マウンテン方面など一部で自主的に避難が行われています。
鎮火の見通しは立っていません。
動画は山火事の脇を車で脱出しながら取った動画。すごい迫力です。
ソノマ・コーストのイメージというと、朝の霧ではないかと思っています(まだ行ったことないのですが^^;)。というわけで、Instagramからラジオ・コトー(Radio Coteau)と、ジャスミン・ハーシュさんの投稿から朝の霧写真を紹介します。
ラジオ・コトーってカタカナで書くとドクターコトーみたい、って思いました(笑)。
ラジオ・コトーってカタカナで書くとドクターコトーみたい、って思いました(笑)。
W.ブレイク・グレイ氏のブログに匿名のワイナリー・インターンが書いた記事が載っています(The Gray Report: What's it like to be a harvest intern? All cleaning, with lots of water)。
このインターンは、醸造学科の学生で、ナパで就職しようと考えています。今年の収穫時期にとあるナパのワイナリーでインターンをしており、その体験を寄稿した記事です。
ほかのワイナリーに来ているインターンと交流したり、いろいろ楽しそうではありますが、ワイナリーにおける仕事は掃除につぐ掃除。ひたすら掃除だと書いています。
そういえばフリーマンのアキコさんがワイン作りを手伝うようになったきっかけも掃除だと言っていました。ワインメーカーのエド・カーツマンさんが、あまりにもいつも掃除ばかりしているので、掃除だったら手伝えると思ったのが、今ではワインメーカーになってしまったのです。
ワイン作りの最大の敵は雑菌ですから、それだけ掃除が大事なのですね。いいワインになればなるほど、フィルターや清澄も行わないですから、雑菌に侵される危険は大きいのだろうと思います。
それにしても水不足が続く中で、それだけ多くの水を使って掃除をするのは、ちょっとつらいところではありますね。
このインターンは、醸造学科の学生で、ナパで就職しようと考えています。今年の収穫時期にとあるナパのワイナリーでインターンをしており、その体験を寄稿した記事です。
ほかのワイナリーに来ているインターンと交流したり、いろいろ楽しそうではありますが、ワイナリーにおける仕事は掃除につぐ掃除。ひたすら掃除だと書いています。
そういえばフリーマンのアキコさんがワイン作りを手伝うようになったきっかけも掃除だと言っていました。ワインメーカーのエド・カーツマンさんが、あまりにもいつも掃除ばかりしているので、掃除だったら手伝えると思ったのが、今ではワインメーカーになってしまったのです。
ワイン作りの最大の敵は雑菌ですから、それだけ掃除が大事なのですね。いいワインになればなるほど、フィルターや清澄も行わないですから、雑菌に侵される危険は大きいのだろうと思います。
それにしても水不足が続く中で、それだけ多くの水を使って掃除をするのは、ちょっとつらいところではありますね。
ロンドンを拠点とする高級ワイン取引市場Liv-ex(London International Vintners Exchange)によると、オーパス・ワン2012の国際市場への出荷が始まったそうです(Opus One 2012 released)。
市場価格は12本で1800ポンドと、2011年とほぼ同等。日本円に換算すると1本当たり2万7885円という計算になります。
この価格はLiv-exによると過去10ヴィンテージで最低レベルです。
ただし、日本市場で見ると、オーパス・ワン2011の最低価格が3万4000円程度。2010年よりも値上がりしています。また、過去10年で見ても2011年が一番高いレベル。日本市場におけるオーパス・ワンの価格は国際市場とは別のメカニズムによって決まっていると想像されます。
また、評論家の評価でみるとジェームス・サックリングは2012年に97点を与えています。これは2010年の96点を超えて過去最高の点数。ヴィナスのアントニオ・ガローニも96点を付けているそうです。
市場価格は12本で1800ポンドと、2011年とほぼ同等。日本円に換算すると1本当たり2万7885円という計算になります。
この価格はLiv-exによると過去10ヴィンテージで最低レベルです。
ただし、日本市場で見ると、オーパス・ワン2011の最低価格が3万4000円程度。2010年よりも値上がりしています。また、過去10年で見ても2011年が一番高いレベル。日本市場におけるオーパス・ワンの価格は国際市場とは別のメカニズムによって決まっていると想像されます。
また、評論家の評価でみるとジェームス・サックリングは2012年に97点を与えています。これは2010年の96点を超えて過去最高の点数。ヴィナスのアントニオ・ガローニも96点を付けているそうです。
ソノマのシャトー・セント・ジーンにおいて、ソノマ・ハーベスト・ワイン・オークションが開催されました(Sonoma Harvest Wine Auction Breaks All Records, Raising $4.5 Million)。落札総額は450万ドル。昨年の400万ドルを超えました。
このオークションはSonoma Wine Country Weekendのメインイベントとして開催されているもの。Auction Napa Valleyと同様、ワイナリでのディナーなどが含まれた出品が多かったようです。
オークション・ロットの中には、子どもたちの読み書き能力を向上させるために寄付をつのる「ファンド・ザ・フューチャー」といったものもありました。これだけは通常のオークションとは異なり、一番の人が落札するのではなく、それぞれの寄付の総額として落札する形になります。このロットだけで190万ドルを集めました。
このオークションはSonoma Wine Country Weekendのメインイベントとして開催されているもの。Auction Napa Valleyと同様、ワイナリでのディナーなどが含まれた出品が多かったようです。
オークション・ロットの中には、子どもたちの読み書き能力を向上させるために寄付をつのる「ファンド・ザ・フューチャー」といったものもありました。これだけは通常のオークションとは異なり、一番の人が落札するのではなく、それぞれの寄付の総額として落札する形になります。このロットだけで190万ドルを集めました。
英国のインスティテュート・オブ・マスター・オブ・ワインは、ワイン業界最高の資格であるマスター・オブ・ワインに新たに19人が加わったと発表しました。うち一人は大橋健一さん。国内在住の日本人としては初のマスター・オブ・ワインです。
大橋健一さんは山仁酒店社長で、読売オンラインにも連載を持っています(旬のワイン)。ワインだけでなく、日本酒でも様々な資格を保有しています。マスター・オブ・ワインの論文は『東京の高級寿司店におけるワインリスト。その現状と変化の可能性』というものです。読売オンラインにもワインリストに関する記事があったので、その辺りの内容が入っているのでしょう。これからのますますの活躍に期待したいと思います。
なお、日本人としては以前、英国在住の田中麻衣さんがマスター・オブ・ワインになっています。また、マスター・オブ・ワインの認定時に日本在住だった人としては、ネッド・グッドウィン氏がいます(現在はオーストラリア在住)。
参考:日本が唯一のマスター・オブ・ワインを失ったわけ
大橋健一さんは山仁酒店社長で、読売オンラインにも連載を持っています(旬のワイン)。ワインだけでなく、日本酒でも様々な資格を保有しています。マスター・オブ・ワインの論文は『東京の高級寿司店におけるワインリスト。その現状と変化の可能性』というものです。読売オンラインにもワインリストに関する記事があったので、その辺りの内容が入っているのでしょう。これからのますますの活躍に期待したいと思います。
なお、日本人としては以前、英国在住の田中麻衣さんがマスター・オブ・ワインになっています。また、マスター・オブ・ワインの認定時に日本在住だった人としては、ネッド・グッドウィン氏がいます(現在はオーストラリア在住)。
参考:日本が唯一のマスター・オブ・ワインを失ったわけ
先週のことですが、ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズ主催の試飲会に参加しました。といっても時間がなくて正味30分もいたかどうかというところなのですが、その分、ターゲットを絞って試飲しました。
試飲会中央にあったテーブル。ナパのマップが描かれそこで作られているワインが並べられています。面白い試み
今回の試飲会は、10月11月に開催するナパのワインの「バイ・ザ・グラス」キャンペーン向けのワインをレストランに選んでもらうのが主な目的。なのでグラス売りに向かない高額ワインはそもそもほとんど出ていません。その中でも特に5000円以下のワインを中心に試飲しました。なお、この「バイ・ザ・グラス」は毎年春にやっているのとは別物です。春は「カリフォルニアワイン・インスティテュート」が主催。秋は「ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズ」が主催です。
希望小売価格5000円以下で「これは美味しい」と思ったワインを以下に挙げます。なお、試飲会に出ていた5000円以下のワインでも、試飲できていないのも多数あるので、漏れはご容赦あれ。
・ビューラー・ジンファンデル
・クヴェソン・シャルドネ
・フープラ・シャルドネ
・フープラ・カベルネ・ソーヴィニヨン(正式価格は未定ですが)
・テイクン(これは5000円ちょっと超えてますけど挙げておきます)
・エッジ・カベルネ・ソーヴィニヨン
・フューズ・カベルネ・ソーヴィニヨン(これも本当はちょっと5000円超えます)
・スポッツウッド・ソーヴィニョン・ブラン
・パイン・リッジ・ディジョン・クローン・シャルドネ
・ルナ・サンジョベーゼ(あまりサンジョベーゼっぽくはないですが)
・テキストブック・シャルドネ
・テキストブック・メルロー
・テキストブック・カベルネ・ソーヴィニヨン
・ジラード・ジンファンデル
白は少し面白みにかけるかなあというのが正直な感想ですが、赤の5000円以下でも結構面白いものがあったのが今回の収穫でした。皆様も見つけたらお試しあれ。
試飲会中央にあったテーブル。ナパのマップが描かれそこで作られているワインが並べられています。面白い試み
今回の試飲会は、10月11月に開催するナパのワインの「バイ・ザ・グラス」キャンペーン向けのワインをレストランに選んでもらうのが主な目的。なのでグラス売りに向かない高額ワインはそもそもほとんど出ていません。その中でも特に5000円以下のワインを中心に試飲しました。なお、この「バイ・ザ・グラス」は毎年春にやっているのとは別物です。春は「カリフォルニアワイン・インスティテュート」が主催。秋は「ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズ」が主催です。
希望小売価格5000円以下で「これは美味しい」と思ったワインを以下に挙げます。なお、試飲会に出ていた5000円以下のワインでも、試飲できていないのも多数あるので、漏れはご容赦あれ。
・ビューラー・ジンファンデル
・クヴェソン・シャルドネ
・フープラ・シャルドネ
・フープラ・カベルネ・ソーヴィニヨン(正式価格は未定ですが)
・テイクン(これは5000円ちょっと超えてますけど挙げておきます)
・エッジ・カベルネ・ソーヴィニヨン
・フューズ・カベルネ・ソーヴィニヨン(これも本当はちょっと5000円超えます)
・スポッツウッド・ソーヴィニョン・ブラン
・パイン・リッジ・ディジョン・クローン・シャルドネ
・ルナ・サンジョベーゼ(あまりサンジョベーゼっぽくはないですが)
・テキストブック・シャルドネ
・テキストブック・メルロー
・テキストブック・カベルネ・ソーヴィニヨン
・ジラード・ジンファンデル
白は少し面白みにかけるかなあというのが正直な感想ですが、赤の5000円以下でも結構面白いものがあったのが今回の収穫でした。皆様も見つけたらお試しあれ。
フランスのグルナッシュ・アソシエーションによる国際グルナッシュ・デーが9月18日(金)に開催されます。同アソシエーションが作成した地図にはイベントに参加するレストランなどが示されており、日本からも3つの店が名乗りを挙げています。
カリフォルニアでももちろんグルナッシュは作られていますが、グルナッシュを主品種とするワインは極めて限られているのが実情です。グルナッシュでロバート・パーカーから複数回満点をもらっているシネ・クア・ノンのような存在もありますが、これは例外的です。
比較的入手しやすいものを挙げておきます。
また、シダーヴィルを輸入しているミッツィー村田さんはスペシャルセットを販売しています。
せっかくの機会なのでみんなで楽しみましょう。
カリフォルニアでももちろんグルナッシュは作られていますが、グルナッシュを主品種とするワインは極めて限られているのが実情です。グルナッシュでロバート・パーカーから複数回満点をもらっているシネ・クア・ノンのような存在もありますが、これは例外的です。
比較的入手しやすいものを挙げておきます。
また、シダーヴィルを輸入しているミッツィー村田さんはスペシャルセットを販売しています。
せっかくの機会なのでみんなで楽しみましょう。
7月にB.R.コーンを買ったばかりのヴィンテージ・ワイン・エステーツが今度はナパのスワンソンを買収しました。(Sonoma Firm Vintage Wine Estates Buys Napa)。
スワンソンはナパにおけるメルローのパイオニアとして知られているワイナリーです。売却にはブランド、ワイナリー、テイスティングルーム、在庫、一部の畑が含まれていますが、100エーカーにおよびオークヴィルの畑は対象になっていません。今後も創設者のクラーク・スワンソンが畑の面倒を見るそうです。
なお、売却の理由についてはワイナリーの「適切な保護者が必要だ」ったからだそう。クラーク・スワンソンの家族は冷凍食品のビジネスを営んでいるとのことで、後継者問題は、後を引きそうです。
スワンソンはナパにおけるメルローのパイオニアとして知られているワイナリーです。売却にはブランド、ワイナリー、テイスティングルーム、在庫、一部の畑が含まれていますが、100エーカーにおよびオークヴィルの畑は対象になっていません。今後も創設者のクラーク・スワンソンが畑の面倒を見るそうです。
なお、売却の理由についてはワイナリーの「適切な保護者が必要だ」ったからだそう。クラーク・スワンソンの家族は冷凍食品のビジネスを営んでいるとのことで、後継者問題は、後を引きそうです。
ナパ・ヴァレー・ワイントレインで、アフリカン・アメリカンの女性グループが騒ぎ過ぎだとして途中下車させられた事件の続報です。
事件の後、ワイントレインのCEOが謝罪し、次に来たきたときには独占乗車を提供すると約束しました。
これで一件落着かと思いきや、女性たちが恥をかかされたとして、女性側の弁護士が50万ドルの倍賞を求める考えであることが明らかになりました(Napa Valley Wine Train Facing $5M Lawsuit From Black Women)。
正直、ここまでくると強欲に感じられます。女性側は人種差別をされたということを訴求ポイントにするのでしょうが、本質的には人種差別の問題ではないような気がします。
これについてはW.ブレイク・グレイ氏がブログに書いたものが参考になります(The Gray Report: Loud people in wineries or Wine Trains: A socially dangerous dilemma)。
要は落ち着いて楽しみたい人たちと、パーティ気分で来る人たちとの違いということです。女性のグループがワイントレインで大騒ぎをしたとき、周りの人が「ここはバーじゃないんだから」と諌めたのに対して、「いや、ここはバーよ」といって騒ぎ続けたのが、そう考えた根拠と考えられます。
いったいどうなるのでしょうか。
事件の後、ワイントレインのCEOが謝罪し、次に来たきたときには独占乗車を提供すると約束しました。
これで一件落着かと思いきや、女性たちが恥をかかされたとして、女性側の弁護士が50万ドルの倍賞を求める考えであることが明らかになりました(Napa Valley Wine Train Facing $5M Lawsuit From Black Women)。
正直、ここまでくると強欲に感じられます。女性側は人種差別をされたということを訴求ポイントにするのでしょうが、本質的には人種差別の問題ではないような気がします。
これについてはW.ブレイク・グレイ氏がブログに書いたものが参考になります(The Gray Report: Loud people in wineries or Wine Trains: A socially dangerous dilemma)。
要は落ち着いて楽しみたい人たちと、パーティ気分で来る人たちとの違いということです。女性のグループがワイントレインで大騒ぎをしたとき、周りの人が「ここはバーじゃないんだから」と諌めたのに対して、「いや、ここはバーよ」といって騒ぎ続けたのが、そう考えた根拠と考えられます。
いったいどうなるのでしょうか。