最近は紹介しても「瞬殺」で売り切れだったり、紹介しようとしたときにはすでに売り切れていたりすることばかりなのがウルトラマリンで大注目のマイケル・クルーズのワイン。ウルトラマリン以外もほとんど手に入らない現状ですが、カリフォルニアワインあとりえに「モンキー・ジャケット」というレッド・ブレンドのワインが入荷しています。
メンドシーノ(今、変換したら「面℃の」となってちょっと笑った)のイーグルポイントのシラー、プティ・シラーにナパのランチョ・キミレス産ヴァルディギエ、もう一つメンドシーノの有名畑アルダースプリングスのタナをブレンドしているというちょっと味の想像が難しいワイン。
ヴァルディギエについては以下の記事をご参考に。
SFクロニクルのワインメーカー・オブ・ザ・イヤーは「泡」だけじゃないマイケル・クルーズ
ナパ・ガメイ? ヴァルディギエ?
さて、今回は何時間もつでしょうか。
メンドシーノ(今、変換したら「面℃の」となってちょっと笑った)のイーグルポイントのシラー、プティ・シラーにナパのランチョ・キミレス産ヴァルディギエ、もう一つメンドシーノの有名畑アルダースプリングスのタナをブレンドしているというちょっと味の想像が難しいワイン。
ヴァルディギエについては以下の記事をご参考に。
SFクロニクルのワインメーカー・オブ・ザ・イヤーは「泡」だけじゃないマイケル・クルーズ
ナパ・ガメイ? ヴァルディギエ?
さて、今回は何時間もつでしょうか。
来週25日は土用の丑の日ですね。うなぎを食べる人も多いと思いますが、うなぎにはビールよりワインの方が合うと思っています。
脂がありますから、白よりは赤ですね。そして、甘辛いタレや山椒のスパイシーさと相性がいいものと考えるとやっぱりジンファンデルかスパイシーなシラー、プチ・シラーあたりが思いつきます。
ここではあえてお薦めを2択にしぼりました。
1つはマイケル・デイヴィッドのプチ・シラー「プティ・プティ」。ボリューム感があるので、スーパーで売っている中国産のうなぎとかにも合いそう。価格も3000円台です。
もう1つはベッドロックのオールド・ヴァイン・ジンファンデル。昨今はジンファンデルもそれなりのものと思うと大体4000円台になってしまいますね。その中でも上位クラスに負けない複雑さとスパイス感があるのがこのワインだと思います。これならば高級うなぎでも引けを取らないでしょう。
脂がありますから、白よりは赤ですね。そして、甘辛いタレや山椒のスパイシーさと相性がいいものと考えるとやっぱりジンファンデルかスパイシーなシラー、プチ・シラーあたりが思いつきます。
ここではあえてお薦めを2択にしぼりました。
1つはマイケル・デイヴィッドのプチ・シラー「プティ・プティ」。ボリューム感があるので、スーパーで売っている中国産のうなぎとかにも合いそう。価格も3000円台です。
もう1つはベッドロックのオールド・ヴァイン・ジンファンデル。昨今はジンファンデルもそれなりのものと思うと大体4000円台になってしまいますね。その中でも上位クラスに負けない複雑さとスパイス感があるのがこのワインだと思います。これならば高級うなぎでも引けを取らないでしょう。
これはちょっと驚きました。
カリフォルニアワインあとりえに入荷した「リチャード・G. ピーターソン」によるスパークリング・ロゼです。
リチャード・G. ピーターソンとは、ハイジ・ピーターソン・バレットの父。ハイジ・ピーターソン・バレットはロバート・パーカーが「ワインのファーストレディー」と異名を付けたワインメーカー。マーカッシンのヘレン・ターリーと並んで女性ワインメーカーの双璧と言っても過言ではないでしょう。リチャード自身もワインメーカーのパイオニアとして、数々のテクニックを生み出して、今でもその多くが使われているというとんでもない才人です。
参考:
ワインメーカーの系譜(2)――ハイジ・バレット「ワインのファーストレディー」
ハイジが手がける超高級メルローを作るワイナリー「アミューズ・ブーシュ」(Amuse Bouche)から出ているこのスパークリング・ロゼ。リチャード・G・ピーターソンが作っているという以外にもいろいろ驚くところがあるのですが、まずヴィンテージが2005年であること。2006年に瓶詰めして、それから瓶内二次発酵と熟成に最低7年かけて作られています。実は、最新のヴィンテージとしては2012年のものが出ているのですが、その前のヴィンテージがこの2005年。7年間も作られていなかったのもまたびっくり。
畑も驚きで、ナパのヨントヴィルの南方にあるピノ・ノワールの畑3エーカー。この畑もリチャードのものだそうです。
ヴィナスのアントニオ・ガッローニはこのスパークリングに94点をつけています。単なるレア物ではなく、ワインとしても素晴らしいものです。わずか480ケースの生産量。ほとんどがメーリング・リスト向けに売られる中で、ごくわずかだけ日本向けに出荷されたようです。
ちなみに、近年、「The Winemaker」という本も書いたそうで、これも読んでみたいです。
カリフォルニアワインあとりえに入荷した「リチャード・G. ピーターソン」によるスパークリング・ロゼです。
リチャード・G. ピーターソンとは、ハイジ・ピーターソン・バレットの父。ハイジ・ピーターソン・バレットはロバート・パーカーが「ワインのファーストレディー」と異名を付けたワインメーカー。マーカッシンのヘレン・ターリーと並んで女性ワインメーカーの双璧と言っても過言ではないでしょう。リチャード自身もワインメーカーのパイオニアとして、数々のテクニックを生み出して、今でもその多くが使われているというとんでもない才人です。
参考:
ワインメーカーの系譜(2)――ハイジ・バレット「ワインのファーストレディー」
ハイジが手がける超高級メルローを作るワイナリー「アミューズ・ブーシュ」(Amuse Bouche)から出ているこのスパークリング・ロゼ。リチャード・G・ピーターソンが作っているという以外にもいろいろ驚くところがあるのですが、まずヴィンテージが2005年であること。2006年に瓶詰めして、それから瓶内二次発酵と熟成に最低7年かけて作られています。実は、最新のヴィンテージとしては2012年のものが出ているのですが、その前のヴィンテージがこの2005年。7年間も作られていなかったのもまたびっくり。
畑も驚きで、ナパのヨントヴィルの南方にあるピノ・ノワールの畑3エーカー。この畑もリチャードのものだそうです。
ヴィナスのアントニオ・ガッローニはこのスパークリングに94点をつけています。単なるレア物ではなく、ワインとしても素晴らしいものです。わずか480ケースの生産量。ほとんどがメーリング・リスト向けに売られる中で、ごくわずかだけ日本向けに出荷されたようです。
ちなみに、近年、「The Winemaker」という本も書いたそうで、これも読んでみたいです。
グレッグ・ブリュワーのシャルドネ専門ブランド「ダイアトム」(Diatom)。樽を使わない造りで、かつてはWAで最高97点を取る実力派、2010年からは畑名を表示しない「漢字」ラベルのワインとして再出発。『神の雫』にも取り上げられました。
参考:
「神の雫」の「波紋」登場まで
しかし2013年を最後にダイアトムとしてワインを作るのはやめ、漢字ラベルワインは杉本さんのシャトー・イガイタカハに移管して継続することになりました。
ところがさらにまた2016年からはダイアトムを復活させることに。
参考:
ダイアトム復活、ブリュワー・クリフトンからはクリフトンが去る――グレッグ・ブリュワー・インタビュー前編
その新生ダイアトムのワインが入荷しています。ワインはもちろんシャルドネのみ。畑はヒリアード・ブルース(Hilliard Bruce)とスピア(Spear)。
ヒリアード・ブルースは有名醸造家ポール・ラトーも契約する人気かつ実力の高い畑。グレッグ・ブリュワーはヒリアード・ブルース・ワイナリーのコンサルタントも務めています。
もう1つのスピアは2014年に植樹されたまだ新しい畑。ディアバーグのすぐ近くとのことで、サンタ・リタ・ヒルズでは比較的東寄り(同地区は東に行くほど温暖)。ただ標高が900フィートとこの地区では最も高いところにあるので冷涼さを保っているのではないかと思います。オーガニックの認証を受けている畑です。
参考:
「神の雫」の「波紋」登場まで
しかし2013年を最後にダイアトムとしてワインを作るのはやめ、漢字ラベルワインは杉本さんのシャトー・イガイタカハに移管して継続することになりました。
ところがさらにまた2016年からはダイアトムを復活させることに。
参考:
ダイアトム復活、ブリュワー・クリフトンからはクリフトンが去る――グレッグ・ブリュワー・インタビュー前編
その新生ダイアトムのワインが入荷しています。ワインはもちろんシャルドネのみ。畑はヒリアード・ブルース(Hilliard Bruce)とスピア(Spear)。
ヒリアード・ブルースは有名醸造家ポール・ラトーも契約する人気かつ実力の高い畑。グレッグ・ブリュワーはヒリアード・ブルース・ワイナリーのコンサルタントも務めています。
もう1つのスピアは2014年に植樹されたまだ新しい畑。ディアバーグのすぐ近くとのことで、サンタ・リタ・ヒルズでは比較的東寄り(同地区は東に行くほど温暖)。ただ標高が900フィートとこの地区では最も高いところにあるので冷涼さを保っているのではないかと思います。オーガニックの認証を受けている畑です。
サンタ・クルーズ・マウンテンのシャルドネ/ピノ・ノワールの代表的プロデューサーだったヴァーナーが、畑の契約を切られたという話を書いたのが今年の1月でした(なんと!ヴァーナーがサンタ・クルーズ・マウンテンズのワインを打ち切り)。
その後、「ヴァーナーと契約切ったニーリー、自らワイナリー始める」といったことが判明し、とにもかくにもヴァーナーのサンタ・クルーズ・マウンテンのワインは最終章に入りました。
ピノ・ノワールは2013ヴィンテージ、シャルドネは2014ヴィンテージが最終で、そのシャルドネの2014が入ってきています。2014年については3つのブロックをブレンドした「ニーリー」ホーリーズ・キュベは作られなかったとのこと。いろいろな気持ちがそこにはあったのでしょう。
ヴァーナーのシャルドネは、私がこれまで飲んだカリフォルニアのシャルドネの中で、1万円以下ではベストの1つと言い切ってしまいます。また、個人的にはボブ・ヴァーナーさんは今までインタビューしたワインメーカーの中でも不思議に親近感を持った人であり、勝手にすごく親しみを感じていました。
ピノ・ノワールの最終ヴィンテージ2013は、昨年入荷。ごくわずかだけ残っています。通常はピノ・ノワールの単一ブロックはニーリーの名がつくのですが、この年に限ってはすべてヴァーナーとして作られました。
その後、「ヴァーナーと契約切ったニーリー、自らワイナリー始める」といったことが判明し、とにもかくにもヴァーナーのサンタ・クルーズ・マウンテンのワインは最終章に入りました。
ピノ・ノワールは2013ヴィンテージ、シャルドネは2014ヴィンテージが最終で、そのシャルドネの2014が入ってきています。2014年については3つのブロックをブレンドした「ニーリー」ホーリーズ・キュベは作られなかったとのこと。いろいろな気持ちがそこにはあったのでしょう。
ヴァーナーのシャルドネは、私がこれまで飲んだカリフォルニアのシャルドネの中で、1万円以下ではベストの1つと言い切ってしまいます。また、個人的にはボブ・ヴァーナーさんは今までインタビューしたワインメーカーの中でも不思議に親近感を持った人であり、勝手にすごく親しみを感じていました。
ピノ・ノワールの最終ヴィンテージ2013は、昨年入荷。ごくわずかだけ残っています。通常はピノ・ノワールの単一ブロックはニーリーの名がつくのですが、この年に限ってはすべてヴァーナーとして作られました。
今、カリフォルニアで、もっとも注目されているスパークリングワインがマイケル・クルーズ(Michael Cruse)が作るウルトラマリン(Ultramarine)。このブログでも何度か紹介していますが、日本ではごく少量出回るものの常に瞬殺状態。
そのウルトラマリンの別形態といえるのがチャールズ・ハインツ(Charles Heintz)のサブリナ・マリー(Sabrina Marie)スパークリング。
ウルトラマリンのブドウ供給元であるチャールズ・ハインツのブドウを使い、これもマイケル・クルーズが作っています。違いとしては、こちらは澱との接触期間が長いそう。
ウルトラマリン以上にレアなスパークリング。
リンク先も残り1本だけです。
わざわざ記事書く意味あるのかという気もしましたが、こちらのスパークリングについては、書いていなかったので記録のためも含めて。
そのウルトラマリンの別形態といえるのがチャールズ・ハインツ(Charles Heintz)のサブリナ・マリー(Sabrina Marie)スパークリング。
ウルトラマリンのブドウ供給元であるチャールズ・ハインツのブドウを使い、これもマイケル・クルーズが作っています。違いとしては、こちらは澱との接触期間が長いそう。
ウルトラマリン以上にレアなスパークリング。
リンク先も残り1本だけです。
わざわざ記事書く意味あるのかという気もしましたが、こちらのスパークリングについては、書いていなかったので記録のためも含めて。
スタッグス・リープ・ワイン・セラーズのSLV2013が、パリ・テイスティングで1位を取った同ワインの1973年から40周年を記念して、当時のラベルを再現したデザインで出ています。
2013年はナパのカベルネ・ソーヴィニョンとしては、史上最高と言っても過言ではないほどのレベルの高さ。このワインもWine Advocateで95点、Vinousで94点と評価されています。
なお、フラッグシップのCask23の2013年はWine Advocateで99点と、ここのワインとしては過去最高の評価となっています。
2013年はナパのカベルネ・ソーヴィニョンとしては、史上最高と言っても過言ではないほどのレベルの高さ。このワインもWine Advocateで95点、Vinousで94点と評価されています。
なお、フラッグシップのCask23の2013年はWine Advocateで99点と、ここのワインとしては過去最高の評価となっています。
ロバート・モンダヴィ・カベルネ・ソーヴィニヨン・リザーブの1993年や1996年のものが入って来ています。あのトカロン・ヴィンヤードのブドウももちろん大幅に使われているはずです。
Wine Advocateの評価では、1993年が93、1996年が92。どちらも飲み頃は2025年までとなっていましたから、保存状態に問題がなければ今がかなりいいときではないでしょうか。
Wine Advocateの評価では、1993年が93、1996年が92。どちらも飲み頃は2025年までとなっていましたから、保存状態に問題がなければ今がかなりいいときではないでしょうか。
ロバート・モンダヴィ・カベルネ・ソーヴィニヨン・リザーヴ[1993] |
ロバート・モンダヴィ・カベルネ・ソーヴィニヨン・リザーヴ[1996] |