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Date: 2017/0731 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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最近は紹介しても「瞬殺」で売り切れだったり、紹介しようとしたときにはすでに売り切れていたりすることばかりなのがウルトラマリンで大注目のマイケル・クルーズのワイン。ウルトラマリン以外もほとんど手に入らない現状ですが、カリフォルニアワインあとりえに「モンキー・ジャケット」というレッド・ブレンドのワインが入荷しています。

メンドシーノ(今、変換したら「面℃の」となってちょっと笑った)のイーグルポイントのシラー、プティ・シラーにナパのランチョ・キミレス産ヴァルディギエ、もう一つメンドシーノの有名畑アルダースプリングスのタナをブレンドしているというちょっと味の想像が難しいワイン。

ヴァルディギエについては以下の記事をご参考に。
SFクロニクルのワインメーカー・オブ・ザ・イヤーは「泡」だけじゃないマイケル・クルーズ
ナパ・ガメイ? ヴァルディギエ?

さて、今回は何時間もつでしょうか。


Date: 2017/0731 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワインのラベルは味には影響しないとはいえ、やはり素敵なデザインのラベルのワインには心惹かれますし、味わいをさらによくしてくれるような気がするものです。

その逆で、味は素晴らしいのに、ラベルが台無しにしてしまっている、そんなワインを紹介する記事がありました(Terrible Labels, Great Wine: Six Amazing Bottles Hurt by Bad Art - Bloomberg)。

いの一番に取り上げられたのはフィリップ・メルカのワイン。あーやっぱり取り上げられてしまったかというのが第一印象。
メルカの眼

以前の記事「フィリップ・メルカ来日セミナーその2――メルカの「眼」の秘密、メケラでクラクラ」に書いていますが、このラベルにしたのはマーケティング的な理由だそう。
眼のデザインには2つの意味が隠されています。1つはメルカが隅から隅まで目を行き届かせて作ったワインであること。もう1つはメルカが見る将来のビジョンを表しています。

また、このラベルにしたことで、それまではメティス以外のワインがメルカのワインであることをアピールしにくかったのが、だれが見てもメルカのワインだと分かるようになったという副次的な効果もあったそうです。

奥さんのシェリーさんは「クレイジー・アイボール」(笑)と言っていましたが、良きにしろ悪しきにしろ、とにかく印象に残り覚えてもらえるのは事実だそうです。

ワインはほんと素晴らしいので、ラベルに左右されず、飲んで欲しいワインです。

2番めはプリズナーの「ブラインドフォールド」。記事では「ゴヤのようなイメージ」で「このラベルを見てだれがいい印象を持つだろうか」と書いています。確かにプリズナーも含めて、ここのワインのラベルは印象には残りますが決していい気持ちがするデザインではないですね。でもこれが売れているのですから、そういう時代なのかもしれません。



3番めはナパのワイナリー「コンポーネント(Component)」。初めて聞いたワイナリーですが、カベルネ・フランやプチ・ヴェルドなど、主にブレンドで使われているブドウ品種を100%のヴァラエタルワインとして作っているワイナリーだそうです。日の丸ならぬ黒丸だけを描いた不思議なラベル。確かに「インスタ映え」はしなさそうです(と、ここのインスタグラムを見ていて思いましたw)。



4番めはオレゴンのワイナリー「ケン・ライト」のピノ・ノワール。ケン・ライトのラベルは寒い冬に剪定をするところを描いていますが、言われてみれば確かにちょっと暗い感じの絵ではあります。

5番目はオーストリアにあるGut Oggauというワイナリー。ここは、ワインを家族に見立てて、ワインごとに顔を描いているのですが、微妙にリアルでちょっと気持ち悪いといえば気持ち悪いです。


最後はオーストラリアのSome Young Punks というワイナリーが作る「Monsters Monsters Attack!」というリースリング。リースリングとモンスターというのはいかにもミスマッチな感じですが、ワインは美味しいそうです。

If you're in the UK. Don't miss the chance to grab Monsters while you can...

@someyoungpunksがシェアした投稿 -

Date: 2017/0728 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワインのボトルを開けずにワインをグラスに注ぐ画期的なシステムCoravin(コラヴァン、コラヴィン)。2013年に登場してからワイン業界を席巻してきました。例えばレストランやワインバーでは、高価なワインをグラスワインとして提供できるようになってきました。

ただ、コラヴァンの弱点の1つとしてコルクでないと駄目というのがありました。スクリューキャップ=安ワインというのは昔のイメージですが、今や高級ワインでスクリューキャップ使うのもめずらしくありません。対応が待ち望まれていました。

そして、ついに対応する製品「Coravin Screw Cap」が発表されました(CORAVIN, Inc. Launches Screw Cap to Enhance Wine Pouring Experiences)。これは、スクリューキャップの代わりに使うキャップで、ワインボトルのスクリューキャップをはずして代わりにこれをはめます。サイズによって2種類あるそうです。Coravin Screw Capをはめたら、従来のCoravinを使ってワインを注げるようになります。

保存期間は最大3カ月。通常のコルクの場合はCoravin使っても何年も持つと言っていますから、それに比べるとずいぶん短いな、という気がしないでもないですが、グラスワインの提供のため、などと割り切れるのであれば十分でしょう。

価格は6個入りで29ドル95セント。ということは使い捨てなんでしょうね。

コラヴァン

ところで、今家にコラヴァンがあります。一時的に借りているもので、ここでは書けないのですが、面白いです。すばらしいです。

高いが欲しい、欲しいが高い…

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

CORAVIN コラヴァン モデル2 ブラック【正規品1年保証付】 CRV1001
価格:70200円(税込、送料無料) (2017/7/28時点)


並行輸入品もありますが…

Date: 2017/0727 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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1999年8月15日にオープンした「カリフォルニアワインの玄関口」ですが、最初はブログはなく、昔でいう「ホームページ」の体裁でした。当時はそれプラス掲示板といった形のサイトが主流でした。掲示板でのやり取りで知り合いになった方も少なからずおり、懐かしい限りですが、もしかするとそのころの方が今のFacebookなどより双方向性が強かったかもしれないですね。

ブログもどきの機能を最初に作ったのは「四方山話」というコーナー。自作の「CGI」で、投稿ページから投稿した内容をインデックスを付けて表示する(コンテンツ自体はDBに格納していました)というもので、今から考えたら一種のブログといってもよかったかもしれません。ブログのスキンを変えるように、CWFC用の体裁で表示する機能を作ったりなど、それなりに便利でした。ただ、そのころはまだブログと言う言葉を知らなかったので、そういう意識は全くなかったです。多分2001年ころから始めたはず。なお、残念ながらそのころのデータは残っていません。

意識してブログというのを作ったのは2003年3月のこと。Googleに買収されたBloggerというサービスを使っていましたが、文字化けが多くて使いにくかったです。これが一応このサイトの初代ブログ。

2004年にもっと機能が多い(例えば当時人気だったトラックバック機能やカテゴリーをつける機能など)Nucleusに変えたのが2代目ブログ。このときから「お勝手口」という名称を使い始めました。しかし、2006年1月に、当時のサービスがデータを全部失うという大チョンボをしでかしてくれます。バックアップもなく、約2年分の記事が消えてしまいました。今まで最大の痛恨。

そして2006年2月から始めたのが今のブログ。それまではまだ「ホームページ」の方も残っており、ワイナリーの紹介はスタティックなWebページだったのですが、この3代目ブログのときからブログ機能に統合しています。それからももう11年以上たっているんですねえ(遠い目)。

というわけでちょっと振り返ってみましたが、2代目ブログはなくなったものの、初代ブログは一応データがまだ残っています。下のリンクで見られます。例えば2003年3月27日には、気になるワイナリーとしてRoarを挙げているなど、懐かしい話がいろいろあります。

MEMORANDAM
Date: 2017/0726 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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お薦めした以上、うなぎでワイン飲みました。ちゃんとジンファンデル。しかもベッドロック。

ただ、お薦めしたオールド・ヴァインがなかったので、Lorenzo's Heritageです。本当はもうしばらく寝かしておきたかったワインですが、勢いで開けちゃいました。
Bedrock Lorenzo's Heritage 2012

うなぎは鹿児島産。220g以上あるとのことだったので、2人で1匹分です。高いしね。
うな丼

写真でわかるようにかなり肉厚です。山椒は京都で買ったものをたっぷりめに。香りがいいです。

ロレンツォズ・ヘリテージはかなりスパイシー。果実感よりも、スパイスを強く感じます。アルコール度数は15.4%と高いですが、重さはさほどありません。やっぱりいいワインだなあ。うなぎの山椒ともよく合いました。

美味しかったです。

今年は8月6日にも土用の丑の日があります。お試しあれ。

Date: 2017/0725 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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といってもデザインに手を入れていないので、新鮮味が全くありませんが、新サイトから初投稿です。

今度のURLは
http://californiawine.jp/
です。お勝手口は
http://californiawine.jp/blog/
です。

デザインにも手を付けますが、その前にいろいろ残っている旧サイトのURLを修正したり、SNSへの自動投稿機能を新サイトに対応させたり、Googleに登録するサイトマップを新サイトに対応させたり、旧サイトへのアクセスを新サイトにリダイレクトするようにしたり、と相当作業が残っています。

地味だけど当たり前に何年も動いている機能なのでなかなか大変。
NucleusはマイナーなCMSになってしまいましたが、14年ほどもこのサイトを支えてくれているので感謝です。
ただ、プラグインなどに古いコードが多いので、PHPの新しいバージョンに対応させるのが結構面倒です。

ところで、今回は「さくらインターネット」のサーバーを使っているのですが、実は国内のレンタルサーバーは初めて。日本からのアクセスは速くなるのでしょうか?

AdSenseってドメイン変わったら貼り替えないといけないのかな?
Date: 2017/0720 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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来週25日は土用の丑の日ですね。うなぎを食べる人も多いと思いますが、うなぎにはビールよりワインの方が合うと思っています。

脂がありますから、白よりは赤ですね。そして、甘辛いタレや山椒のスパイシーさと相性がいいものと考えるとやっぱりジンファンデルかスパイシーなシラー、プチ・シラーあたりが思いつきます。

ここではあえてお薦めを2択にしぼりました。

1つはマイケル・デイヴィッドのプチ・シラー「プティ・プティ」。ボリューム感があるので、スーパーで売っている中国産のうなぎとかにも合いそう。価格も3000円台です。



もう1つはベッドロックのオールド・ヴァイン・ジンファンデル。昨今はジンファンデルもそれなりのものと思うと大体4000円台になってしまいますね。その中でも上位クラスに負けない複雑さとスパイス感があるのがこのワインだと思います。これならば高級うなぎでも引けを取らないでしょう。

Date: 2017/0718 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインの玄関口/お勝手口の引っ越し作業をしています。

昨年後半から今年春に頻発したサーバーの問題に業を煮やして新しいところに行く(現在の契約が8月末までなので、それまでに引っ越さないといけない)というのが最大の理由ですが、この機会にドメイン名を変えようと思っています。

新しいドメイン名はcaliforniawine.jpです。

このサイトを始めたときは、ドメイン名から推測できるように家族のサイトにしようと思っていたのですが(実際一時期は妻のサイトもあった)、現在はカリフォルニアワインだけになっています。URLも長いし、そろそろ替え時かなと思いました。

現在のURLでアクセスしても、ちゃんと新しいサイトにリダイレクトされるようにするつもりです。

作業は今週いっぱいくらいのつもりです。

その間は通常のサイト更新の優先度は落ちてしまいますので、ご了承ください。

デザインにも手をいれたいのですが、まずは引っ越し先がちゃんと動いてからということで。

以上よろしくお願いします。
Date: 2017/0717 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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久しぶりにスポッツウッドのソヴィニョン・ブランを開けました。2011年はソノマのブドウが55%でナパが45%という作り。

ソヴィニョン・ブランとしては比較的酸はおだやか。白桃やメロンといったとろっとした感じのフルーツの風味を感じます。かといってヴィオニエ的にはならないのはやっぱり酸のおかげなのか。

昨日の記事の話ではないですが、熟成してブーケが出て来るといったタイプのワインではないと思います。2011年のワインとしては、今が飲み頃最後の時期かもしれません。
Spottswoode



Date: 2017/0716 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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1997年のカベルネ・ソーヴィニョンを比較して飲んでみましょうという会に参加させていただきました。

5本のワイン

一番左がボルドーのワイン(シャトー・オー・ベルジェイ)で、後は左からスタッグス・リープ・ワイン・セラーズ(Stag's Leap Wine Cellars)のCask23、リッジ(Ridge)のモンテベッロ(Monte Bello)、シルバーオーク(Silver Oak)のアレキサンダー・ヴァレー(Alexander Valley)、ピーター・マイケル(Peter Michael)のレ・パヴォ(Les Pavots)とそうそうたるワインばかりです。

なお、ワインをご提供いただいたのはリッジで醸造家を務める大塚食品ワイン部の黒川さん。そのほかの方々も布袋ワインズの川上社長など、こちらもそうそうたるメンバーでした。

レストランは南麻布の「ルエ ヴェル ロール」。千葉和外ソムリエのレストランです。料理長が代わってからは初めての訪問。

今回のテーマとなった1997年のカベルネ・ソーヴィニョンですが、2000年ころ、このヴィンテージのワインが出てきたころには大変な評判の高さでした。例えば、ロバート・パーカーはスクリーミング・イーグルやハーラン・エステート、ブライアント・ファミリーなどに100点を付けており、満点のワインがまだまだ珍しかった当時としては大変な大盤振る舞いでした。2000年前後のいわゆる「カルト・ワイン」のブームが最高潮だったのもこのころと言っていいでしょう。

ただ、この年は非常に温暖で収穫量も多く、果実味豊かな半面、酸が少なく、熟成力は意外と低めだったことがだんだんと判明してきました。近年ではむしろ、難しい年として評価が低かった1998年の方が、おいしく熟成するという意見の人がかなり多くなっているようです。

そういうわけで、期待が高い一方で、ちょっと心配な面もあるのが1997年のワインです。

普通のワイン会であれば、まず泡で乾杯したり、最初1杯は白を飲んだりするものですが、今回はいきなりカベルネ・ソーヴィニョンで開始です。しかも5本のうち3本を一気に比較です。
最初の3本
グラスの順番は上のボトルと違います。
左からシャトー・オー・ベルジェイ、モンテベッロ、Cask23

最初にこの3本を選んだのは、スタイルが共通するから。ボルドーのワインはもちろん、Cask23やモンテベッロはクラシカルなスタイルで果実味に頼らないワイン作りを信条としています。それが故に評論家の評価は低めに出ることも多くなっています(例えばCask23の1997年はWSで88点、モンテベッロ1997年はパーカーが90-91点)。

ただ、ソムリエの千葉さんによると、ワインの風味のうち果実味による部分と果実味以外による部分を分けると、果実味は年数が経つと次第に落ちていくのに対して、果実味以外のタバコやスパイスなどの風味は逆に増していくとのこと。これらクラシカルなスタイルのワインは果実味以外の要素がしっかりとあるので、1997年のワインであってもしっかりと熟成するはずだ(上記のような1997年は熟成しないという意見には当てはまらない)とのこと。

では、Cask23から飲んでみましょう(Facebookで川上さんの的確で詳しいコメントを見てしまったのでものすごく書きにくいですが、素人ということで許してください)。

インクや鉛筆の芯のフレーバー、カシスなどの果実味も少し感じます。酸はそれほど強くなく、ふくよかさとやわらかさもあります。

Cask23は、スタッグス・リープ・ワイン・セラーズの有名な2つの畑「FAY」と「SLV」をブレンドしていますが、FAYは比較的やわらなかな味わいで、SLVは骨格がしっかりした味だとのこと。Cask23は、若いときはSLVと比べてややぼんやりした味にも思われるときがあるそうですが、熟成すると非常にバランスがいいワインであることがよくわかります。実はこれまでほとんど飲む機会がなかったワインであり、今回やっとその実力を味わえました。

次にモンテベッロ。

香りがとても特徴的です。よく熟成したワインで湿った土とか枯葉の香りといいますが、僕の印象だと枯葉というよりも、牧草や芝がちょっと発酵しているときのような、ちょっともわっとした懐かしい香りに感じました。
Cask23よりも酸が強く、筋が通った印象。果実味はCask23よりも少なめですが、骨格のしっかりとした味わい。個性は違いますがCask23と甲乙つけがたいレベルです。

3つめはシャトー・オー・ベルジェイ。

なめし革のような獣っぽい香りが特徴。これもしっかりと熟成しており、おいしいです。

残り2本はモダンなスタイル。千葉ソムリエによると、こういったモダンなスタイルは元々フルーツ以外の要素がほとんどないので、熟成しても新たにそれが出てくるということはあまりないとのこと。

後の2本
左がPM、中央がシルバーオーク

シルバーオークは今でもフルーツの香りがあります。ソフトな味わい。元々アレキサンダー・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニョン自体、ソフトさが身上なので、そのスタイルは残っているといっていいでしょう。もっと落ちちゃっているのではないかとちょっと心配だったワインですが、意外と今でも美味しく飲めます。アルコール度数は13%台なので、最近のワインと比べるとまだ低め。過熟感がなかったのが幸いしたのかもしれません。

ピーター・マイケルもカシスやブルーベリーなど果実の味わいがいまだ優勢。この日のワインの中ではちょっとアルコールの高さによると思われる熱っぽさがありますが、個人的には全然許容範囲です。千葉さんによると、おいしく飲むためであればもっと温度を低く提供するとのこと。今回は比較のために温度も同じにしてあるので、ピーター・マイケルとしてはちょっと不利だったかもしれません。

同じヴィンテージのワインでもスタイルによってこれだけ熟成が違うというのは、実際に味わうと驚きがありました。モンテベッロやCask23の真の実力を改めて感じました。

最後に料理を紹介します。個人的には「鮎のコンフィ カダイフを纏わせて」がすごく好きでした。ガスパチョに水なすを入れて「味変」させるのも面白い。
前菜盛り合わせ
ガスパチョ(with 水茄子)
鮎のコンフィ カダイフを纏わせて
和牛内もも肉のグリル バルサミコ風味のソース
デザート

ちなみに、カベルネ5種飲んだあと、最後はシャンパーニュで締め。このパターンは初めてでした。

ご一緒いただいた方々、ありがとうございました。
Date: 2017/0714 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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これはちょっと驚きました。

カリフォルニアワインあとりえに入荷した「リチャード・G. ピーターソン」によるスパークリング・ロゼです。

リチャード・G. ピーターソンとは、ハイジ・ピーターソン・バレットの父。ハイジ・ピーターソン・バレットはロバート・パーカーが「ワインのファーストレディー」と異名を付けたワインメーカー。マーカッシンのヘレン・ターリーと並んで女性ワインメーカーの双璧と言っても過言ではないでしょう。リチャード自身もワインメーカーのパイオニアとして、数々のテクニックを生み出して、今でもその多くが使われているというとんでもない才人です。

参考:
ワインメーカーの系譜(2)――ハイジ・バレット「ワインのファーストレディー」

ハイジが手がける超高級メルローを作るワイナリー「アミューズ・ブーシュ」(Amuse Bouche)から出ているこのスパークリング・ロゼ。リチャード・G・ピーターソンが作っているという以外にもいろいろ驚くところがあるのですが、まずヴィンテージが2005年であること。2006年に瓶詰めして、それから瓶内二次発酵と熟成に最低7年かけて作られています。実は、最新のヴィンテージとしては2012年のものが出ているのですが、その前のヴィンテージがこの2005年。7年間も作られていなかったのもまたびっくり。

畑も驚きで、ナパのヨントヴィルの南方にあるピノ・ノワールの畑3エーカー。この畑もリチャードのものだそうです。

ヴィナスのアントニオ・ガッローニはこのスパークリングに94点をつけています。単なるレア物ではなく、ワインとしても素晴らしいものです。わずか480ケースの生産量。ほとんどがメーリング・リスト向けに売られる中で、ごくわずかだけ日本向けに出荷されたようです。

ちなみに、近年、「The Winemaker」という本も書いたそうで、これも読んでみたいです。


Date: 2017/0713 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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今やロウダイを代表する人気ワイナリーになったマイケル・デイヴィッド。急速な勢いで販売量を増やしています(Lodi’s Michael David Winery In Expansion Mode)。

トップブランドであるセブン・デッドリー・ジンズ(7 Deadly Zins)は2016年に販売量を15%増やして30万ケースを超えました。レッド・ブレンドのフリークショー(Freakshow)は63%も増えて14万ケース。プチ・シラーを中心にした「プティ・プティ」も39%増加して10万ケースの大台に乗りました。セブン・デッドリー・ジンズは2017年も25~30%増える見込みだといいます。

現在は自社畑のブドウを1/3程度使っていますが、それ以外の購入ブドウは4月に買収したソノマのシルバー・オークの設備に集約する見込みだそうです。

販売量の拡大に合わせて、生産量も3倍程度まで引き上げ、2019年には年間1万5000トンにします。将来は3万トンまで見据えているとか。

仮に750mlのワイン1本作るのにブドウを1kg使うとすると1万5000トンでは1500万本=125万ケースとなります。中規模から大規模になるといってもいいでしょう。

マイケル・デイヴィッドはこのブログでも注目しているワイナリーの1つです。これまでに結構な数の記事を書いています。
マイケル・デイヴィッド、レッド・ブレンドを追加
最近飲んだワイン: マイケル・デイヴィッド セブン・デッドリー・ジンズ2013
最近飲んだワイン:マイケル・デイヴィッド プティ・シラー "プティ・プティ" 2014
ワイン・エンシュージアストの年間トップ100発表、2位は驚きの18ドルワイン
ロバート・パーカー、中間号でマイケル・デイビッドを高評価
マイケル・デイビッド・ワイナリー、急成長の秘密
マイケル・デイヴィッドがソノマのシルバーオークのワイナリーを購入

Date: 2017/0712 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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サンタ・バーバラで「アラモ火災」と呼ばれる大規模な山火事が発生しています(Bien Nacido Vineyards Spared as Alamo Fire Comes Within Feet of ...)。

有名なビエン・ナシードの畑やオー・ボン・クリマのワイナリーからほど近いところで燃えており、中でもビエン・ナシードには西と北と東から火が迫った状態になっています。

これまでのところブドウ畑には全く被害はありません。

11日朝の時点では3万エーカー近くが焼け、45%鎮火した状態。2000人以上もの消防士が消火にあたっています。
Date: 2017/0711 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパの黎明期を支えたアンドレ・チェリチェフの子であるディミトリ・チェリチェフが87歳でなくなりました(Death of Esteemed Napa Valley Winemaker Dimitri Tchelistcheff at the age of 87 - Wine Industry Advisor : Wine Industry Advisor)。

ディミトリ
写真はジャーヴィスのサイトから

ディミトリは1930年にパリで生まれ、1936年に渡米、10代から父の手伝いをしていました。早くもブエナビスタでワインメーカーの仕事もしました。UC Davis卒業後は陸軍で日本にもいたとのこと。

軍隊をやめた後、1955年にシュラムスバーグ(Schramsberg)で働き始め、その後ガロで働き、1977年から88年にかけては23ものワイナリーでコンサルタントなどを務めました。顧客の中にはイタリアやメキシコ、イスラエルなども含まれていたとのことですから、「空飛ぶワインメーカー」の先駆けと言えるかもしれません。

1988年にジャーヴィス(Jarvis)にコンサルタントとして加わり、1993年からはワインメーカーに。その後はジャーヴィス一筋で、近年は名誉ワインメーカーとなっていました。

亡くなったのはハワイの自宅。家族に看取られた幸せな最期だったようです。残された奥様の名前は「ひさこ」さんというそうなので、日本にいたときに結婚したのでしょうかね。

記事タイトルはアンドレの子としてしまいましたが、ディミトリ自身、優れた先進的なワインメーカーでした。ご冥福をお祈りします。

Date: 2017/0710 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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グレッグ・ブリュワーのシャルドネ専門ブランド「ダイアトム」(Diatom)。樽を使わない造りで、かつてはWAで最高97点を取る実力派、2010年からは畑名を表示しない「漢字」ラベルのワインとして再出発。『神の雫』にも取り上げられました。

参考:
「神の雫」の「波紋」登場まで

しかし2013年を最後にダイアトムとしてワインを作るのはやめ、漢字ラベルワインは杉本さんのシャトー・イガイタカハに移管して継続することになりました。

ところがさらにまた2016年からはダイアトムを復活させることに。

参考:
ダイアトム復活、ブリュワー・クリフトンからはクリフトンが去る――グレッグ・ブリュワー・インタビュー前編

その新生ダイアトムのワインが入荷しています。ワインはもちろんシャルドネのみ。畑はヒリアード・ブルース(Hilliard Bruce)とスピア(Spear)。

ヒリアード・ブルースは有名醸造家ポール・ラトーも契約する人気かつ実力の高い畑。グレッグ・ブリュワーはヒリアード・ブルース・ワイナリーのコンサルタントも務めています。

もう1つのスピアは2014年に植樹されたまだ新しい畑。ディアバーグのすぐ近くとのことで、サンタ・リタ・ヒルズでは比較的東寄り(同地区は東に行くほど温暖)。ただ標高が900フィートとこの地区では最も高いところにあるので冷涼さを保っているのではないかと思います。オーガニックの認証を受けている畑です。


Date: 2017/0709 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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米Amazon.comがオリジナル・ブランドのワインを始めたという記事が出ていました(Forget Alexa, Amazon's next big product is ... wine)。

Amazon Next

ワインを作っているのはオレゴンのキング・エステート。プレスリリースに「コンセプトからアマゾン・ワインとしてリリースするために作った初のワイン」とあったため、アマゾンからキング・エステートに委託製造したものかと思われましたが、その後の記事(Amazon isn’t developing its own wines…yet | TechCrunch)によると、実際にはキング・エステートがアマゾン専用に作ったワインということのようです。

ワインは3種類でピノ・グリ(20ドル)、レッド・ブレンド(30ドル)とピノ・ノワール(40ドル)と、価格帯は比較的上。なお、3本合わせたセットは75ドルと少し得になっています。

これから先、このNextブランドでワインを増やしていくのか、それともワイナリーごとにそれぞれのオリジナル・ワインを売るような形になるのか、今のところははっきりしていないようです。CostcoにおけるKirklandブランドのワインのように成長する可能性もあるのかもしれません。

なお、先日、日本のアマゾンでワイナリー直輸入が始まったという記事を書きましたが、今回のワインは今のところ含まれていません。そちらも期待したいところです。
Date: 2017/0708 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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コンステレーション・ブランズがシュレーダー・セラーズを買収した金額をWine Spectatorが報じています(Exclusive: Constellation Paid $60 Million for Napa Cabernet Star Schrader | News | News & Features | Wine Spectator)。

それによると買収額は6000万ドル(約68億円)。また、コンステレーションは現在のところ、シュレーダーの生産量を増やしたり、オペレーション体制を変えたりする予定はないとのことです。

シュレーダーの生産量は2500〜4000ケースとのこと。仮に5万本として1本200ドルで売ったとすると売り上げは1000万ドル程度になります。一方、シュレーダーがベクストファーから購入するブドウの金額は1トン2万ドルとのこと。原料費だけでも100万ドルくらいかかりそうです。シュレーダーから得られる利益だけで買収額の元を取るのはなかなか大変そうです。

記事では、シュレーダーがほとんどのワインをメーリングリストで販売していることから、その有力な顧客リストの活用があるのではないかとしています。

また、将来はブドウをベクストファーのトカロンからコンステレーションが保有するトカロンのブドウに切り替えたり、ワインの醸造にモンダヴィの設備を使うなどの経費削減があるのではないかとしています。

大手メーカーが高品質少量生産のワイナリーを買収したケースとしては1960年代のイングルヌックが想起されますが、そのときはイングルヌックの名の下に、低品質なワインを作ってブランドを毀損する結果になってしまいました。

今回の買収はどういう結末を迎えるのでしょうか。
Date: 2017/0707 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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インポーターなど約60社が協力して開催するチャリティ・イベント「ワインエイド」が2017年も行われます。

ワインエイド

ワインエイド2017/開催概要

場所は東京・神楽坂のアグネスホテル。
7月28日の19時~21時30分、7月29日17時~19時30分の2回。会費はそれぞれ1万円(税込み)となっています。立食形式で100種類以上のワインが飲めるほか、別途有料でスーパープレミアムなワインをグラスで飲めたり、ワインの福袋販売があったりします。

有料グラスワインや福袋の代金は全額チャリティに回されます。

また、今年は初企画としてレアワインのオークションも行われるとのこと。

元々、2011年の東日本大震災の後、東北の復興のために始まったイベントで、昨年も200万円以上を寄付しています。そのために、各社もうけなしで取り組んでいます。

申込みはこちらから。
ワインエイド2017/申し込みフォーム
Date: 2017/0706 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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サンタ・クルーズ・マウンテンのシャルドネ/ピノ・ノワールの代表的プロデューサーだったヴァーナーが、畑の契約を切られたという話を書いたのが今年の1月でした(なんと!ヴァーナーがサンタ・クルーズ・マウンテンズのワインを打ち切り)。

その後、「ヴァーナーと契約切ったニーリー、自らワイナリー始める」といったことが判明し、とにもかくにもヴァーナーのサンタ・クルーズ・マウンテンのワインは最終章に入りました。

ピノ・ノワールは2013ヴィンテージ、シャルドネは2014ヴィンテージが最終で、そのシャルドネの2014が入ってきています。2014年については3つのブロックをブレンドした「ニーリー」ホーリーズ・キュベは作られなかったとのこと。いろいろな気持ちがそこにはあったのでしょう。

ヴァーナーのシャルドネは、私がこれまで飲んだカリフォルニアのシャルドネの中で、1万円以下ではベストの1つと言い切ってしまいます。また、個人的にはボブ・ヴァーナーさんは今までインタビューしたワインメーカーの中でも不思議に親近感を持った人であり、勝手にすごく親しみを感じていました。


ピノ・ノワールの最終ヴィンテージ2013は、昨年入荷。ごくわずかだけ残っています。通常はピノ・ノワールの単一ブロックはニーリーの名がつくのですが、この年に限ってはすべてヴァーナーとして作られました。
Date: 2017/0706 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ミシュランガイドで有名なタイヤメーカーのミシュランがWine Advocateの株式の40%を取得することが判明しました(Michelin buys 40% of Wine Advocate - Decanter)。

Wine Advocateは、現在のリサ・ペロッティ・ブラウンが編集長の体制になってから、テイスティングやディナーのイベントを積極的に開催しており、そういったイベントではミシュランの星付きレストランがしばしば使われています。

そういった親和性の高さから、ミシュランは大幅な出資に踏み切ったようです。

ミシュランによると、まずはアジアや北米での協力に力を入れていくとのこと。
Date: 2017/0705 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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米国は独立記念日でニュースもないので、今日は手抜きで。ソノマ・コーストにあるハーシュ・ヴィンヤード(Hirsch Vineyard)から見た夏の霧です。太平洋こそ見えないものの、そこから運ばれてきた冷たい空気が霧になります。青空からのグラデーションが美しい。

Looking west, towards the invisible Pacific, hidden under summer fog.

Jasmine Hirschさん(@jasminehirsch)がシェアした投稿 -

Date: 2017/0704 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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今、カリフォルニアで、もっとも注目されているスパークリングワインがマイケル・クルーズ(Michael Cruse)が作るウルトラマリン(Ultramarine)。このブログでも何度か紹介していますが、日本ではごく少量出回るものの常に瞬殺状態。

そのウルトラマリンの別形態といえるのがチャールズ・ハインツ(Charles Heintz)のサブリナ・マリー(Sabrina Marie)スパークリング。

ウルトラマリンのブドウ供給元であるチャールズ・ハインツのブドウを使い、これもマイケル・クルーズが作っています。違いとしては、こちらは澱との接触期間が長いそう。

ウルトラマリン以上にレアなスパークリング。

リンク先も残り1本だけです。

わざわざ記事書く意味あるのかという気もしましたが、こちらのスパークリングについては、書いていなかったので記録のためも含めて。

Date: 2017/0704 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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スタッグス・リープ・ワイン・セラーズのSLV2013が、パリ・テイスティングで1位を取った同ワインの1973年から40周年を記念して、当時のラベルを再現したデザインで出ています。

2013年はナパのカベルネ・ソーヴィニョンとしては、史上最高と言っても過言ではないほどのレベルの高さ。このワインもWine Advocateで95点、Vinousで94点と評価されています。

なお、フラッグシップのCask23の2013年はWine Advocateで99点と、ここのワインとしては過去最高の評価となっています。

Date: 2017/0703 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ロバート・モンダヴィ・カベルネ・ソーヴィニヨン・リザーブの1993年や1996年のものが入って来ています。あのトカロン・ヴィンヤードのブドウももちろん大幅に使われているはずです。

Wine Advocateの評価では、1993年が93、1996年が92。どちらも飲み頃は2025年までとなっていましたから、保存状態に問題がなければ今がかなりいいときではないでしょうか。



Date: 2017/0702 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Advocate誌の231号が発表されました。米国ではソノマのパート3のほか、ワシントン州、ニュヨーク州と3つの記事とレビューが出ています。

ソノマは編集長のリサ・ペロッティ・ブラウンの担当になりましたが、パート3ではわずか85種類だけ取り上げられています。

一番評価が高かったのはスブラジア・ファミリーのカベルネ・ソーヴィニョン ロイヤル・ヒューズ・ヴィンヤード2013の95点。元ベリンジャーのワインメーカーのエド・スブラジアのワイナリーです。なんとなくシャルドネのイメージが強いワイナリーでしたが、今回はカベルネ・ソーヴィニョンが高く評価されました。

あとは、知っているワイナリーも比較的少なく、レビューももう1つぱっとしない感じ。リサのパレートがどのあたりにあるのか、まだつかめない雰囲気があります。

一方、ワシントン州は、先日レビュアーをやめて個人サイトを始めることを発表したジェブ・ダナックのおそらく最後のレポート。こちらは最後だからというのもあるのか、ないのか。100点が4本と割と大盤振る舞いな印象でした。100点を取ったのはカユースのシラー「バイオニック・フロッグ」とシラー「カユーヴ・ヴィンヤード」のいずれも2014年。クィルシーダ・クリークのカベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・ソーヴィニョン「Galitzine Vineyard」の2014年。

クィルシーダ・クリークは久々の100点という感じがします。調べたら2007年以来ですね。Galitzine Vineyardの方は初の100点です。

これだけは日本に該当ヴィンテージが入ってますね。



ニューヨーク州は「ハーマン・J・ウィーマー」のワインなどが高い評価でした。ただ、該当ヴィンテージで日本に入っているものはなさそうでした。
Date: 2017/0701 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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2017年もはや半分終わってしまいました。昨年ナパに行ってから1年。

いろいろやりたいことはあるのですが、ほとんど手がつかず、流されるままに時間が経ってしまったような気がします。
これじゃいかんと思うこともしばしばですが、なかなかきっかけがないと普段と違うことに時間を作るのは難しいですね。

ともあれ、このブログを細く長く(いや、別に太くなってもいいのですが)続けることが最大のミッションではあるので、それだけはいろいろなトラブルがあったにせよ、なんとか実行できたのは義務だけは果たした感じ。

少しでも自分を奮い立たせるため、今年後半、これだけはやりたいということを書いておきます。

・サイトの移転
 これは、今のサービスが9月で契約更新なので、それまでには絶対にやりたいところ。一時のトラブル続きからはマシになりましたが、サポートレベルが以前とは大違いなので、ここを使い続けるのはリスクが高すぎます。
 さっさとやりたいところですが、一度試したサービスではサイトがうまく動かず諦めたこともあり、再度仕切り直しです。実は、ドメイン名もカリフォルニアワインに特化したものに変えようかと思っており、移行の手間を考えると、7月には動き出さないとというところです。サーバーは「さくらインターネット」が日本だと安心感がありそうかなと思っていますがどうでしょうか。

・電子書籍を1冊は出す
 ソノマ編を出してから止まってしまっていますが、セントラル・コースト編にもいいかげん手を付けないと。ただ、その前にカリフォルニアワイン入門(これも3分の1くらいまで書いたまま2年間ほっぽってある)を出したい。少なくとも後者だけは今年中に出したいです。

・試飲会、セミナー参加を増やしたい
 インポーターさんなどの知り合いは少しずつ増えており、試飲会やセミナーへのお呼ばれもちょっとだけ増えてはいますが、まだまだ限られたところなので、もっと声をかけてもらえるよう精進したいと思います。こればかりは他力本願ですが。

ポール・ロバーツ氏
写真はコルギンのポール・ロバーツ氏。特に意味はありません。

あと、先日お台場にビールを飲みに行ったとき、自分主催で久しぶりにワイン会をやるのもいいなあとちょっと思いました。本当はカリフォルニアワインをあまり知らない人向けにやりたいのですが、そうすると人を集めるのが難しいんですよね。そのあたりは悩ましいところ。

書きかけで放ってある数本の記事もいいかげんなんとかしないとなあと思いつつ、今年後半もみなさまよろしくお願いします。