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Date: 2020/0328 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ダックホーンから新しいブランド「ポストマーク」が登場しました。「あれ?」と思う人もいるかもしれません。「ポストマーク」はかつてはダックホーン傘下の「パラダックス」のフラッグシップで、カベルネ・ソーヴィニヨンとジンファンデルのブレンドでした。価格も70ドルしました。

それが今回はダックホーンの中では最も安価なワインとしての再登場。税込みで4000円を切る価格はナパ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンとしてはレアであり、ソノマの契約畑から極めてコスト・パフォーマンスが高いワインを作っているデコイと比べて、プラス1000円弱というのも十分な安さです。

ちなみに米国では実売30ドル強といったところ。為替と税金を考えたらほとんど変わらない価格です。デコイもワイナリー価格で25ドル、実売で20ドルといったところなので同様にかなり安い値付けになっていますが、どちらもとてもお買い得なワイン。

特に3000円台のナパ・カベはこれまで「空白地帯」といってもいいようなところなので、これは要注目です。

Date: 2020/0323 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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スターレーン(Star Lane)はサンタ・バーバラのハッピー・キャニオンにあるワイナリーで、ディアバーグ(Dierberg)という名前でシャルドネやピノ・ノワールも作っています。ブラインドで「オーパス・ワンに勝った」というのがしばしば宣伝文句で使われていますが、オーパス・ワンよりも美味しいかどうかはともかくとして、5000~1万円レンジのカベルネ・ソーヴィニヨンの中で、非常に秀逸なワインの一つであり、コスパも高いのは確かです。柔らかな味わいで万人受けするタイプのカベルネ・ソーヴィニヨンです。ワインを飲み慣れていない人でもわかりやすく美味しいと思えるワインなので、ギフトにも向くと思います。

そのスターレーンの現行ヴィンテージは2016ですが、それより10年近く熟成した2007年のものが少量国内に入荷してきています。蔵出しですから品質的には問題ないはずです。価格は7000円台からと、現行ヴィンテージの5000円台よりはさすがに少し高くなりますが、ちょっと熟成した味わいを比較的手軽に楽しめる貴重なワインです。


現行ヴィンテージはこちら。

Date: 2020/0317 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインあとりえに「シャトー・スーヴェラン」のカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネが入荷しています。どちらも税込み1950円。一時は税込み3000円を超えていましたが、久々の安価でうれしい価格です。

シャトー・スーヴェランは元々ナパのハウエル・マウンテンにリー・ステュアートが開いたワイナリー。「パリスの審判」で赤ワイン1位になったスタッグス・リープ・ワイン・セラーズの創設者であるウォーレン・ウィニアルスキーと、白ワイン1位になったシャトー・モンテレーナの当時のワインメーカー、マイク・ガーギッチが共に修行したワイナリーとしても知られています。「山カベ」のパイオニアでもあったワイナリーですが、その後ソノマのアレキサンダー・ヴァレーに移り、コスパ・リーダーとして名を馳せます。個人的にも25年くらい前に9ドル台で買ったカベルネ・ソーヴィニヨンがむちゃくちゃ美味しくてびっくりしたのを覚えています。

2000年代に入ってからは、ワイナリー(醸造設備やテイスティング・ルームなど)をコッポラに売却して、アスティ・ワイナリーに身を寄せるようになり、一時は名前も「シャトー」を取って「スーヴェラン」と名乗っていました。品質は変わらなくても価格は上がっていき、コスパ的な魅力もやや薄れてきてしまっていたのですが、ここに来て久々の復活となりました。

まとめ買い推奨です。

Date: 2020/0313 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ワイン・スペクテーターで40ドル以下のお薦めナパワインの記事が出ていました。順を追って紹介しましょう。

●グリーン・アンド・レッド ジンファンデル チャイルス・キャニオン・ヴィンヤード2017  27ドル
ナパ・ヴァレーの東の方にあるチャイルス・ヴァレーのワインです。ここはジンファンデルに向いた土壌だとのこと。このワイナリー、以前は日本にも入っていたような気がしますが気のせいでしょうか。

●ウィリアム・ヒル シャルドネ 2017 27ドル
濃厚カリフォルニアワインと食事との見事なマリアージュ」で2016年のワインを飲んでいますが、濃厚で樽のしっかり効いたシャルドネでした。日本の価格も良心的です。


●ホーニッグ ソーヴィニヨン・ブラン ラザフォード・リザーブ 2018 35ドル
ナパでも良心的な価格のワインを作ることで知られているホーニッグのソーヴィニヨン・ブラン。リザーブ版なのでちょっと高級です。


●ルートストック カベルネ・ソーヴィニヨン 2017 25ドル
これは初めて見たかも。

●セコイアグローブ シャルドネ 2018 36ドル
これもかなりリッチなタイプのシャルドネのようです。

●シルヴァラード メルロー クームスヴィル マウント・ジョージ・ヴィンヤード 2016 40ドル
クームスヴィルの記事のときに紹介しましたが、シルバラードはクームスヴィルに力を入れているところの一つです。


●スタッグス・リープ・ワイナリー ソーヴィニヨン・ブラン 2018 30ドル
スタッグス・リープ・ワイン・セラーズではなく「ワイナリー」の方のソーヴィニヨン・ブランです。

●ホール ソーヴィニヨン・ブラン 2018 28ドル
ソーヴィニヨン・ブランはコスパの高いものが多いです。ホールはカベルネ・ソーヴィニヨンが有名ですが、ソーヴィニヨン・ブランもいいです。


●テキストブック メルロー 27ドル
テキストブックも最近取り上げたワイナリーです。お手本のようなワインを作っています。

Date: 2020/0310 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ガロへのブランド移行で当面終売となるブランドの一つがエスタンシア。コスパの高いワインで知られているブランドですが、2700円だったソーヴィニヨン・ブランがなんと1100円になっています。これは安すぎです。


Date: 2020/0310 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ナパで有名な地域というとオークヴィルやラザフォード、スタッグス・リープ・ディストリクトあたりがまず思いつくでしょうか。ただ、このあたりは既にほぼ開発しつくされてしまっていて、新たな畑を作るのはほぼ不可能です。プリチャード・ヒルなど山の方ならば開発できる余地はありそうですが、近年は環境保全がうるさくなっていて、一定以上の斜度の斜面は開発できないなど、なかなか難しくなっています。

また、温暖化が進んでカベルネ・ソーヴィニヨンの適地探しもますます難しくなっていますが、その中で今注目されているのがクームスヴィル(Coomsville)です。ナパの南東端にあり、海から近いため、比較的冷涼ですが、バカ山脈の南端にも当たっており、標高が高いところは比較的温暖でカベルネ・ソーヴィニヨンなどにも向く地域となっています。ここのカベルネ・ソーヴィニヨンはナパの中では比較的果実味が抑えめで、ストラクチャーのあるワインになる傾向があります。

ちなみにシャルドネではコングスガード(Kongsgaard)の「ザ・ジャッジ」の畑がクームスヴィル。カリフォルニア最高のシャルドネを生み出す地域でもあるわけです。

この地域に力を入れているワイナリーの例としては、シルバラード、ファヴィア、ポール・ホブズなどがあります。

メテオールのカベルネ・ソーヴィニヨン2013はパーカー97点の傑作。3月11日まで半額で1万3500円になっています。

シルヴァラードはクームスヴィルに自社畑を持っており、秀逸なカベルネ・ソーヴィニヨンを作っています。

スクリーミング・イーグルなどでワインメーカーを努めた人気のアンディ・エリクソン(最近ではコンステレーション・ブランズのト・カロンの新しいワイナリーのワインメーカーに抜擢されています)の自身のブランドがファヴィア。その本拠地がクームスヴィルにあり、クームスヴィルのワインにも力を入れています。

最後はポール・ホブズ。ナパではベクストファー・ト・カロンなど購入ブドウのワインが中心ですが、クームスヴィルでは自社畑を開発してワインを作っています。価格は高いですが、クオリティも高いです。
Date: 2020/0309 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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昨日の中川ワインの試飲会レポートでも紹介したゴースト・ブロック。ナパのオークヴィルからヨントヴィルにかけて7つの自社畑を持つ実力派ワイナリーです。白ワインもありますが、かなりのレア物。ヨントヴィルの自社畑から作っています。

Date: 2020/0302 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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最初のヴィンテージはものの数日で売り切れてしまったナパ・ハイランズのリザーブ。超一流畑のブドウを使っていて1万円というのはお買い得間違いなしですが、それにしても改めて「ナパ・ハイランズ」の強さを感じました。

2016年のナパ・ハイランズ・リザーブはまだ店頭などにはありますが、すでにインポーターは売り切れ状態。店頭在庫がなくなったらまた1年待ちになるでしょう。