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Date: 2022/0525 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ジョシュ・セラーズ(Josh Cellars)は、ジョセフ・カーのワイナリー。ニューヨークのホテルなどで働き、一念発起して2001年にカリフォルニアに移り、ワイナリーを始めました。最初はナパで高級ワインのジョセフ・カーを立ち上げ、2005年に始めたのがカジュアルなジョシュ・セラーズです。当初のワインメーカーはベテランのトム・ラーソンという人。余談ですが、トム・ラーソンがソノマで営むラーソン・ファミリー・ヴィンヤードは今年3月火事でテイスティング・ルームなどが燃えてしまうという災難にあっています。

2010年ころから売上が伸び始め2015年には100万ケースを造るほどになりました。2019年には11ドル以上のワインの売上高で全米ナンバーワンになっており、2021年にはワイン・エンスージアストのアメリカン・ワイナリー・オブ・ザ・イヤーに選ばれています。

その代表的なワインがカベルネ・ソーヴィニヨンで、2019年のカベルネ・ソーヴィニヨンやバーボン・バレル熟成のカベルネ・ソーヴィニヨンが、17ドルという価格ながらワイン・エンスージアストで91点と高得点を取っています。カベルネ・ソーヴィニヨンは同誌のエディターズ・チョイスにも選ばれており、バーボン・バレル熟成のものも「バーボン・バレル・スタイルのワインの中でベストの一つ」と評価されています。ちなみにこの両ワインに加えて2020年のシャルドネと2020年のジンファンデルが今年のサクラアワードでゴールドに選ばれています。

価格も実売税込みで2000円台前半からですので、今の為替レートではワイナリー価格より安いくらいです。





Date: 2022/0520 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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故ロバート・モンダヴィの次男ティム・モンダヴィが造るコンティニュアム(Continuum)。今やプリチャード・ヒルのみならず、ナパを代表するワインの一つと言ってもいいでしょう。プリチャード・ヒルに畑を買うときには、存命だったロバート・モンダヴィも畑を見に行ってOKを出した、モンダヴィ翁にとっても最後のプロジェクトとなるワイナリーです。カベルネ・フランが3割程度入ることで、濃厚でありながらも軽さやエレガンスを出している素晴らしいワインです。



先日のWINE TO STYLEの試飲会では最新ヴィンテージの2019を試飲しました。カベルネ・フランの比率は37%とこれまでで一番高くなっています。そのためか、これまで以上にエレガンスさが出てきているように感じました。ちなみに、2018年については「モンダヴィ系プレミアムカベルネの頂点 コンティニュアムが格安」の記事でコメントを書いていますが、カベルネ・フランが31%と上がって、よりエレガントになったと、同じようなことを言っていますね。

そういえば、ハーランも2020年以降、スタイルを少し変えてより軽い作りを目指しているということで、ナパのワインのエレガント志向がこれから強くなってくるのかもしれません。

というわけで2019年も非常に素晴らしかったのですが、残念ながら価格は大幅に上がります。希望小売価格4万5000円。今の為替と近年の高評価を考えたら仕方ないですが、きついですね。

2018年はまだ店頭にはいくらか残っており、3万円台で購入できます。はっきり言って、ナパのワインでこのクオリティで3万円前半はバーゲンといってもいいくらいです。円安が解消されない限りはもう難しいかもしれません。今が買い時なのは間違いありません。

ウメムラです。

ノムリエ・ザ・ネットです。

カリフォルニアワインあとりえです。

柳屋です。

Date: 2022/0516 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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サンタ・バーバラでグラン・クリュの畑を選ぶとしたら、確実にその一つに入るのがサンタ・マリア・ヴァレーのビエン・ナシードです。そのビエン・ナシードを開拓したオーナーであるミラー・ファミリーが手掛けるコスパ系ブランドの一つがバラード・レーン(Ballard Lane)。サンタ・バーバラの中でも冷涼から温暖まで多様な気候を持つサンタ・イネズ・ヴァレーでワインを造っています。

先日開催されたアイコニックワイン・ジャパンの試飲会で、コスパの高さで一番目を引いたのがここのワインでした。


ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワール、ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニヨンと5種類いずれも希望小売価格2200円(税抜き)。ワイナリー価格の15ドルと比べても遜色ない、かなり安い値付けになっています。

全種類試飲した中では特にシャルドネとピノ・ノワールが良かったです。シャルドネは樽もしっかり効いたフルボディの作り。そこまではこの価格帯でもほかにも対抗馬がありますが、このワインは特にミネラル感がたっぷり。これは2000円前後のワインではなかなか見られない味わいです。

ピノ・ノワールはプティ・シラーを2%ブレンドしています。ボディは結構しっかりしていて、果実味も豊かですが、これはさらにスパイスの風味が味わえます。プティ・シラーをブレンドした効果でしょうか。2000円前後のピノ・ノワールの中では抜群の出来だと思います。

ヴィンテージはいずれも2018年。非常にコンディションのいい年ですから、そのおかげもあるのでしょう。

ココスです。


Date: 2022/0513 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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プリズナーは今世紀最大のカリフォルニアワインのヒットブランドと言っていいでしょう。創設者のデイブ・フィニーは何の資金も後ろ盾もなくワイン造りを志し、最初はロバート・モンダヴィで働き始めました。次の年になんとかジンファンデルのブドウを調達してワイン造りを始め、2000年に始めたレッド・ブレンド「ザ・プリズナー」が大ヒットします。近年のレッド・ブレンド・ブームはほぼこのブリズナーのヒットにあやかったものと言っていいでしょう。

このワイナリー「オリン・スイフト」から2016年にはプリズナー・ブランドを約300億円でコンステレーション・ブランズに売却、さらにオリン・スイフトもガロに売却しています。プリズナーは今ではナパにテイスティング・ルームもオープンし。大人気ブランドとしての地位を確立、オリン・スイフトも次々にヒット作を造っています。

このプリズナーのワイン、日本ではネット販売が許可されていなかったのが、今回「アンシャックルド」というカベルネ・ソーヴィニヨンが解禁になりました。同時にこれまで6000円台とちょっと割高感があった価格も税込み4000円台半ばに変更、ワイナリー価格26ドル(税抜き)からみて妥当な範囲になりました。

これまでもプリズナーのワイン、ネットに全く出ていなかったわけではないのですが、割高感からこのサイトではほとんど紹介していなかったのですが、今回の値段なら十分ありなワインだと思います。基本的に果実味のしっかりした濃厚系のワインですので、フルーツ爆弾的なワインが好きな方にお薦めします。

しあわせワイン倶楽部です。


カリフォルニアワインあとりえです。

Date: 2022/0511 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ドラジェでナパ・ソノマのワイン3本のセットがお得です。
ナパからはトレフェッセンのメルロー2016。先日別の記事でも紹介していますが通常より2割ほども安い5000円台前半になっているワインです。ドラジェの価格は5280円(税込み)。もう1本ナパからはコスパの高いワインを次々に出しているマイケル・ポザーンの中でも人気の高いアナベラ。単体価格は3135円です。
ソノマからはハウス・オブ・カーズのシャルドネ2019。このワイナリーはあまり知りませんが、ケンダル・ジャクソンのワインメーカーなどを務めてきた人のワイナリーだそうです。単体価格は2990円。
合計すると11,405円のところが9900円と1割以上安く、さらに送料も無料です。実質的に2割くらい安くなっている感じですね。

トレフェッセンのメルローだけでも送料いれたら8000円近くの店もあるくらいですから、かなりお得感はあると思います。


Date: 2022/0505 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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先日「レーヴェンスウッド復活、都光の試飲会から美味しかったワイン」という記事で紹介した「ナパ・バイ・ナパ」。もちろんナパ産のワインですが、インポーター資料では希望小売価格5400円となっていました。それが今、半額セールになっており税込みでも2000円台で買えます。

いかにもナパらしい華やかな味わい。5000円台だとブームになったナパ・ハイランズを初め、強力なライバルも多く、これだけが突出しているとは言えないところですが、2000円台ではナパ産のワインはあまりありません。ナパのワイナリーであってもこの価格帯では他地域のブドウを使っていることがほとんどです。

文句なくお買い得です。

カリフォルニアワインあとりえです。



ドラジェです。



セラー専科です。4本1万円で送料無料。

Date: 2022/0503 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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先日「レーヴェンスウッド復活、都光の試飲会から美味しかったワイン」という記事でも紹介したように、ブランド売却後に途絶えていたレーヴェンスウッド(Ravenswood、レーヴェンズウッド)の輸入が再開されました。ヴィントナーズ・ブレンドとローダイの2つのジンファンデルです。早くも柳屋で販売が始まっています。

ヴィントナーズ・ブレンドは2000円前後のジンファンデルのベンチマーク的といってもいいでしょう。安心して飲めるブランドです。一方のローダイは「カントリー・シリーズ」と呼ぶ1ランク上級のジンファンデル。このシリーズ、以前は他の地域のものも輸入されていましたが、その中でもコスパで抜きん出ていたのがローダイで、今回もそれが選ばれたのは納得です。柳屋では税込み2000円台と安くなっています。

1000円近い価格差がありますが、個人的にはこの2本ならローダイを選びたいところです。複雑さが全然違います。これで2000円台はお買い得でしょう。



Date: 2022/0502 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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トレフェッセン(Trefethen)のメルロー 2016が税込み5000円台前半と、安く入荷しています。コロナの影響によるバックヴィンテージの特別入荷で通常の2割引になっているようです。

トレフェッセンはナパのオーク・ノールにある老舗ワイナリーでパリスの審判の3年後の1979年にはゴーミヨ誌による「ワインオリンピック」でシャルドネ世界一にもなったことがあります。

オーク・ノールに自社畑を持ち、そこで多様な品種を栽培しています。ナパの中では冷涼系のカーネロス、カベルネ・ソーヴィニヨンなど温暖系の品種が中心になるヨントヴィルの間という気候を生かしています。ナパの中ではエレガント系のしみじみ美味しいワインを造るワイナリーです。